うさぎの町の殺人

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 443
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408538150

感想・レビュー・書評

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  • かなり早い段階で犯人や二本線の男もわかってしまいましたが、最後まで楽しめました。
    公安ってほんとにこんな活動してるんかな・・

  • 98謀略ものと知らず読んだが、種明かしが最後の数ページでこれまでの展開との連続性が感じられず、ただただ不気味なお話しでした。この作者の明日の官僚は面白かったけど。

  • うさぎがたくさん住む「うさぎ町」で起きた大学生連続自殺事件と一人娘の失踪事件。父親はその真相を探るべく調査していくが…

    最初から「この人怪しい」っていうフラグは立ってるけど、真相はなかなかに驚きだったというか。本当にそういう組織(というかそういう仕事)についている人いるのかな…

  • 立て続けに起きる謎の自殺事件。その真相とはいかに。
    悪くない小説なのだが、話の膨らませ方が少し強引過ぎる印象が強くあった。サスペンス描写などは真に迫っておりなかなかのものだっただけに残念だった。

  • 容赦なく人が死んでいく。
    それも大学生の連続自殺とくれば只事ではない。

    物語の舞台は山間にあるニュータウン「三浦半島二子山ピープルタウン」。
    うさぎが多く棲息する事から「うさぎが丘」と呼ばれている。

    この町に越して来た黒田茂と葵の父娘は危険な目に合いながらも、町に隠された秘密に迫っていく。

    閉鎖的コミュニティが齎した対立的な事だろうと読み進めると、何やら壮大な犯罪の香りがして来る。

    黒幕の予想が付き、余裕をかましている所に終盤の二転三転。
    そして思いがけない真相に愕然。

    作者の手のひらで踊らされ、自分の詰めの甘さを知る。

  • 犯人は簡単に予想つくが、そこではないと書かれたはず。

  • 期待し過ぎたのか…?今ひとつでした。

  • この小説は一気読み必至だ。
    息を吐く暇も与えないスリリングな展開の連続。想像を超えるまさかの。。。
    今年一番の私のおすすめかもしれない。

  • 山間のニュータウン、通称「うさぎが丘」。国道を境に「道上」「道下」と呼ばれる新旧住民の対立が見られる町に越してきた黒田父娘。学生の自殺が相次いだ後、彼らと交流のあった娘までが失踪してしまい、黒田は「町の秘密」に迫ることにする。不穏な空気の溢れるスリリングなミステリです。
    新旧住民の対立がある町、というだけで充分に不穏ですが。冒頭からして謎の組織が絡んでいそうだったり、学生たちが見つけた「見てはならないもの」がいったい何なのかとか、不安要素がてんこ盛り。そんな中で起こる失踪事件、さらに相次ぐ事件に息をつく暇がありませんでした。うさぎの愛らしさも、慰めにもなりやしない(苦笑)。
    終盤になるとなんとなーく犯人は分かったし、真相らしきものは見えてきましたが。しかしここまでは見抜けなかったなあ、という印象。ぞっとさせられるものが残ります。

  • 読みやすく、先が気になり一気読み。町の分断、相次ぐ自殺者、消えた娘、おかしなカルト集団、焼け死ぬ有力者、発癌率が異常に高い住人、見てはいけないものとは?しかし人が死にすぎでは??
    序盤に身分を変えさせられた人。まさか2人いたとは。公安という仕事の闇を感じる…

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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