- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406030977
感想・レビュー・書評
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自己肯定感の正しい意味と自己肯定感の大切さをわかりやすくまとめた良書。自信過剰や自己愛過剰、自尊心過剰は問題だけれど、自己肯定感は生きていくために不可欠です。子供に自己肯定感を持ってもらうためには、子供と接する大人たちが自己肯定感の大切さを理解しなくては。
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自分自身が劣等感の塊なので、本書のような自己肯定感が得られたら素晴らしい。
社会が敷いた競争でしか物事が見れない。
自分は相手を打ち負かすことしか考えてこなかった。
逆に努力しない人間にいつも苛立っていた。
それらの原因が自己肯定感の欠如である。
相手に苛立つ感覚も、まるっと全部受け入れられる。
自分が自分であっても大丈夫という感覚を、これから他人との関わりの中で見出していきたい。 -
2012年57冊目。
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自分自身を好きになれず、悩んでいるあなたへ、ぜひ読んでほしい本です。
また、周りに合わせたり、良い人でいたりして疲れたあなたにも。
自分という存在がかけがえのないものだと気付かせてくれます。
教育者として生徒を見つめる場合に、どの様な見方をするべきかも詳しく描かれています。
私にとってかけがえのない本です。 -
競争的自己肯定感⇒共生的自己肯定感。『回復すべきは、感情との生き生きとした接触であり、それを回復することを通じて、現実との接触を回復できる。感情との生き生きとした接触を回復するためには、、感情を生き生きと映し返してくれる存在が必要。その意味でも共感的な人間関係を回復することがとても重要。ところが現実には、受け容れられるために、本心ではない自分を演じなければならない関係に取りまかれている。』心のしくみ、生物学などを用いながら、現代の社会病理と、そこに生きるための知恵と提案を行う。
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20100810
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高速道路に例えられていたことが、あまりにもその通りで、表現の的確さに、そして今の現実というものをとても考えさせられた。今の子どもたちを取り巻く日本の現状。読破後、新たな方向からの視点を感じたような。もやもやが著者のおかげですっきりしたような。自分自身に子どもができた時、また再読したい。そして、全ての大人たちに読んでほしい1冊。
(2007.6.29)