硝子の塔の殺人

著者 :
  • 実業之日本社
4.03
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537870

感想・レビュー・書評

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  • 一気読み。山奥に建てられた「硝子館」で起こる連続殺人事件。そしてお約束の雪山に閉じ込められるクローズドサークル。最初から『第一の犯人』は提示されつつ、繰り広げられる密室殺人劇。ミステリファンにとって大好物ばかり笑
    どういう結末で終わるのかと思ったけど、最後はそういうオチかーと。
    とりあえず、作中に出てくる作品がいろいろと気になりました。もう一度綾辻行人さんの作品を読みたくなったなぁ。

  • 知念さんの本格ミステリ愛が全編にあふれていて“本気度”がひしひしと感じられる力作。ファンの心をくすぐる蘊蓄や小ネタ満載で、古今東西の名作も数々引き合いに出されるが、「館シリーズ」の扱い方には思わず唸ってしまった。もちろんストーリーもよく練られていてフェアな謎解きを堪能。挑戦を受けた読者としての“正解率”は50%くらい。これまで読んだ氏の作品の中で一番読み応えがあった。

  • 「これを超える本格派は今後出ない」
    そんな文面に惹かれ一気に読破しましたが…面白かった以外の感想が出てきません。
    ネタバレになるので詳しく記載出来ませんが、途中がっかりくる描写があります。そこから冷めた目で本作を読み進めていたのですが…まさか読者のそんな気持ちまでも上手く作品に昇華させる手法を用いてくるとは…度肝を抜かれました。

    作中に古今東西、あらゆるミステリーの名作が散りばめられており、それらを読破済の方なら恐らくより一層本作を楽しめるでしょう。
    大半未読ですが、そんな私でも楽しめました。

  • 最近ミステリー小説にハマり、SNSなどで評判の高いこの作品を読みました。初心者でも分かるくらい素晴らしい圧巻の作品でした。
    作中、多数のミステリー作家・作品名が出て来たため「次はこの作品を読んでみたい!」と思えたのも個人的にはよかったです。

    • アールグレイさん
      こんにちは♪
      読ませて頂きました♪
      先日あのようなことを言ってしまい、失礼だったかと気になっていました。
      初めてのレビューではないでしょうか...
      こんにちは♪
      読ませて頂きました♪
      先日あのようなことを言ってしまい、失礼だったかと気になっていました。
      初めてのレビューではないでしょうか。
      よかった~と思っています。
      ミステリーが好きなのですか?私が最近読んだ中では「白鳥とコウモリ」がよかったです。
      知念実希人さん、医療ものは苦手です。ブクログに入る前も多分読んでいないと思います。
      次は何を読むのかな?
      私は、青山美智子さんの、鎌倉うずまき案内所。道尾秀介さんの雷神のあとなので、ゆったりと読んでいます。
      では、フォローさせて頂きますね!
      (o゜▽゜)o
      2021/09/22
    • アールグレイさん
      タイムラインに流れていますね!
      自分のことのように嬉しいです!いいねって増えるといいですね!\(^_^)/
      タイムラインに流れていますね!
      自分のことのように嬉しいです!いいねって増えるといいですね!\(^_^)/
      2021/09/22
    • hanaさん
      フォローありがとうございます
      初めてのレビュー緊張しましたが、ゆうママさんとこうやってお話出来てよかったです。
      ミステリーは本当に最近読み始...
      フォローありがとうございます
      初めてのレビュー緊張しましたが、ゆうママさんとこうやってお話出来てよかったです。
      ミステリーは本当に最近読み始めたばかりで、普段はどちらかと言うと癒されるような小説が好きです。
      白鳥とコウモリもチェックしてみます(*^^*)
      2021/09/22
  • ねぇ、なにコレ最高過ぎません?(呆然)

    知念実希人作品を読む度に「今まで読んだ中で一番!」を更新し続けてきたけれど、今度こそ本当にコレが史上最高傑作‼︎

    デビュー10年に相応しい本格ミステリ愛に溢れた本格ミステリ‼︎

    硝子のように煌めく才能、
    雪のように降り注ぐミステリ愛。

    『硝子の塔の殺人』は間違いなくミステリ界に聳え立つ愛の塔です。

    それは名だたるミステリ作家やその作品を支柱に構え、
    ミステリファンの心をくすぐりつつ、
    ミステリ初心者を引き込むミステリホイホイ‼︎
    足を踏み入れたら最後、作中に出た小説を読み漁り、きっともうその沼から抜け出せない。

    ミステリビギナーさん気をつけて。
    コレはミステリ好きまっしぐらのクローズドサークルです‼︎

  • 本格ミステリマニアによる本格ミステリ好きのための本格ミステリ~な一冊。
    オタクってことで。

    シチュエーションは館シリーズ。
    まさかの『中村青司』氏の名前が出たところでは思わず仰け反ってしまった。

    硝子の豪勢な館を山奥に建造した科学者、執事、メイドだけでなく医師、元刑事、編集者、霊能力者等を登場人物に配し、クローズドサークルを作ってしまうあたりに作者の並々ならぬ心意気とユーモア(?)サービス精神が伺われる。
    序盤は倒叙法?と思わせておいて実は!という構成にびっくり。もっとも最初からもっとある何かあると思っていたのでその展開には満足。
    知念さん、これまでもビックリさせられたことありますのが、これまでになく楽しんで本に向かわせて頂きました。感謝。

  • この本を読んだきっかけは友人がおすすめしてくれたからでした。

    これまでミステリーはあんまり読んでこなかったので正直舐めて読み始めたけど凄かった。

    あらすじは個性的な6人が硝子の塔に招待されてそこで事件が起き、名探偵とその助手が事件を解決してゆくというありきたりと言えばありきたりなストーリー。

    ただその2人の掛け合いといい名探偵のキャラが良すぎて(個人的に大好き)

    そして後半のどとうの展開にワクワクが止まらない

    私が飯の時間すら削って11時間かけて読んだ超大作

    この作品以上の物語りはでてくるのかと心配になってくる程の作品でした

  • Audibleにて。途中で犯人がわかってしまって、あぁやっぱりねと思ってしまった。
    みんなの評価は良いのになぜ楽しめなかったんだろう。Audibleだからなのか?

  • これこそ「衝撃のラスト」ですね!

    前半、少し冗長なところ(主人公がミステリートリビアを話し続ける)があったが、終盤は一気読みで、いつのまにか日付変更線を超えていた。。

  • これまでミステリーをほとんど読んでこなかったので知識不足で「本当ならもっと楽しめたんだろうな」と思う部分が多くて悔しい。他の作品が絡んだりオマージュやメタ発言があったりすると楽しいよね。ただ、知識がなくても何度も物語がひっくり返るので面白い。登場人物の推理を読むたびに、そういう方法もあるのか、そういうことができるのか、と楽しかった。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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