さくら聖・咲く

著者 : 畠中恵

• 実業之日本社 (2012年8月18日発売)

感想・レビュー・書評

[はたけ次郎さんの感想 · 2012年9月2日]

元大物政治家の事務所で働く聖の就活編　ミステリだけど殺人は無し　選挙絡みのネタありきだけど汚くない

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/09/18]

｢アコギなのかリッパなのか｣の続編が出たんですね、、、1作目が文庫になったから読みたいとは思っているのですが、、、いつになるやら・・・
混迷している政治状況から考えるとタイムリーな出版になるのかな？

[nekonyaa6699さんの感想 · 2013年5月24日]

江戸ものが大半の畠中恵さんの作品の中で唯一（多分）の現代物です。『アコギなのかリッパなのか』の続編で、主人公も同じ佐倉聖くん。引退した大物政治家の事務所の事務員アルバイトの彼は実は父親は行方不明、扶養家族に中学生の弟がいるという勤労大学生。アルバイトなんだけど何でも屋として重宝がられる存在で、その過程で色んな謎を解いていくことになります。オヤジこと大物政治家・大堂、その主催する政治家グループ「風神雷神会」の政治家にもくせ者ぞろいで話がとても面白い！さすが畠中恵です！読後感が爽快なのも畠中恵作品の特徴ですね。現代物でも変わりません。この本から始めても読めますが、できれば前作から読んだ方がいいですね。既に文庫化されていますから、是非手に入れて両方読んで欲しいです。

[kazuho14さんの感想 · 2013年2月16日]

～大物政治家達を相手にしてきた聖の、次の試練は就職活動～
『アコギなのかリッパなのか』に続く、政治事務所事務員 佐倉聖の事件簿2作目です。
今シリーズでは、聖は就職活動中。
大学生、事務員と二足のわらじで、ただでも忙しい聖が、就職活動で、さらに大忙し。
そんな聖の元に、受けてもいない会社からの内定通知が5通も舞い込む！
くせ者だらけの政治の世界を離れておカタイ就職を目指す聖の選んだ結論は？
もちろん、オヤジこと大洞や小夜子、加納、小原と、前作のメンバーも活躍。

このシリーズは本当に面白い！
ちょっと選挙ボランティアにでも参加して、政治の世界を覗いてみようかな、なんて思ってしまいます。
早く3作目が出ないかなー。

[yukitorさんの感想 · 2012年12月16日]

大好きなシリーズです。
政治に興味がわきます。政治家がこんな人ばかりならいいのに
っていうかこんな人いるのかなぁ？

[もでーん カピバラさんさんの感想 · 2012年10月27日]

ついに大学卒業まで残すところあと少し!!

聖は堅実な民間企業へ勤めるため就活を続けるが何かと事件に巻き込まれる。

一難去ってまた一難。

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第１回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」