驕る権力、煽るメディア

著者 :
  • 新日本出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406063661

作品紹介・あらすじ

政府・与党の宣伝機関のような「報道」、一方で、命や人権にかかわる大問題は無視し、ヘイトを煽る……。安倍政権下でひどく歪んだメディアのありようを点検したこの4年間の論考を収録。新聞報道からドラマ、バラエティ番組に至るまで、私たちの意識に深く関わるその問題点を丹念に指摘。良識ある報道へのエールも送る。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからして斎藤貴男節、健在という感じ。たまにこういうのを読んでおかないと、どんどん流されていくのが恐ろしい。

  • 読売新聞を毎日熟読している私は「あんまり読売いじめるなよ〜」と笑いながら一気に読んだ。でも著者の方が読売の良いところもよく見ている。目の付け所が鋭い、でもノリだけでなく丁寧。すごく共感できたのは「EU離脱は金融資本保護への絶縁状」「丸山議員の口をただ封じこめるのは良くないやり方」「神奈川新聞の記者が私を主語に記事を書き始めた」「望月記者には他の畑に取られたくない(ジャーナリストでいてほしい)」「日経CISI会議はちゃんと取材した方が良い」「枝野の演説、理路整然として内容も良かった」「監視カメラを防犯カメラと言うな」「佐藤優は公明党に寄り過ぎ」「やすらぎの郷のハッピーはなぜあんな目に?せめて未遂で良かった。ある年齢以上の男性は女性への性暴力を軽く考えていないか」「メディアウオッチ100」「朝ドラ、大河のステマひどい、籾井ズム」「日本スゴイはヘイトと表裏一体」

  • 東2法経図・6F開架:070.21A/Sa25o//K

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに。さまざまな社会問題をテーマに精力的な執筆活動を行っている。『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)で第三回いける本大賞受賞。著書に『日本が壊れていく』(ちくま新書)、『「心」と「国策」の内幕』(ちくま文庫)、『機会不平等』(岩波現代文庫)、『『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)など多数。

「2019年 『カルト資本主義 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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