疲れやすい人の食事は何が足りないのか (青春新書プレイブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413210492

作品紹介・あらすじ

疲れやすい、体がだるい、体が重たい、疲れがとれない……それほど疲れることをしていないのに、しっかり寝ているのに、慢性的に疲労感を感じている人は少なくありません。同じ仕事をしていても、いつも溌剌としている人と、すぐに疲れて思いっきり仕事ができない人との違いはどこにあるのでしょうか?本書では、肉体疲労と精神的疲労の両面から、心身ともに「疲れない」人になる食べ物・食べ方を紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 栄養士資格持ち、抗加齢医学会指導士の方の本。炭水化物ダイエットには反対。サプリは基本推奨せず。モヤシやパセリ、卵、牛肉、豆乳、DHA、アサリ、牛肉、ウナギ、納豆などをバランス良く。塩分、アルコール取りすぎはNG、ある意味当たり前の事ですが、実現しにくい内容でもなく。リマインドには良かったです。

  • 著者は管理栄養士。

    非常に乱暴にまとめてしまえば、糖質制限や特定の食材/食品に偏ったダイエットではなく、三食バランスよく腹八分目できちんと食べましょう、という当たり前の内容が本書の主張。
    それを踏まえたうえで、個々の料理や食品、食材の利点や注意点を解説している。

    私にとって意外だったのは、疲労回復にはニンニクよりもモヤシがおすすめ、お酢はかえって疲れを増長させることある、揚げ物をまったく食べないと、ストレスに弱くなる、コーヒー、ワイン、チョコ、ナッツが精力減退を招く、等々。

    詳細は本書をあたっていただくとして、これらの主張については、その真偽は別として、自分の食事や食品に対する自分の思い込みを見直すいいきっかけになった。

  • 疲労回復に効く食材や料理、献立について、栄養学の観点から色々と紹介されている。
    一つ一つの内容は、取り入れるにあたりそこまで難しくないと感じたので、積極的に取り入れていきたい。

  • 食事のパターン化、が栄養バランスを狂わせる。
    カルシウム、B1、B2、C、鉄、食物繊維、が不足しやすい。

    豚肉を使った肉じゃが。
    もやしはゆでるよりも炒める
    イミダペプチド=鳥の胸肉
    ぐっすり眠るためには牛乳より豆乳。
    朝食でトリプトファンをとる=卵、肉、魚。
    肉野菜炒め
    GABAをマメに取る為に、発芽玄米をご飯にする。

    朝食は起床後2時間以内=体内時計を整える
    夕食は就寝の3時間前=質のいい睡眠

    早食いは脳のエネルギー不足をおこす
    疲れた脳のエネルギーにはオニギリが最適。
    コーヒーのかわりにゆで卵。
    肉体疲労にはアスパラギン酸=アスパラガス、大豆、シラス、カツオ、もやし、鶏胸肉、など。

    うなぎとブロッコリー、小松菜をいっしょにとる。
    主食+かんきつ類+卵
    無脂肪の牛乳
    タイ、ごぼう、にら、セロリ。スルメにタウリン。
    食べすぎは疲れる。

  • 栄養士による「疲れやすい人」向けの身体的・精神的疲労回復のための食習慣・食材選びアドバイス本。

    一項目2~3ページで端的にまとめられており、何はともあれ結論(要は何を食べればいいの?)がすぐに拾えるので日々の食生活に反映させることを主眼とした実用的な目的には持って来い。

    自分自身、サラリーマンとして平日昼は外食に頼らざるを得ない中、何を食べればまだマシなのかを知りたく手にとったので、手っ取り早くその辺りが知れて良かった。
    外で選びやすいメニューとしては、豚の生姜焼き、ニラレバ炒め、親子丼あたりが疲労回復に好適なよう。
    あと残業飯はおにぎり&ゆで卵に今後はシフトします。

    なお、本書は栄養士らしく、ちゃんとどの栄養素が何に効くから~とか、何が吸収を阻害するから~などの理由も書かれているので、熟読派もある程度は満足いく内容なのではなかろうか。

  • 《図書館》【再読】最近、疲れやすい。改善したくて読む。やはり、ドリンク剤だけでは、無理があるんだね。

  • いっとき流行した糖質制限ダイエット(糖質の多い炭水化物を取らず、タンパク質や脂肪で補う)では、思いっきり焼肉やステーキ、揚げ物が食べられるという食いしん坊には魅力的なダイエット法ですが、ご飯や芋類と比べてお腹に溜まりにくく満腹感を得られないためかえって食事の量が増え、内蔵に負荷がかかり倦怠感が残るということになりかねません。
    では、疲れにくい身体をつくるための食事方法は?
    「免疫力は食事が9割」の著者作品です。

  • 管理栄養士の森さんの本は初めてでしたが、納得のいく記述と目からウロコの記述があり良本と感じました。
    早速夜食のおやつをせんべいからモヤシ(レンジでチン)に切り替えてみました。参考になったポイントは以下のとおり

    ・食事のパターン化は栄養不足、スタミナ不足につながる。
    ・豚肉を使った肉じゃがは疲労回復に効果。
    ・自律神経を整えるには規則正しい食生活(夕食は就寝3時間前)
    ・もやしには疲労回復によるアスパラギン酸、ビタミンCが豊富、特にアルファルファはβカロテンも豊富
    ・タウリン豊富なシーフードマリネはしつこい疲れに。エビタコイカはコレステロール多いと言われてきたが、現在はタウリンが総コレストロールを下げて善玉を増やす
    ・慈恵医大近藤教授の疲労とストレスの研究報告
    ・(誤読注意。上記研究報告と別)イミダペプチドは200mg/日で疲労回復効果
    ・カフェインのリバウンド効果でコーヒー飲み過ぎに注意、お酢は飲み方・取り方に注意が必要。
    ・ぐっすり眠るためには牛乳より豆乳。
    ・朝食でトリプトファンをとる=卵、肉、魚。
    ・夜、TVを見ながらおせんべい→睡眠に良くない習慣
    ・ハッピーホルモン セロトニン分泌にトリプトファン
    ・揚げ物を全く食べないとストレスに弱くなる
    ・空腹時に甘いものを食べると脳ストレスがたまる
    ・食べ過ぎは全身疲労のもと 腹八分目
    ・疲れたときは、チョコよりするめ

  • 知識としては参考になる部分もある。

  • 疲労回復にモヤシ!

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著者プロフィール

【著者】
森 由香子(もり・ゆかこ)
東京農業大学農学部栄養学科卒業、大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学 専攻)修士課程修了。
管理栄養士として、医療機関をはじめ幅広い分野で活動中。東京都内のクリニックで入院・外来患者の食事相談や栄養指導、ダイエット指導、食事記録の栄養分析、病院食メニュー開発、料理本制作などの経験を持つ。
日本抗加齢医学会指導士の立場からは、食事からのアンチエイジングを提唱し「かきくけこ、やまにさち」(R)食事法の普及に努めている。

「2023年 『100年長生き食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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