フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403618673

感想・レビュー・書評

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  • BLには興味ないが「大奥」が面白かったのでよしながふみ氏に注目している。

    これは白血病でダブってしまった高校生ハルと、彼を取り巻く家族や友人の話。

    暗くして泣かせようって意志は感じられないのにズキンとくる。そんでまたクラスメイトたちの雑談の内容とかがリアル。

  • 最後が。。。

  • 絵柄の割に、人間の醜い部分をむしろ積極的に随所に出してくる漫画。
    それでいてあとくされはさせないのは流石。

  • 2007-00-00

  • 大傑作。あまりに巧みで、ほんとのほんとに登場人物みんなが素晴らしい。特に主人公の姉が最高です。まじで必読だなあと、久々に思った。

  • 完結。続編読みたい。

  • 3巻まで読んでいてまさかこんなラストになるとは思いもよらなかった。切なくてグッとくる最終巻だったけど、読後感は爽やかでした。普通って実は一番難しいのかもな… 辛くても悲しくても笑い飛ばせる仲間がいて、いっぱいいっぱい色んなものを吸収して、キラッキラの時間を過ごしてほしいと思った。感謝、感謝のお借り本。

  • 最後の巻、全体的に盛り上げすぎで、つまんなかったなぁ・・・。こんなに大騒ぎしてるマンガじゃなかったような気がする。すごく好きな作品だっただけにほんと残念。

  • よしながセンセイらしい最後でした。結局この主人公はどうなったのか、漫画家という夢はどこにいったのか。あとは気合いでどうにかということなのでしょうけれど、番外編とかちょっとほしいようなほしくないような。でも、綺麗な終わり方で好きでした。

  • 1巻から一気に読みました。
    私はシゲのだめっぷりが大好きです。オカマじゃないのが残念だったけど、本物の女性だからダメ度が増すし、親近感がわきます。
    主人公が人として成長していく過程だけでなく、まわりの登場人物にもそれぞれストーリーがあって、とても丁寧に作られている感じがしました。

  • このお話はよしながふみ先生作品の中でいちばん好きです!
    普通の高校生たちの日常を描いた作品なんですけど、こうも引き込まれるのは何故でしょう。

    主人公の春太郎くんは元白血病患者で、また再発する可能性もあるわけで(こういう場合は「元」をつけていいのだろうか)
    だけど今は定期的な通院以外は普通の高校生として元気に生きています。
    かたやお姉ちゃんは身体は健康だけど、お仕事で息が詰まってしまっている。
    春太郎のクラスメイトや先生たちも個性的で、でも非現実的ではない、本当にいそうなところがいいんだと思います。

    舞台の高校が二期制だったり、文化祭に劇ばっかりやったりと自分の母校に似ているところが多くてなんだか嬉しくなります。

  • 再読。
    何度読んでも飽きさせない作品。読む歳によって感情移入するキャラクターが違う気がします。
    何一つ大きな変化はないのだけど、希望のあるラストです。

  • なんとまさかの。
    おねーちゃんの気持ちもわかるけど、うーんという気もする。
    家族だからこそのあの場面なのもよくわかる。

  • flower of lifeは「生涯の最盛期」という意味があったり、幾何学模様の名称でもあるらしい。
    大人は大人なりに、子供は子供なりに毎日を生きて悩む。
    そして成長したり後退したりもする。それぞれの変化が愛おしい。
    春太郎のお姉さんの告白からラストまでが少し唐突な気がするが
    余韻の残る素敵なラストだった。
    真島好きな私は少し納得のいかないラストでもあった。

  • ああくそ。なんていい終わり方だ。
    泣くに泣けん。

  • 家族で読めます。
    男女読めます。
    読後、主人公と一緒に自分まで成長した気分になれます。

  • 1~3巻まで白血病の高校生が普通に高校生活を送るのを描いてると思って読んでいた。
    4巻になって、1年以内に再発して死ぬ確率が10%あって、家族がびくびくしていることを知った主人公がもう普通に生きるクラスメートと自分が違うことを実感し、精神的距離、精神的孤独さが描かれていて、すごくいい作品だと思った。

  • 高校生活を送るなかの、ありふれた日常。でもすごいことばっかりなんだけど笑
    学生生活のほんのひとコマ、コメディありシリアスあり。
    さいごに主人公ハル太が一歩踏み出しておわる。
    何かに答えが出るわけじゃないんだけど、よしながふみのこういう作品が大好き。
    優しい気持ちになれる漫画。

  • シゲと真島は恋愛でゴタゴタしたり、磯内さんは尾崎君と付き合ったり。春太郎と三国は漫画家デビューを目指して担当がついたりして頑張る。姉ちゃんは母ちゃんの帰国から慌ててバイトに入り、人間関係で悩んでやめる。そして追い詰められたその口から再発の可能性を突きつけられた春太郎は...みんながちょっと大人になって、学年が上がる春までを描いた物語。

    彼は花の盛りに亡くなった...胸に来る一文だ。タイトルがここでようやく出てくる。白血病になった友人がいるけれど、もう5年は過ぎているけれど、やっぱり今でも体調を崩したりしてて、それがずっと続くのかなと思うと心配。黒髪のハルがなんだか頼もしく見え秘密を持って大人になる...良い未来が待ってるといいね、そう思う。

  • フラワーオブライフの意味が分かる最終巻。

  • 1~4巻完結全部読みました。大奥とかの人。
    西洋骨董洋歌詞店、とかもタイトル聞いたことある気がしました。
    おもしろいんだと思いますが、
    私と相性が良い感じではないのでサラリと。
    普通に生きるのが難しくて泣く、というシーンは
    そうかもねーと思いました。

    関係ないですけど、漫画家だと
    漫画のことかきたくなるんでしょうねーやはり。
    バクマンとかアイアムアヒーローとかもだし、
    普通の世の中に比べて漫画描く人出てくる割合多すぎな気がする。

  • 自分はよしながふみの中でこの作品が一番だと思います。

  • 黒髪のハルも好き。
    内容紹介
    一年間。春太郎は宣言してきた。「俺、隠しごととかキライだから!」そのポリシーのままに、高一ライフを過ごした彼に、事件が起こる。それは。
    ささいな毎日、ちいさな悩み、平凡な学校行事、手が届きそうな夢。ごく普通の高校一年生を、ドラマチックに体験してきた、春太郎とクラスメートの一年間がここにある。
    名手よしながふみが描く、最高の高校生日記、完結!!

  • 鮮やかなラストに拍手!どっかで映像化してほしい。

  • みんなちょっとだけ大人になって、 ちょっとだけ救われて、 ちょっとだけ前に進む。 人生なんて、物語の中みたいに劇的なことばかりじゃないよね。

  •  よしながふみの描く、普通の高校生の話。完結巻。

     やられました。
     今のこの時間に生きていて、よしながふみを読むことができて、感謝です。おかーさん、おとーさん、ありがとーーーー!!
     やっぱり、すごいよ、よしながふみ。天才だ。

     作中に、タイトルの意味がでてくる。
     このあたりが、もう、しびれるぐらい上手い。つか、泣けた。で、さんざん泣いたのに、その後にまたアッパーがきた。
     そして、そこに真島を置くことで、真島をも成長させてしまう。
     これは、高校生の成長の物語なんだ。
     高校1年なんて、自分じゃ成長したかなんてわからない。それを振り返って考えるなら、見えてくるものもあるだろう。けれど、その時間に居ながら微妙な成長を<strong>確かに</strong>伝えてくる技量。
     すごすぎる。
     
     でもって、一応BL作家とされている、よしながふみなんだが、これでは一切その雰囲気を出さない。春太郎と三国くんがじゃれてる所に、Hな雰囲気はない。反対に、滋と真島はエロいけどなww
     そして、女の子たちがいい。
     よしながふみの漫画が、面白いのは、どの人物もきちんと役割があってそれをきちんと果たしているからなんだと思う。多分、リアルの人生がそうであるように。
     うん、人生に端役はない。みんな一人ひとり違っていて、それがいい、とシンプルにそして力強く伝えてくれる。
     最後の、春太郎の顔がとってもとってもいい。

     と、辻、結構好きです、うふ。

     あああ、いいもん読んだ。
     人生、とくしたよぉ。

  • 登場人物がいい。武田さんが好き。
    思春期を思い出す作品。
    三巻までは普通の学園物だと思ってたけど、
    やっぱり作者は上手くって泣かされました。
    春太郎の「俺は普通がいい!普通に恋愛して~」
    で号泣。
    生きるって重いことなんだって思った。

    よしながふみはちょっと敬遠していたけど
    普通の作品は読もうと思った。

  • この物語はハル太が高校に入学した1年を通じて、大人へと一歩足を踏み出すお話だけど、ハル太だけでなく、クラスのみんなも一歩だけ大人になったんだと思った。思ったっていうか、思ったし、思いたい(なんだこの反復…)…いいお話でした(しんみり)個人的に山根さんがひとりクラスにほしい。

  • 普通でいられる幸せ。
    我が身に降りかかれば1割の確立のなんと重たいことだろう。
    物足りないようなラストだけど、これはこれでいいんだろうなあ。

  • 完結。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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