二十一世紀に生きる君たちへ (併載:洪庵のたいまつ)

著者 :
  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418015047

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすい言葉で綴られている文章。
    子供だけでなく、今21世紀を生きている私たちにもストレートに伝わります。
    人間は助け合って生きているのである。
    自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。
    今改めて心に留めておきたい。

  • とてもシンプルな本。
    生きる基本、この本を繰り返し読んでいれば、
    幸せな人生が送れそうな、とても大切な本。

  • 子どもが大きくなったら読ませてみよう〔読んで欲しいなあ〕と思える本

  • 爆笑問題の太田さんが「いい」って言ってたので買ってみた。
    下手な童話や絵本より、よっぽどいい。涙が出た。

  • 著者唯一の児童文学書
    人とはどうあるべきかを語る

    緒方洪庵の功績を称える
    小学生には難しい内容かと思われる

  • 240430

  • 「21世紀に生きる君たちへ」で、共感能力は本能ではないから訓練しなくてはならないという指摘にハッとした。そして、その訓練を続けることが、自己の確立に必要なんだ。

    洪庵のたいまつでは、適塾がどんなに素晴らしい学校だったかを褒めそやしている。絶対的な身分社会の中で、身分にこだわらない環境を作って教育を行ったのは、確かに画期的だったと思う。でも、適塾に入れる人は、どの身分だろうと一定以上の経済力を持っている家の人だったんじゃないかな。そう考えると、義務教育って大事だ。義務教育の範囲を広げても良いんじゃないか。

  • いたわりの心を持つことが二十一世紀は人類が仲良しで暮らせる時代になるに違いない。ということを「君たち」に向けて書いている。著者が生きた二十世紀から何かかわるだろうか。科学技術は進歩しつづけるが、人類はそれに奢らずにいられるだろうか。
    併載されている「洪庵のたいまつ」はまさにいたわりの心をもった主人公を取り上げた話。現代社会でもいたわりの心がもう少し評価されても良いかもしれない。

  • 請求記号:所蔵無し
    選書コメント:
    原書は1989年に『小学国語』6年下に掲載。司馬遼太郎が晩年に未来世代に送ったメッセージ。自然への素直な態度や自己に厳しく人に優しく、素直で賢い自己の確立を呼びかけた。
    (環境創造学部環境創造学科 大杉由香 教授)

  • 市立図書館でみえるように置かれていて、思わず手に取りました。
    前に読んだことがあったけれど、今回は初めて読んだかのように感動しました。
    今の私に、必要なことを教えてくれました。
    今日出会った縁を感じました。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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