絵画の見かた

著者 :
  • 新星出版社
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本棚登録 : 292
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784405071650

感想・レビュー・書評

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  • 西洋美術の楽しみ方を教えてくれる入門書。私は優れた作品を見ても、「うわぁ〜、めっちゃ絵上手いやん!!」くらいのチープな感想しか出てこない人間で、周りの感性豊かな友人たちに引け目を感じていた。この本では、名作たちの超絶技巧を、どこがどうすごいのか、分かりやすく解説してくれて、作品の時代背景も簡潔に示されている。結局、絵画鑑賞の入り口は「めっちゃ絵が上手い!」という点であるということが本書を読んでわかったので、これからはもっと気軽に美術館に足を運んでみよう(笑)

  • 絵画のみかた

    タイトル通り
    画家の技術やメッセージ性を理解する
    ヒントをくれる一冊です。

    読み終わると美術館に行きたくなります。

    ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

    まずは画家たちの超絶技巧について。

    例えば肌のなめらかさや
    髪や毛皮の質感の表現など、
    画家たちのこだわりポイントが解説されます。

    第1章 名画のひみつ
    モナ・リザなど有名絵画約20作品について、
    その作品がどのような状況を描いているのか、
    描かれたモチーフの意味などが、
    解説されています。

    絵画を見てただ「上手だな〜」と思うのではなく、
    様々な背景や画家の思惑に思いを馳せることを
    教えてくれます。


    第2章 名画対決

    同じテーマ(例: 裸婦、ジャポニズムなど)で、
    違う画家の絵が並べられます。

    画家による作風や表現が違いや、
    その違いがどのように生まれているのか、
    それぞれの社会的背景などから解説されます。

  • 色々な視点から絵を見ることができることを教えてくれる。有名な絵ばかりなので、そうだったのか、と目から鱗なこともある。
    2017/9/1

  • 絵はカラーで変型大判の本だけど、ソフトカバーで手に持って読みやすい。出てくる作品は有名作ばかり、国立西洋美術館でも見られる作品がちらほら。手元に置いておきたい本。何気に最後の年表が結構便利でした。

  • 実に勉強になったし、知的興奮を起こしてくれる良書だった。
    絵画に限らず芸術全般を鑑賞するとき、やっぱこういった知識があるのとないのとでは、鑑賞の幅の広さが段違いだよなあと改めて感じた次第。

  • とても良かったです。

    原田マハの『楽園のカンヴァス』を読んだ後、『怖い絵』や他のガイド的なものを読んでも、いまひとつピンとこなかったのだけど、
    これは大変良かった。たぶん全くの門外漢である私にとって良かった…のであって詳しい方々にどうかはわからないけれど。

    マハがタイトルの絵画も見つけ、ひとり勝手に悦に入っていたのでした

著者プロフィール

池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリアンルネサンスを中心とする西洋美術史、文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ―生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞、2007年に開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」では日本側の監修者となった。『錬金術の歴史』(創元社)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『西洋美術史入門』、『西洋美術史入門〈実践編〉』、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩書房)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(東京堂出版)など著書多数。


「2024年 『パリ 華の都の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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