どうせ死ぬ この世は遊び 人は皆 1日1講義1ヶ月で心が軽くなる考えかた
- 実業之日本社 (2023年9月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408650487
作品紹介・あらすじ
「人生がつらい」と感じるすべての人へ異色の宗教家・哲学博士の30講義〜〜HOP、STEP、JUMPでこの世界から飛び出そう!〜〜◎人生が自分のものであり、自分で創り上げる、などと考えるなら、自分で死ぬしかありません。◎自己実現だとか自分らしい生き方、とかを求めて転職したい、とか言っている連中は九分九厘、楽して金を稼ぎたい、というだけの身の程知らずです。◎今の人たちは「あなたはもっとできる」とか「もっと稼げる」とか、自己啓発的な言葉に感化されておかしなことになっています。◎本当に価値あるものはお金ではなく、そのためにお金を払うものです。◎「金持ち」も「成功」も外からの評価であり、それに対して「自分はこうならなきゃいけない」と思うこと自体が愚かな考え方です。◎不幸なのは、できもしないことをできると思い込まされ、「今のままじゃダメだ」という強迫観念に追われながら過ごす状態のことです。◎代わりが利かないものは、そもそも要らないもの、役に立たないものです。◎最終的には主観がすべてであって、人間は本当の「客観」を手に入れることはできません。◎何をしてもいいのに今あなたがもし不幸だと感じたり、生きづらいと感じたりしているのであれば、それは単にやりたくないことをやっていたり、自分の能力ではできないことをやろうとしたりしているからです。<講義内容>HOP HOP1 真剣に遊ぼうHOP2 人はどうせみんな死ぬHOP3 仕事をやめようHOP4 ゲームをやろう〜酔生夢死のすすめ〜HOP5 師匠を見つけようHOP6 プチ出家しようHOP7 寝ようHOP8 子供と遊ぼうHOP9 友達を減らそうHOP10 漁に行こうSTEP STEP1 本を読もうSTEP2 漫画を読もうSTEP3 推しを持とうSTEP4 お金は貯めるなSTEP5 お金なんてあげてしまおうSTEP6 資格を取ろうSTEP7 学び直しなんてやめようSTEP8 子供を捨てよう〜親はなくても子は育つ〜STEP9 料理をしようSTEP10 都会に住もうJUNP JUMP1 比較するのをやめよう①〜嫉妬と羨望を切り分けよう〜JUMP2 比較するのをやめよう②〜絶対に叶わない夢を持とう〜JUMP3 個性なんて必要ないJUMP4 望めば望むほど不幸になるJUMP5 自分は他人が決めるものであるJUMP6 若者は老人から力を奪い、とりあえず結婚しようJUMP7自分がしたいこと、できることをしよう補講 補講1 自分に生きる権利なんてないことに気付こう補講2 国なんて信用するな補講3 社会権なんて言葉に騙されるな
感想・レビュー・書評
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この手の本は、「あーそれ◯◯でも書いてあった…」と思える使い回しのようなものが多い。
この本にも多少はそうしたありふれたものがあったが、多くは「えーそんなこと書いて大丈夫?」と思う奇抜なものがあった。
驚きだがなかなか面白いもの、それは納得できないもの、そんな考えがねえ…と様々な感想と共に
するすると読んでしまった。
国保もやめて病院に行かないとあるのは、そうできるんだろうか…と先が気になる。
日本は病人が居れば救急車を呼ぶし、痛みがあれば耐えられなくて病院に行くんじゃないか?
どうせ死ぬんだけど、至るまでに耐えられるなら…ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか…考えが偏っている感じがする…。いや、私とは、思想が相容れないだけかもしれない。確かな事は、読んでいて心がモヤモヤしたり、不快な感情が湧き上がるということ。しかし、世の中にはいろいろな考え方の人がいるものだなぁ。例えば「馬鹿が近寄ってきても無視しましょう」「クズばかり」という表現。そういった表現が多く用いられている。
「どんな動物も子孫を残すために、それぞれの方法をとってきた。当然、それに従ってきた方が人間として楽に生きられる」だから「今は便利なアプリもあるし、誰とでもいいから結婚すればいい」なんて、乱暴すぎやしないかい?
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個人的には、世の中や自分の人生において、落ち込んでいたり、絶望したりしている人は、読むとさらに絶望する人がいるのではないか?と感じた。
落ち込んで、将来を明るく捉えられていない時に読んだため、途中から気分が下がってしまい、読むのをやめてしまった。
なぜなら、生きる意味がないと言うことを改めて感じてしまったからだ。
ただイスラーム教の考え方など、新しい視点を手に入れるには良い本だと感じた。 -
どうせ死ぬんだから何やったっていい。
面白いんだけど、主張に矛盾があるように思えるところもあるのでほどほどに。 -
斬新な本。著者はイスラム教徒で「神のいる世界」に生きている人なので、ほとんどが無宗教の日本人にとっては物の見方や考え方が新鮮だった。
人は誰も生きる権利など持っていない、と言われたら厭世的な考え方なのか、とはじめは思う。
でも、そんな風に考えられたらもっとシンプルに生きられるし、いろんな肩の荷も下ろせると感じた。
63歳の学者さんなのに世の中のことにも詳しく、「推し活」の話が個人的には一番印象に残りました。
この世のほとんどのことは金儲けやビジネスに結びついている(大人の学び直しブームなど)だけだから踊らされたらいけない、いろいろ悩んでもロクなことがないからもっと寝た方がいい(少なくとも寝ている間はマイナスなことはしない)、というのは心に刻みます。