図書室のはこぶね

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 165
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537993

感想・レビュー・書評

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  • 高校の体育祭を思い出して懐かしくなりました。
    青春だなぁ、と。

    読みやすい文章で読書初心者にもサクッと読めてよかったです

  • 久しぶりに、ぐっとくる本に出会えました。たった1週間の出来事ですが、10年前の出来事と交錯し、謎解きが気になり、一気に読みました。本の中に出てくる「飛ぶ教室」をもう一度読みたくなりました。

  • 高校の図書室に10年ぶりに返却された本。
    その謎をめぐり、花音は奔走する。

  • 方舟というキーワードをうまく使ってる。
    よくある話のようだけど、
    現代の問題に一発かまそうとしているのが分かる。

  • 体育祭を前にした、高校生のミステリー。
    さわやかな青春小説だけじゃなくて、
    心がざらつく、リアル高校生事情も描かれている。
    しっかり前を向こうとしていられたのは、こんな背景があったのか・・・と

    学校図書室って、いいね。

    逃げ場になるんだよね。保健室よりも、ハードルが低いんじゃないかな。

    最後は名取さんらしくブックリストもあり。
    「飛ぶ教室」が鍵になっているところが、
    児童文学好きとしては感涙もの。
    読み始めたときは、そこで、鼻白んだくせにw

  • 一冊の本と10年前の出来事をめぐるミステリー。ミステリーだけど文章が柔らかくてどんどん読めた。出てくるキャラクターが魅力的で最後まで楽しめた。
    「みんなが楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」
    誰も置いてけぼりにしない仕組みを作るのは大変だけど大事にしたいね。

  • はじめはつまらないなと思いながら読んでいたけれど、途中からこの物語に引き込まれた。

    10年前のみんなの想いには泣けた。
    みんなが楽しめるってすごく大事だ。

  • 江森蛍も生徒会長も凛々しい女の子で素敵だ。

  • いやあ、なかなかに面白かった。土曜のダンス、土ダンや図書室を中心に描く学生たちのハートフルストーリー。なかなか深いテーマもあり、登場人物も個性が際立っていていい。人におすすめしたい一冊。

  • 高校を舞台にした濃密な1週間。

    ミステリーでもあるし
    青春小説でもあるし
    実際の本の紹介もあるし
    色々と問題提起な部分もあって
    様々な要素があるなぁと感じました。

    最初の方はあまり面白いと思えず
    挫折しそうになったけど
    途中から面白くなって、そこからは一気読み。

    物語の中で紹介された本が
    巻末にまとめられてるの良かった!

    「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」と「火星の話」を読んでみたくなりました。

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著者プロフィール

名取 佐和子(なとり・さわこ):兵庫県生まれ、明治大学卒業。ゲーム会社勤務の後に独立し、2010年『交番の夜』で小説家デビュー。著書に『ペンギン鉄道 なくしもの係』(第5回エキナカ書店大賞受賞)シリーズ、『金曜日の本屋さん』シリーズ、『シェアハウスかざみどり』『江の島ねこもり食堂』『逃がし屋トナカイ』『寄席わらしの晩ごはん』『七里ヶ浜の姉妹』『ひねもすなむなむ』『図書室のはこぶね』(京都府私立学校図書館協議会司書部会「中高生におすすめする司書のイチオシ本2022年度版」第6位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2022」第8位、うつのみや大賞2023第4位)ほか多数。

「2023年 『文庫旅館で待つ本は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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