持統天皇: 日本古代帝王の呪術

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  • 人文書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409520079

感想・レビュー・書評

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  • 『丹生都比売』副読本として読了。
    持統天皇による愛児・草壁皇子の抹殺という大胆な推理もなぜか納得させられてしまうのは筆者の情熱によるものか。

    それにしても終盤に登場する藤原不比等の恐ろしさに戦慄する。
    どこかの本で鎌足=不比等の創作説って読んだ事あるけどこんなに深謀遠慮に長けた男ならやれないこともないだろうなんて想像してしまう・・・

  • なぜ息子を殺し、10年で孫に譲位するも権力は手放さなかったのか。五徳終始説で紐解く皇位継承の謎。生い立ち、気質、夫の額田王への愛…これだけの面白い要素があるとは。やっぱり暫く持統天皇追ってみたいです。しかし陰陽五行は難しいです。なかなか理解できない…

  • 読んでみたいんだけど手に入るか怪しい。

  •  仏教マンダラの基本は真円と方形。真円がワなら方形は方位のイ。聖徳・聖武をつなぐ大化の改新の総仕上げをした持統天皇こそが五行思想をバックに日本に方位概念を徹底した最初の人なのではないかと思えた。

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著者プロフィール

吉野 裕子(よしの・ひろこ) 1916年東京に生まれる。1934年女子学習院、1954年津田塾大学、各卒。 1975~87年学習院女子短期大学非常勤講師。 1977年『陰陽五行思想からみた日本の祭』によって東京教育大学から文学博士の学位を授与される。 2008年没。 著書:『扇』(初刊1970年、再刊1984年、人文書院)、『隠された神々』(初刊1975年、再刊1992年、人文書院)、『陰陽五行思想からみた日本の祭』( 初刊1978年 再刊2000年、人文書院)、『五行循環』(人文書院、1992年)『十二支』(人文書院、1994年)、『ダルマの民俗学』(岩波新書、1995年)、『陰陽五行と日本の天皇』(人文書院、1998年) 、『易・五行と源氏の世界』(人文書院、1999年)、『古代日本の女性天皇』(人文書院 2005年)『吉野裕子全集』(全12巻、人文書院、2007~2008)など。

「2021年 『十二支 新版 易・五行と日本の民俗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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