疾風ロンド (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 11218
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551487

感想・レビュー・書評

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  • 第1作の登場人物出てきて面白かった

  • 大学の研究室から生物兵器を盗み出した犯人が、不特定多数の人間を人質に身代金を要求する。
    しかもスキー場の雪山に生物兵器を埋めた犯人が交通事故で死んでしまうというアクシデント。
    生物兵器を秘密裏に回収を命じられた研究員は頼りない中年男。
    話の展開はゲレンデを滑走するようにスピーディーで一気に読み終えてしまった。
    さすが東野圭吾氏。読者を最後まで飽きさせない。

  • Theどんでん返しの小説という感じ。ミステリーだけど、怖くないから、夜読んでも大丈夫。
    最後も、この先はどうなるのかと気になる終わり方だった。

  • スキー場シリーズの第二弾です。
    根津さんの新しい職場でまたまた事件。
    仕掛けた犯人があっさり事故死してしまうという出だし。
    栗林が上司の指示で埋められた生物兵器の捜索に息子の秀人とスキー場に向かいます。
    もう脳内は自分もゲレンデにいる気分でした。
    最後は思わずクスッと笑ってしまいました。
    面白かったです。

  • 最後が痛快すぎー。

    解凍が進んだ冷凍のフランクフルトを
    偽造パスポート作って国外に持ち出そうとした女ww

    この女性目線の本もあったら面白いかも。

  • スキー場シリーズ 2作目

    1作目同様テンポよく進んでいくから中弛みもせずスラスラ

    内容も同じく軽く感じてとくに驚きもなく。
    でもだからといって今作も面白くないわけでもなかった

    最後の容器の中身はおもしろかった(笑)

  • やっぱり警察に届け出たかな
    子供の前で悪い事はできない

  • 白銀ジャックでは根津の活躍だったが、今回は女性スノーボーダーの活躍だった。
    スノボしながらチャンバラできるか?と思ったが、大会で優勝するレベルならできるかと思った。

  • 一気読み。雪上でのチャンバラしながらのチェイスの疾走感!!ハラハラドキドキ。

    でもワクチンて言われただけの根津さんがあんな必死に協力してるところちょっと違和感。。物凄く正義感強くて良い人なのはわかるけどピンクの女の子を探す執念さはそこまでやれるか!?なんか知ってないとここまでやれんよなという感じになってしまった。

  • 面白くて駆け抜けた!!
    スキー場を舞台にしたサスペンス?というよりエンタメ?ドキドキともやもやと笑いありって感じ。

    スピード感かなりあってさらっと読み終えた。

    最後の終わり方にも満足。

  • 最後まで手を緩ませない娯楽小説である。
    盗まれた生物兵器を雪山に埋めた。しかし犯人は事故死してしまう。その行方やいかに。
    スキー場が舞台となり、手に汗握るサスペンスあり、疾走感あり、コミカル要素ありと肩の力を抜いて楽しめる作品となっている。

  • 序盤から犯人が事故死するという予想外な展開でした。オチも完全に予想外だったのでとても楽しめました。お気に入りのシーンは、滑りながらチャンバラを行うシーンです。想像して「そんなことあるか?」と思い、電車の中で笑いそうでした。

    私は、読書慣れしていないのですが、雪山シリーズで共通して出てくる人物やお店があるので、全部読むと背景の時間の流れも感じらで楽しめました。

  • さすが東野作品。あっと言う間に読み終わってしまいました。本当に彼の作品は読みやすいし、面白くてグググッと引き込まれるので、途中でやめることがなかなか難しくて寝る間も惜しんで一気に読んでしまいます。これも然り。ただ、この作品に関して言えば最後だけがちょっと・・・。チャンチャン!って感じ(どういう感じ?)の終わり方で、そこだけがちょっと拍子抜けでした。始まりは深刻な感じなのに、全体のバランスが微妙な気がしました。とは言ってもやっぱり東野作品。面白いものは面白いんですけどね。
    (2023/10/8、他の読書管理サイトからお引越し。レビューは読了日に記録。)

  • 再読の様な気がしたのは、環境設定が白銀ジャックに似ているかな?

  • タイトルにあるように、疾走感のあるテンポのいい作品。エンタメに100%舵を切った作品で、読書が苦手な人でも楽しんで読むことができると思う。実際、400ページあるにもかかわらず自分はほぼ1日で読みきってしまった。東野圭吾さんの作品は本当に読みやすい。

    特に面白かったシーンは中年の主人公がみんなからちょいちょいバカにされているシーン。東野圭吾さんといえばガリレオシリーズをはじめ、いわゆるお堅い小説のイメージもあるけど、本作のようにちょっとコメディっぽい作品もけっこうあるので本当に筆力の高い作家さんだなあと感心させられる。
    というわけで、文句なしで☆5つ。

  • 白銀ジャックの方が疾走感があったように思いました。けれど父子の関係の変化の描写や淡い青春の描写などはこちらの方が好み。
    私のやってきたことは自粛しないといけないものだったと気付かされた というような言葉が印象的でした。

  • 密かに研究していた化学兵器が盜まれ、それを探す話。とてもポップでコミカルに書かれているため、ことのテーマに反し、あまり緊張感はない。しかし、コメディ映画を見ているようで気軽に物語を進めることができる。軽い気持ちでミステリー物を読みたいときにおすすめです!

  • 先月読んだ恋のゴンドラに続き東野作品のゲレンデシリーズ2冊目。
    スキー場に隠された病原菌を探そうと奮闘する話。
    現実にもいそうな冴えないが憎めない主人公と、見事なまでに保身しか考えていない所長など、登場人物のキャラクターが絶妙で良かった!
    ラストのオチ、病原菌のすり替えの動機が息子が父親を説得するというものであったのは良かったし、したたかな折口姉のまぬけな捕まり方は笑えて最後まで読んだ価値があるなと思った。
    ご都合主義にはなるが、最後自由すぎる所長になにか起きて少しスカッと感じたかった。

    千晶と折口弟のバトルシーンや登場人物の滑走シーンなどは映画化が目的かな思うような尺の取り方でそこがイマイチだった。(後からレビューを見たら作者はウィンタースポーツが大好きなようで納得)
    私自身ウィンタースポーツがもっと好きだったらハマったのかも。

    言葉は優しく、行動は正義感が溢れるがクールさのある根津のファンになったのでゲレンデシリーズの残り2冊も読みたい。

  • 東野圭吾作品としては珍しく中身が希薄だった。ちょっとした娯楽的な内容。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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