一〇〇歳が聞く一〇〇歳の話

  • 実業之日本社
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本棚登録 : 31
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536767

作品紹介・あらすじ

何歳になっても、可能性は無限大。生涯現役で活躍する美術家たちの、人生哲学から健康法まで。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史的出来事が人生の一イベント、経験の一つとして語れるのは長生きしてきたからこそだなあと思った。大人になるにつれ感性は劣るものとか言うけれど、ここに書かれた人たちの感性は、とても洗練されて年齢分の凄みを持ったものだった。

  • 日曜美術館のアートシーンで、画家のアトリエシリーズが放送されている。入江一子さんのアトリエの放送を見る機会があった。
    放送された時には、既に満100歳。
    すごく創作意欲が湧いてくるという。
    一方で、体力を消耗しない様に、1時間創作活動をすると1時間睡眠をとっていた。
    4年前の放送で、今どうされているか?
    番組のスタッフ、ディレクターだったが、電話すると
    現在104歳で、お元気に創作活動を続けておられる
    との事。
    すごいこの創作意欲はどこから来るのか。
    素晴らしいと思う。

    本書は、日野原重明さんが、ご存命の時のインタビューだ。

    創作意欲あるいは執着心に、どこまで身体が付き合ってくれるのか。

    このインタビューでその一端が、聞き出せていると思う。

  • 人が歴史を作るのか、歴史が人を作るのか。
    人が言葉を作るのか、言葉が人を作るのか。
    人を超えた何かは存在するのか。
    芸術とは何だろう。
    考えさせられることは多い。

  • 2016/02/12-4/16
    ①日野原重明氏と日本画家の高山辰雄氏の対談に「カゲロウは成虫になったらたかだか一日の命だがその中に、学校に行ったり会社に行ったり子供を産んだり老後を送ったりがつまっている。人間の人生もたかだかしれている。」「年をとると何を見ても新鮮に感じる。」「昔はもっと薄っぺらなものに見えていたが、だんだんと深く味わえるようになってきた。」

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著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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