- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404039187
作品紹介・あらすじ
幸福なときが正しくて不幸なときは間違っている-破滅するのは私の自由です。フランソワーズ・サガン。十八歳で『悲しみよこんにちは』を出版し、鮮烈にデビュー。世界的な名声と莫大な印税、洒落たライフスタイル、スポーツカーと大事故、二度の結婚と離婚、ウイスキーと薬物依存、ギャンブルと経済的困窮、そして生涯を捧げた文学への愛。類まれな文学的才能と絶対知性で、エレガントにものごとの本質をつき、偽善のない言葉で人生の真実に迫る「サガン哲学」。サガンの名言・名文たっぷり、優しき香りただよう一冊。
感想・レビュー・書評
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この本を読んだ翌日に『悲しみよこんにちは』を購入して読んだ。
芸術家は子供を愛せないと言い切るのは良くないかもしれないが、自分がいちばん子供で愛されたいのかもしれないと感じた。 -
サガンの人生が興味深すぎて一瞬で読み切ってしまいました。そしてこれからサガンを読み漁る未来が容易に想像できます…
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読み応えあります。ファンならずとも共感する生き方です。おすすめ。
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サガンという人について、サクッと知りたいときに読むのをおすすめする。
ある程度作品を読んでいる人には物足りないかも。
ただ、著者のサガン愛は伝わってくる。 -
もしサガンが生きていたら。この本を読むたびに繰り返し考えずにはいられない。
作品以上に生き方が「作家」だった。それはサガンの人生を貫いた「世間が盲信している物に対する絶えることのない懐疑」であり、物事の本質を見極め続けようとする、純粋さと誠実さだ。
サガンは生涯、自らに誠実に生きようとした。それは自分に正直に生きることに他ならない。そのことによる世間との齟齬や誤解と戦い、時には諦念を抱き、ストイックに自らを鼓舞し続けていたのではないか。
それでいて、自分の作品の評価を異常に気にしたり、常に愛する対象がいなければ精神的に不安定になる。精神薬に頼り続け、破滅的に生きた晩年。人間の弱さも強さも取り繕うことなくむき出しのまま生きた彼女の清廉さを感じる。
そう、もしサガンが生きていたら。
きっと親友になれた。親友のいない私はふとそんな事を思うのだ。 -
ジャケ買いです。
・・・が、買ってよかった。
だって、好きな言葉が載っていたから。 -
サガンは、彼女の生きた時代の象徴だと思う。人との係り合いをすごく大切にした反面、やや刹那的な生き方も垣間見える。
彼女の友達、恋人、家族への思いの言葉はほんとに身にしみる。 -
サガンの強い意識とブレない生き方、
まさに私がなりたい女性像である。芯のある生き方を教えてくれた本。 -
「破壊を受け入れる」という表紙の文字に惹かれた。
サガンという人は全く知らなかった、けれど今回こので出会えた事を嬉しく思っています。
「孤独」これこそ私がずっと考えている人間としての課題だと、改めて確認しました。