仇敵 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552842

感想・レビュー・書評

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  • 池井戸潤が読みたい!!!

    って思って読んだ一冊なので、、、、
    池井戸潤節が足りなかったように感じたかも、、、、

    あの、倍返しだ!の熱意があまり感じられない温厚な銀行員が主役だったので、悪い奴も悪いやつだけど生ぬるかったなぁ、、、

    もっともっといじめ抜いてほしかったなぁ。笑笑

    それからの大逆転劇がとてつもなく好きだったので、優しい好々爺のような主人公キャラがちょっと物足りなかった、、、

    しかも、ずーっとじーさんなんだろーなーって思ってたら40代そこそこで、こんなじじむさいひとがわたしと同じくらい!?

    っていう衝撃もあった、、、、、

    40代ってこんな!?

    池井戸潤の本初めてなら絶対おススメしない一冊。

    これでは池井戸潤の良さ伝わらない!!!!

  • 池井戸潤にしてはまあまあ。
    ラストがあまりにあっさりしすぎてて、これまで読んできたハラハラ感・下剋上感を回収しきれてなかったと思います。

  • 本来なら他行の内情がこれほど出るとは思われないが、展開としては面白い。

  • 面白かったけど人が死に過ぎに思いました。
    ラストは少し呆気なかったかな。

  • 半沢ライクな銀行員サスペンス。
    人がホイホイ死ぬのでちょっとリアリティに欠けますかね。

    でも池井戸さんお得意のスカッと悪を成敗!でスッキリ爽快な気分になれます。
    欲を言えば成敗された悪たちのその後をもっと詳しく書いてほしかったな。
    あと峰岸のその後がグレーなままのような気が…(続編に期待?!)

  • 元エリート銀行員で現在庶務行員の主人公が、不正に立ち向かっていく痛快小説。

  • 8編から成る金融ミステリー連作短編集。主人公・恋窪商太郎は大手都銀東京首都銀行で企画部次長の地位にまで登りつめながら、ある役員の不正融資を暴こうとしたため、逆に卑劣な策謀をしかけられ、辞職を余儀なくされる。そして現在は弱小の東都南銀行武蔵小杉支店の庶務行員となり、雑役に従事していた。
    そんな恋窪が武蔵小杉支店の若手融資マン・松木の相談に乗り、経験を活かしながら一つずつ解決、やがて、自分を陥れた敵との闘いに再び足を踏み入れていく。
    スリリングなアクション小説の要素もあるが、なにより銀行融資の過程や手形取引など一般人がなかなか知り得ない世界を垣間見れるのがこの本の魅力だろう。ただ、専門的ですっと理解できない要素があったのも事実。また、硬派でバイオレンスを楽しめる半面、繊細な心の機微の描写、艶っぽい場面など、張り詰めた展開の中にちょっとしたアクセントの要素もあればさらに良かったと思う。

  • この話の前の話もいつか読めたら。

  • 2021/12/18

  • 過去の経験や恨みから、不正を許さず正義のために尽くす主人公:恋窪の姿は、ややハードすぎて、「銀行員なのにコナンなの??」とも思った。顧客情報漏洩も甚だしい。最初のほうの短編は、やや腑に落ちないまま話が終わったり、初期の作品らしいといえばそう思う。

    とはいえ、「貸すも親切、貸さぬも親切」の言葉や、恋窪の正義を貫き信頼ある関係を構築しようとする姿勢は、見習いたいし、そうあるべきだと思った。
     

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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