半乳捕物帳 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.20
  • (0)
  • (4)
  • (5)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 40
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408554006

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 書店で見つけたときは二度見、いや三度見しましたとも、ええ。もしも内容がとんでもないレベルだったらどうしようと心配しながら読み進めたところ、タイトルに偽りなしのくだらなさ(最上級の誉め言葉)で心の中で何度ツッコミをいれたことか知れません。

  • 花房観音『半乳捕物帳』実業之日本社文庫。

    確かに漫画的。著者が『謝辞にかえて』で語っているように、冗談のような連作艶笑時代小説である。半七ならぬ、半乳こと神田の岡っ引きの娘お七が江戸の事件を解決する。

    花房観音が元々は漫画家志望で、このような面白エロ可笑しい作品を書く作家だとは思わなかった。

    それにしても、江戸の定廻り同心の片山兵衛の情けないこと。

    『一、半乳登場の巻 』『二、吉原初恋の巻 』『三、色男坊主の巻 』『四、大奥潜入の巻 』『五、江戸城騒乱の巻』の5編を収録。

著者プロフィール

兵庫県豊岡市生まれ。
京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に『花祀り』で団鬼六賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い。
著書に『寂花の雫』『花祀り』『萌えいづる』『女坂』『楽園』『好色入道』『偽りの森』『花びらめぐり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『紫の女』など多数。
現在も京都でバスガイドを務める。

「2020年 『京都に女王と呼ばれた作家がいた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

花房観音の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×