怪談刑事

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 180
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408538549

感想・レビュー・書評

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  • 展開が面白い一冊。

    呪いや心霊で未解決になった事件を追う「第二種未解決事件整理係」に転属、そして愛娘の怪談師彼氏と初対面というダブルショック状態に陥ったベテランの只倉刑事が不可思議な事件の真相を追う怪談ミステリ。

    何が何でも怪談にしたくない只倉刑事と何が何でも怪談にしたい怪談師彼氏との攻防戦は笑いだらけ。
    なのになるほど納得の展開で読ませてくれ、最後の〆まで面白い。

    そして怪談師たちとの対決からまさかの意外な展開で更に盛り上げてくれちゃうなんて。

    まだまだ観ていたい二人の怪談劇。

    お義父さん、いい怪談刑事になりそう。

  • おもしろかった!
    是非ともシリーズ化を!
    怪談めいた未解決事件を再調査する部署に転属された刑事の只倉さんは
    心霊否定派で娘と交際している
    怪談師の炎月が気にくわない。
    掛け合いもおもしろいし、
    呪われ係の面々もおもしろいし、
    未解決な不思議な事件も解決して
    しまうし、
    痛快でした!

  • 55歳になった警視庁のベテラン刑事が警察庁へ転属になった。「第二種未解決事件整理係」通称「呪われ係」。怪談とか怪奇現象とか信じない刑事と「怪談師」を生業とする娘の恋人の織り成す本格ミステリ!? 本格ドタバタミステリ!! 不可解すぎる事象の為、未解決となった事件を掘り起こし真実を追求してゆくが、事件の最後はいつも微妙にホラー。表紙の絵も何故か昭和テイスト漂う微妙な感じ、大好きです。これは絶対、続きあるよねというかあってほしい。とにかく面白かった。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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