- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406054645
感想・レビュー・書評
-
以前に読んだ小説の舞台が旧ソ連だったが、マルクス主義、共産主義の知識がまったくなかったので何か入門編で分かりやすい本はないかと思い立ち読んでみた。
読んでみた感想としては、思想、哲学、歴史に絶望的に疎い私でも、かなり読みやすい。小難しい哲学だけではなく、マルクス本人の生い立ちも噛み砕いて(たぶん)説明されていたためだろう。また、現代の日本の労働、経済諸問題にマルクスの考え方を照らして考えてみよう、という発想が面白かった。
しかし、今の日本の非正規雇用やワーキングプアのように労働者階級の中にさらに階級が生まれている現状をマルクスは想定していたのだろうか。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
観念論と唯物論
現実世界は変わっているのかいないのか
勘違いされている「革命」
資本主義の改革を積み重ねる
共産主義とは一党独裁の恐怖政治という主義ではない
マルクスの学説の構成は世界観、経済理論と資本主義の経済理論、資本主義の次に生まれる未来社会(社会主義・共産主義)の3つに分類
弁証法
筆者としてマルクス以外の主張
難しいと思う本もおいておけ、読めるようになるよう努力しろ。目標を立てて本を読むといい。→わかる
従軍慰安婦問題、日本はもっと謝罪しろ→??? -
マルクスをかじるには良かった。多少なりとも「資本論、読んでみようかな」とは思った。
でも、著者の主張したい、全然関係ないこと(主に大学生活について。あと一部慰安婦問題)にやたらと文量が割かれていてイライラした。
読んで欲しいターゲットを大学生や自分のゼミ生に仮想して書いているんだろうけど、それ以外の読み手にとってはただの年配者の愚痴と苦言(妄言?)でしかない。
しかも新鮮な「お説教」ならまだしも、定番も定番で「本を読め」とか「忙しいのは充実していること」とかの超ありきたりな中身。
その辺のお説教文章と後段の座談会が全部なくなって、あとがきをちゃんと書いたらもっといい本なのに… -
青年マルクスがその人生をかけて作り上げた資本主義の向こう側。本書は、その思想のほんの一端に、微かに触れることができます。入門書というよりは導入書になるでしょうか。学ぶ事の大切さが熱く語られていて、感銘を受けます。
-
今マルクスは、注目されているらしい。で、学生時代以来、久しぶりにマルクスに触れてみようか、しかし難しいのは、もう頭が受け付けないだろうと思い、わかりやすそうな本書を手にしてみました。
わかりやすかったし、わかったような気がしました。「マルクスってなんなのさ」という時に良いかも。 -
「かじりかた」とあるように、マルクスを学ぶ動機作りになる本。マルクスの共産主義は資本主義からの展開を考える上で必要な考察だと思いました。その上で、現実に共産主義はいまだ存在しないことも理解できました。是非、資本論全集を買って読みたいです。
-
マルクスについての入門書
とても、わかりやすかった