チーム

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535401

感想・レビュー・書評

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  • ピックアップチームとは、”学生選抜”のこと。意外な視点で描く駅伝小説。小説の出だしが、秋のEKIDEN大会の会場。「みんなの原っぱ」なんかが登場して、思わずニンマリ!?
    同作家による「標なき道」もオススメ。

  • 箱根駅伝、いいねえ。
    それよりもっと泣けるのが予選会。

    力があっても10人のタイムやそれまでの記録で予選落ち。
    そんなエースたちの寄せ集め。ドキドキします。

    思わず学連選抜応援しちゃいます。

  • 箱根駅伝2冊目です。
    面白かったーーー!

    もともとブクログでしった1冊でした。
    「風強」を読んで初めて駅伝を知ったわたしとしては目からうろこ。
    リアル…というか、自分ひとりが早くてもチームが良くなきゃダメで、
    それで自分だけ選抜で選ばれて、でもちょっと複雑で……みたいなとことか
    こういうこと、あるんだろうなーって思うリアルさがありました。

    監督の目線っていうのも凄く面白いなーと思いました。
    選手は4人しかちゃんと描かれないからそれ以外の区間が飛ぶのは
    ちょっと物足りなさもあるんだけど、その分4区間がクッキリ浮きだってていいかも。
    正直え、ここから始まってこの登場人物で1冊やるの?と思ったけど
    ちょうどよかったかなー。あっという間に読めました。

    マラソンに詳しい父が「5区っていうのはドラマがすごくある!」
    と力説してた意味がこれをよんで分かりました^^
    門脇すごくよかった!!感動!
    これ読むともう1度「風強」の箱根を読みたくなります。笑

  • 箱根駅伝学連選抜…!!3年生でアンカー10区を任されたのに襷をゴールまでつなぐことができなかった浦。3年連続区間新をたたき出し、4年連続で区間新を狙う山城。いろんな大学から寄せ集められたランナーたちが作る「チーム」!!!最後は自分のために走れと言われた浦と、最初から自分が最高の走りができればいいという山城。誰かのために走る強さ。結局自分だけのために走る人なんていないんだなぁって改めて思った。まして駅伝だもの。襷をつなぐこと。誰かが待っててくれること。浦が「俺は優秀じゃないけどしつこいんだ」って…いいなぁ〜〜〜。負けを知ってて悔しさを知ってて、たくさんの涙を流してもきっといつかって思う。純粋に駅伝って、チームっていいなぁって思いましたぁ!!駅伝は究極のチーム競技ですよね!

  • 学連選抜チームにスポットを当てているあたりが斬新!寄せ集めチームゆえの強みと弱み両方がうまく描かれている作品だなぁと思いました。特に「自分のために走る事が許される」という最大の強みが魅力かな。そして登場人物がみんなそれぞれの想いを持って箱根に挑む姿が良い。私的には5区の門脇が好きでした。彼のような気持ちは一度や二度は味わった事のあるものだなぁ、と。とにかく、来年の箱根駅伝では選抜チームも応援したくなる1冊。

  • 駅伝小説!
    「風が強く・・」がすんごい自分の中でツボすぎて、ことあるごとにいろんなひとに薦めてたのですが、ある人に
    「風が強く」はうすっぺらい!こっちの方が面白い!熱い!
    って喧嘩を売られたので、なんか悔しかったので読んでみました。

    駅伝小説は「風が強く」以外は読んだことなくて、駅伝もこないだちょっと見たことあるだけなんですが、
    走ってるときの状況とか気持ちとか臨場感があって面白かったです。
    普通のチームじゃなくて、学連選抜っていう寄せ集めチームで箱根を走るってのが、またフクザツでおもしろかった!
    実際にこういう制度があるのかな?あるんだろうなあ
    駅伝って団体競技なのに、走るのはひとりで、でも団体競技で、
    伝統とかOBとか仲間の思いを背負って走ってて
    でも自分のためとか将来とかを考えて走ってて、みたいな
    うーーんおもしろいなあ

    「風が強く」とどっちが面白かったか、って言ったらわたしは断然「風が強く」だけど、これもなかなか面白かった!
    駅伝がリアルに丁寧に描かれてて、10人全員の背景とか感情とかは描いてなくて、数人(4人選手+監督やマネージャーやライバル)に絞ってるのも、すっきりしてていいと思います

    山登りの5区を走った門脇の、ずっと箱根に憧れてたけど、そこまでマジになれなくてへらへらしてた的な、でもずっと闘志は燃えてましたみたいな、照れと恐れの裏返し、5区走るの楽しいよー俺すごいじゃん!はやいじゃん!みたいなのが読んでて面白かった。
    やっぱり怪我をだましだましとか、辛くてがんばって走ってる描写は、わたしも読んでてつらい。笑

    駅伝いいなあ面白いなあ!
    お正月が楽しみです。たのしみたのしみ!

  • 箱根駅伝、学連選抜の物語。
    母校のチームではなく、各大学からの寄せ集めのチーム。
    また、駅伝を見る楽しみが増えた。

  • 箱根駅伝の学連選抜チームのお話。
    三浦しをんの「風が強く吹いている」が好きな人にはオススメです。
    やはりスポーツ者は心がたぎりますね。

  • 箱根の、学連選抜チームのお話。ぞくぞくずる。出来すぎの舞台に、息がつまる。ベタで、さわやかに暑苦しくておもしろい。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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