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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408554006
感想・レビュー・書評
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書店で見つけたときは二度見、いや三度見しましたとも、ええ。もしも内容がとんでもないレベルだったらどうしようと心配しながら読み進めたところ、タイトルに偽りなしのくだらなさ(最上級の誉め言葉)で心の中で何度ツッコミをいれたことか知れません。
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花房観音『半乳捕物帳』実業之日本社文庫。
確かに漫画的。著者が『謝辞にかえて』で語っているように、冗談のような連作艶笑時代小説である。半七ならぬ、半乳こと神田の岡っ引きの娘お七が江戸の事件を解決する。
花房観音が元々は漫画家志望で、このような面白エロ可笑しい作品を書く作家だとは思わなかった。
それにしても、江戸の定廻り同心の片山兵衛の情けないこと。
『一、半乳登場の巻 』『二、吉原初恋の巻 』『三、色男坊主の巻 』『四、大奥潜入の巻 』『五、江戸城騒乱の巻』の5編を収録。