民間人のための戦場行動マニュアル: もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生きのびる
- 誠文堂新光社 (2019年6月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416519356
作品紹介・あらすじ
◎戦争で起こるさまざまな危機にどう対処するか?
本書は、民間人が戦場で生き残るための戦場サバイバルマニュアルです!
もしも戦争に巻き込まれたら、あなたは生き残る方法を知っていますか?
テロやさまざまな工作による国内治安の悪化から、弾道ミサイル、空爆、
そして占領下での行動、自身に向けての発砲まで、
これら戦争で起こりうるさまざまなリスクに対して、どう対処すればいいのか?
本書は、自衛隊のサバイバル及び戦闘訓練教官を務めた著者が、
戦場でのさまざまなリスクに対する自助方法を解説する、戦場サバイバルマニュアルです。
いまや、戦争だけでなくテロや暴動・クーデターなど
さまざまな動乱に巻き込まれる可能性は決して低くはありません。
自身だけでなく、大切な人を守らなければならないとき、
本書は必ず役に立つはずです。
※本書は特定の国を想定しているものではありません。
あくまで、架空の戦場を想定したサバイバルマニュアルです。
(一部、実際に起きたテロ事件に巻き込まれたことを想定した対処等の解説はあり)
感想・レビュー・書評
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今の時代、なにが起こるかわからないから備えと知識が大事になる。
災害については対処本や報道がでて少しは知識がついてきたけど、戦争については全くない。正直、今他国から攻め入られることがあっても何もできずに死んでいきそうだったので買いました。
ミサイルの衝撃波が来た時は目を閉じないと眼球が飛び出すかもしれない、耳を塞いで口を開けないと鼓膜が破れるかもしれないとか、知っておいて損はない感じでした。
こんな実践、しなくてよい日々であって欲しいものです。 -
借りたもの。
非戦闘員がいかにして有事の際に生存率を上げるかを解説したもの。
同時に、どういう「戦闘」が起りうるかをまとめた一冊と言える。
「戦場」と書いてあるが、テロなどの事件、何かのきっかけで起こった衝突による暴動、軍事侵攻など様々なケースが紹介されている。
テロに関しては、ここ20年に起ったテロの手口、傾向が紹介されていた。
どういった場所で起こり得るのか、その予兆(醸造されている空気)についても言及。
戦術も戦略もその手段も多様化し、ボタン一つで飛んでくるミサイルを迎撃できなかった際についてまで想定されていた。(迎撃システムが無いから撃ってこないとは限らない。撃たないのは別の理由があるから。)
避難で必要な物資などは、防災グッズ、ひいては登山グッズにあるものが活かせると思った。
余程のこと(目の前に殺意を持つ人間がいる)がない限り、反撃はしない方が良さそうだ。
ハリウッド映画だと先の大戦で戦場を駆け巡る分隊や特殊部隊が撃ち合いをするシーンが中心になる……が、その背景で逃げ惑う民間人は、保護されるまでどう行動すれば良いか、なかなか描かれない。イメージが湧かないものが明文化されている点で興味深い。
沖縄戦で伝わる話ではただ逃げ惑い、壕や洞窟に逃げ込んで自決や火炎放射器…の話。
東京は空襲で焼け野原……市街戦には至らなかった。
市街戦が起った場合、「どうやって避難するか、生存率を上げるか」を伝えるものが少ないと思っていた。
しかし、光を出さないようにして夜間過ごす等、時代が変わっても、そういう最低限の物資で息を殺し、緊張する暮らしを強いられるのだろうとしみじみ思う。
二見龍『自衛隊最強の部隊へ-偵察・潜入・サバイバル編』(
https://booklog.jp/item/1/4416519087 )で共著されていた著者だった。
そのため、斥候のスキルである「スカウト」についてこちらでも紹介されていた。
震災以降、よく出版されるようになった防災マニュアルのような装丁が興味深い。
もちろん、こういったことが起らないことを切に願う。 -
平和な日本に住んでいて、戦争がおきたりテロがおきたりというのは考えにくいが、私のように平和ボケをしている人間には読んでおいて損はないなと思った。
銃撃戦があったら伏せろというのは、海外旅行などで遭遇する可能性もあるのでまだなんとなく想像はつくが、ミサイルなどの爆発で、気圧の変化で鼓膜が破れたり、眼球が飛び出ないように口は空けて耳を防ぐという知識は今後一生使いたくない知識ではあるが、覚えておこうと思った。
あと、挿絵が、戦時中のイラストっぽくて不気味でよかった。 -
Twitterで存在かけてから借りて読んだ本。
タイトルの通り民間人のための洗浄行動マニュアル解除した方。
国内が陸上消毒者になるって事は非常に低いかもしれないけれども、身の回りにTLは差別犯罪などは危険に怒っているそういった場合に、どうやって瞬間的に後を守るかという点は主に参考。 -
実際に機能する危機管理術というのは、実はとてもシンプルで、身近なものでなくてはなりません。専門的で複雑なものは、見てくれや響きこそは良いものの、頭も体もついていかないものに仕上がってしまう傾向にあります。
ランデブーポイント→最低3か所
サバイバルバッグ
→三日分
ビタミンb1やCはストレスで消費されやすい
ファーストエイドの基本は止血
がっかりするのは期待するから落ち込むのは後悔するから
→軍では「これを頑張ればご褒美をあげる」と頑張らせて、それを報いないという訓練を通じ理不尽に対する耐性をつけさせる
銃撃や爆撃
どこで何が起きているかあたりを見渡す暇もなくまずは伏せ、安全確保に努める
遮蔽物の役割は二つ。
攻撃を防ぐこと、視認させないこと。
Run Hide Fight
銃を突きつけられている時はゆっくり動く
急に動くと抵抗と捉えられ射撃されうる -
<学生コメント>
もしも◯◯な場面に放り込まれたら……と
考えて生きてる人〜?
ありがとう。そんなあなたは仲間です。
この本を読み、戦争に巻き込まれたらどう対処しようかという妄想のクオリティを高めて、たくさんイメトレしましょう! -
北朝鮮からミサイル、工作員、事故と見せかけたテロが起きている日本。
イスラエルの件も人事ではなく
よく書かれていると思う。
日本人は地震対策とこのような対策2つを学ばなければいけない時期に来ていると思う -
タイトルどおり。分かりやすくまとまっているが、軍事組織についてはわりと適当。
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一通りしっておくことでできる心構え。ただし、できることの少なさを改めて実感。
・エネルギーの保持、恐怖心との向き合い方、その時の覚悟