私の財産告白

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408395821

感想・レビュー・書評

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  • 【引き寄せセミナー】3月度の参考書籍
    何十年経っても古くならない、面白い本

  • |私の財産告白(貧乏征伐と本多式貯金法
    |金の貯め方・殖やし方
    |最も難しい財産の処分法
    |金と世渡り
    |これからの投資鉄則)
    |私の体験社会学(儲かるとき・儲からぬとき
    |儲ける人・儲けさせる人
    |人間的サラリーマン訓
    |人を使うには・人に使われるには
    |平凡人の成功法)

    昔の話で、今みたいに株がお手頃価格で買えることじゃないので、
    山を買った・・・とかデッカイ話もありますが(^^;

  • ずっと読みたかった本多静六さん三部作。やっと!先に読んだ『自分を生かす人生』もあまりによくて、図書館で借りて読んだのにさらに自分で買い直したほど。三部作まずはこちらから。1950年刊。

  • あまり知られていない著者だと思いますし、著作だと思いますが、非常な良書です。
    財産を持つことにのみ固執するマネー本が横行する昨今ですが、一線を画す格式と理性を感じる蓄財の参考書。

    残念なのは、時代背景があまりに今と異なるということ。

  • 教授でもあり、資産家でもあった本田静六氏の手記。
    貯金をして資産を形成したい人は一読の価値あり。

  • 本田氏とは時代は違えど、財産を増やした先人の言葉には説得力があった。「常に社会情勢を見守れ」「勉強の先回り―仕事に追われないで、仕事を追え」Twitterで世間の関心事ベクトルを追えるのを活かさない手はない。

  • 昭和25年ごろ書かれた本。
    東大の教授だった著者が、いかにしてお金をためたのか?と言う方法とその理由を書いた本。

    一番気に入ったのが、給料の1/4を貯金して現在の500万円程度になるまで貯金し、そのお金で株式などに投資をしている事。

    1/4の貯金は苦しいが、そこで耐えたれるかがその後の
    運命の別れ道。

    もっと早く読んでおけばよかったと思う本。
    息子が大学生、社会人になったらプレゼントしたいと思った。

  • この一年、ビジネス書を多く読むようになりましたが、
    正直、お金に関する本は避けてきました。

    成功者(お金持ち)と呼ばれている人たちは、
    企業の経営者に代表されるような人たちのイメージがあり、
    松下幸之助さんのように、哲学的なことを説いている人物の本は
    とても参考にさせていただいていますが、
    自分が実践することはあまりないと思いました。
    (特にお金に関することは…)
    しかし、著者の本多静六さんは大学の教授という
    経歴にもかかわらず、
    なぜ?という思いから、読んでみたい気持ちがわきました。

    共感できる部分が多くありましたが、現在の自分にとって、
    多少実践に移すのに難しいと思われるところもありました。
    また、時をおいて読むと、感じ方が変わりそうです。
    本質をついているその内容から、私の理解力不足を差し引いて、
    ★4とさせていただきます。


    ■私が共感したのは…
    ・健康も大切、教育も大切、
     しかし、世間でその中でも最も大切だと早合点している
     財産だけは全く不用で、
     それよりももっともっと大切なのは、
     一生涯絶えざる、精神向上の気迫、努力奮闘の精神であって、
     これをその生活習慣の中に十分染み込ませることである。
     (P.61)

    ・人生における七転び八起きも、
     つまりは天の与えてくれた一種の気分転換の機会である。
     これを素直に、上手に受け入れるか入れないかで、
     成功不成功の分かれ目となってくる。(P.110)

    ・失敗なきを誇るなかれ、必ず前途に危険あり。
     失敗を悲しむなかれ、失敗は成功の母なり。
     禍を転じて福となさば、必ず前途に堅実なる飛躍がある
     (P.121)

    ・人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
     …すべての人が、おのおのの職業、その仕事に、
     全身全力を打ち込んでかかわり、
     日々のつとめが面白くてたまらぬというところまでくれば、
     それが立派な職業の道楽化である。(P.186)

    ・「天才マイナス努力」には、
     「凡才プラス努力」のほうが必ず勝てる。(P.190)

    ・本当に勉強し、本当に実力を養うもののためには、
     その進むべき門戸はいつも開かれている。
     努力の前に閉ざされた扉は一つもない。(P.193)


    ■私のアクション
    ・本業とは別に、自分の足しになり、
     勉強になることを継続していく。
     (読書であり、そのアウトプットは、そのひとつである。)

    ・自分自身への投資と平行して、貯蓄もしていく。


    著者の本多氏の言葉ではありませんが、
    巻末の解説での岡本吏郎氏による
    読書についての記載が印象的でした。

    読書とは基本的に「共感」という感情を軸に行われる知的作業だ。
    たとえ知識を得ることを目的とした読書でも、
    既存知識や共感といったトリガーがなければ、
    読書という行為は成り立たない。
    したがって、一冊の本を読んだあとに、
    私たちが味わう読後感とは、
    煎じ詰めれば、共感できたか共感できなかったかという感情が
    根元にあるといってよい。(P.212)

    これが読書の本質ですね☆

  • 人生計画の立て方を読んで感銘し、続けざまに読んでみました。感動すらさせられます。
    その生き方に敬礼したくなります。
    冒頭のメッセージに先ずノックアウトされました。
    職業道楽という言葉、素晴らしいですね。

    冒頭メッセージ
    ・金儲けは理屈ではなくて、実際である。計画でなくて、努力である。
     予算でなくて、結果である。
     その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構えの問題となる。
    ・金というのは重宝なものだ。ところが、世の中には、往々間違った考えにとらわれて、
     この人生に最も大切な金を頭から否定してかかる手合いがある。
    ・投資の第一条件は安全確実である。しかしながら、絶対安全をのみ期していては、
     いかなる投資にも、手も足も出ない。だから、絶対安全から比較的安全、
     というところまで歩み寄らねばならぬ。
    ・人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
     富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない。

    構成は、
    1:私の財産告白
      本多氏のお金の貯め方・殖やし方
    2:私の体験社会学
      今までの体験談

    著者のスタンスは、「好景気、楽観時代は思い切った倹約貯蓄」
    「不景気、悲観時代には思い切った投資」というものでした。

    一番感銘を受けた職業道楽という言葉については、以下説明があった。
    職業を道楽化する方法はただ一つ、勉強に存する。努力また努力のほかはない。
    〜 一意専心努力するにおいては、早晩必ずその仕事に面白味が生まれてくるものである。
    〜 なんでもよろしい。仕事を一所懸命にやる。職業を道楽化するまでに打ち込む、これが
    平凡人の自己を大成する唯一の途である。

    〜 職業戦術は、仕事に追われないで、仕事を追うこと。
    今日の仕事を今日片付けるのはもちろん、明日の仕事を今日に、
    明後日の仕事を明日にさらに進んでは今日にもひきつけること。



    んー、深いですね。

  • PP500
    ポイントは、
    ・四分の一貯金:収入の四分の一を天引きで貯金する。
    ・株式投資法:二割で利食い、高騰したときは2倍で半分を利益確定し、残りは適当にする。
    ぐらいかな。
    あとは現在の環境には合わないような気がします。

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著者プロフィール

1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東京大学農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。
1892年(明治25)年、東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。1900年には教授に昇任し、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍するだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。
1927(昭和2)年の定年体感を期に、全財産を匿名で寄附。その後も「人生即努力、努力即幸福」のモットーのもと、戦中戦後を通じて働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残した。
1952(昭和27)年1月、85歳で逝去。

「2023年 『マンガ 本多静六「私の財産告白」 伝説の億万長者に学ぶ貯金と資産の増やし方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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