- Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
- / ISBN・EAN: 9784414304220
感想・レビュー・書評
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返報性の章が特に勉強になりました。
返報性の法則は福祉系の学生でも授業で習うようなオーソドックスな心理学用語かなと思いますが、具体的な例を用いて、対応方法(返報性の法則が発動しそうになった時の考え方)についても説明されていて分かりやすかったです。
400ページを超える厚い本ではありますが、その割には読みやすい文章だと感じました。
興味がある箇所だけサクッと読んで、各章のまとめを読んでも良いのではないかと思いました。現代人は分厚い本を持ち歩きながらゆっくり読書する時間は限られているかと思います。
まとめを読んでから興味が湧く箇所もあるはずなので、それから再読してみても面白そうです。
キーワードは「カチッ、サー」。
自分の中の無意識と日常の何気ない人間関係で生じるアレコレを掘り下げてみたい人にオススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出会えてよかったです。
ありがとう -
厚めの本ですが、とても面白く、読みやすい翻訳でスラスラと読めました。
セールスマンなど、相手から承諾をもらいたいような仕事の人は読んだ方が良いと思いました。
どういった場面で、心理で、承諾や購入の意思がなされるのかを分かりやすく教えてくれました。
特に印象的だったのは、人は何かを得る事よりも何かを失う方に心が動くという点。
営業をしていると与える事に意識が集中しがちですが、希少性、機会損失などもさり気なく相手に伝えるのも良い気がしました。
何度か読み返して、勉強します。 -
『感想』
〇人間が生きていく上で獲得してきた本能が、人が動かされてしまう影響力の武器になったことが分かった。
〇人間の行動をつかさどる基本的な心理学の原理「返報性」「一貫性」「社会的証明」「好意」「権威」「希少性」に対しての防衛法も挙げられているが、わかっていても防げないのがこの原理である。
〇これらの方法を使って人を動かすことができたら自分が生きやすくなるが、その知識を人をだます方に使わないようにしないといけない。最後に大きなしっぺ返しがくるし、人としての信頼が失われてしまいそう。 -
翻訳本であるが、読みやすくて◎。
私たちは自分の意思で行動していると思っているが、実はあらゆるトリガーに操られていることがよく分かる本。専門的な用語はほとんどなく、事例がたくさん紹介されているので、かなりのページ数だがすらすら読める。
理論はいずれもシンプルなのに、私たちはいとも容易く引っかかっている。自らの行動に注意深くなること間違いなし。 -
承諾を引き出すありとあらゆるテクニックについての解説があった
商売をやる人なら皆使うテクニックだと思うがこのテクニックをぶん回してくる人は大抵虚業系だと感じた
適度に使い、虚業系の人から身を守るために読んでおくと良い
面白かったが、感情的に論理展開をしてる感が少しある -
分厚くて値段も張るが、心理学が好きな人、営業の人、人間関係を少しでも思い通りにしたい人は読む価値あり。
10個ほどある心理ルールの根拠を裏付ける具体例が豊富で分厚くなっている。
その分、納得感を得られるが、自分は少しくどく感じたので軽めに読み飛ばしてしまった。 -
行動心理学に関する本。
読了すると日常生活における消費者という観点から物事を俯瞰的に見れる力がつけられると思う。
ただ内容量が多く一度に全てを実践するのは難しい。
何回も読みこみ手元に置いておくバイブルである。