スコットランド酔夢紀行 シングルモルトへの旅

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  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418155057

作品紹介・あらすじ

無類のウイスキー通である詩人・佐々木幹郎が、東京、大阪の知られざるバーで、そして聖地スコットランドの蒸溜所まで出向いて、最高の銘酒を破顔痛飲する極上のエッセイ! 日本で始めてウイスキーを作ったNHKの朝ドラ『マッサン』の舞台、山崎・余市にも足を伸ばし「魂の水」を堪能する。思わずウイスキーが飲みたくなる1冊。

感想・レビュー・書評

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  • この本にも紹介されていた、目白の田中屋に行ってきた。
    一本一本丁寧な手書きpopがあり、目白駅徒歩1分という事で勝手にお高いんだろうなと思っていたのだが、全くそんなことはありませんでした。中にはAmazonとかより、かなり安い銘柄も…すいません。

  • 2017年11月14日読了。

  • 詩人による、東京・大阪のバー、そして日本・スコットランドの蒸留所訪問記。
    挿入されている写真が非常にうまく撮れており、現地の雰囲気がよく伝わってきます。(著者には申し訳ないですが、現地の風景・様子よりも著者の近影が印象に残る写真が多く、勿体無いように思いました)。

    その通りだなと深く感心したのは、「スコットランドでお酒を飲むときの魅力。それを一言で言えば、夕陽に頬を照らされて飲む楽しみ、に尽きる。」という一節(p39)。
    本書を読む少し前に訪れたスコットランドでは、緯度が高いために日没が遅く、夜7時や8時にようやくゆっくりと沈みかける太陽に照らされたウイスキーの緋色がとても印象的でした。

    やっぱりウイスキーっていいなと思える一冊でした。

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著者プロフィール

詩人。1947年奈良に生まれ大阪で育つ。同志社大学文学部哲学科中退。
ミシガン州立オークランド大学客員研究員、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師を歴任。
詩集に『蜂蜜採り』(書肆山田、第22回高見順賞)、『明日』(思潮社、第20回萩原朔太郎賞)など。
評論・エッセイ集に『中原中也』(筑摩書房、第10回サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行』(みすず書房、第54回読売文学賞)、『やわらかく、壊れる』(みすず書房)、『雨過ぎて雲破れるところ』(みすず書房)、『旅に溺れる』(岩波書店)、『瓦礫の下から唄が聴こえる』(みすず書房)、『東北を聴く―民謡の原点を訪ねて』『中原中也―沈黙の音楽』(ともに岩波新書)など。『新編中原中也全集』全6巻(角川書店)責任編集委員。
最新刊に、共著『大正=歴史の踊り場とは何か── 現代の起点を探る』(講談社選書メチエ)、詩集『鏡の上を走りながら』(思潮社)、英訳詩集『Sky Navigation Homeward』(Dedalus Press)。
第1回大岡信賞受賞。

「2020年 『猫には負ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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