マンガ世界の文学 (7) 罪と罰

  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418962051

感想・レビュー・書評

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  • ああ…母さん
    あなたのそれが
    俺を苦しめるんだ

    息苦しいほどの俺への…愛
    あなたの愛は 時には憎しみのようにさえ俺には思える

  • #3067ー41ー124ー361

    • なおなおさん
      川野さん、こんにちは。

      私もこの前、「マンガ世界の文学"サロメ"」を借りて読みました。
      このマンガでイメージできたので、原作に挑戦すること...
      川野さん、こんにちは。

      私もこの前、「マンガ世界の文学"サロメ"」を借りて読みました。
      このマンガでイメージできたので、原作に挑戦することができました。
      "罪と罰"は他の作家さんの漫画で読みましたが、こちらは絵が少女漫画チックな感じがするので、興味が出てきました。
      2022/09/30
    • 川野隆昭さん
      なおなおさん、コメントありがとうございます。

      『サロメ』ですか!

      オスカーワイルドでしょうか?

      『サロメ』は、翻訳、マンガ、ともに未読...
      なおなおさん、コメントありがとうございます。

      『サロメ』ですか!

      オスカーワイルドでしょうか?

      『サロメ』は、翻訳、マンガ、ともに未読ですが、オスカーワイルドは、英語の美文家として有名らしく、僕は、講談社英語文庫で、『ドリアングレイの肖像』を持っていますが、その英文は、僕の英語力では、まだ歯が立たないようです。

      マンガで、古典文学を俯瞰できるというのは、マンガ文化の進んだ日本での大きな利点だと思います。

      映画『メジャーリーグ』で、主人公の野球選手が、図書館司書をしている恋人に話を合わせるために、メルヴィルの『白鯨』をマンガで読んでいたのを思い出しました。
      2022/10/01
    • なおなおさん
      川野さん、お返事をありがとうございます。

      読んだ「サロメ」はオスカー・ワイルド著です。
      キリスト関連の本でサロメ王女に興味を持ち、まずはマ...
      川野さん、お返事をありがとうございます。

      読んだ「サロメ」はオスカー・ワイルド著です。
      キリスト関連の本でサロメ王女に興味を持ち、まずはマンガから読みました。
      オスカー・ワイルドの世界観が好きかはまだ自分では分かりません^^;
      川野さんは英語の文庫を持ってらっしゃるんですね。すごい。

      映画「メジャーリーグ」!
      当時チャーリー・シーンの大ファンで、何度も観ました。懐かしいです。
      マンガを読むシーンがあったのですね。いつかTVで放映することがあったら、このシーンに注目したいと思います(^^)
      2022/10/01
  • 内容の復習のために読了.ラスコリニコフの思想は,最近の日本の事件(e.g. やまゆり園,中3刺殺事件etc...)の犯人を想起してしまう.じぶんを正義と思っているのではないかと.しかし,恐れずに読まなくてはならないと思う.ドストエフスキーは現代のワクチンのようなものだと思う.

  • 絵と内容がマッチしてて読みやすい。

  • 2010/4/17 借りる。 マンガなので、一気に読み終わる。
    名作を漫画でお手軽に読むのは、気が引けるけれど、
    何度も途中で挫折した経緯があるので、読破できたのはまぁいいかと〜。
    漫画の著者はあとがきで 「この作品はとても深いので、ぜひ本を読むように!」とすすめている。
    登場人物の名前も覚え、それぞれに親近感もでてきたところなので、本に挑戦してもいいかな!

    内容 :
    その年、ペテルブルグの夏は長く暑かった。
    大学もやめ、ぎりぎりの貧乏暮らしの青年に郷里と家族の期待と犠牲が重くのしかかる。
    この境遇から脱出しようと彼はある「計画」を決行し…。
    世界文学に新しいページをひらいた傑作。

    著者 :
    原作: ドストエフスキー
    漫画: 汐見 朝子

  • ドストエフスキーさんの名作を汐見朝子さんが1冊のマンガにしたものです。

    自分は選ばれた人間だと思っている貧乏なインテリお兄ちゃんが、狡猾な金貸しのお婆さんを正義のためっぽく殺すんだけど、直後から「これは罪じゃなくて正義だ!」「いや、罪でしょ?!」って自ら精神を分裂させちゃって、家族や親友の言うことを聞かずに大迷惑をかけていたのが、娼婦に身を落した美人のお姉ちゃんの愛によって結果的に自首して、魂が救われましたってお話でした。

    主人公は田舎では秀才だったかもしれないけれど、たぶん都会の大学に入ったらたいしたことなかったんだと思うんだな。
    で、社会が悪いって理由で堕落。
    本当はわかっているくせに自分は悪くないって主張し続けるタイプ。

    プライドが高い中途半端なインテリは難しくてヤだねっ正直言って思っちゃったよ。

    ぐだぐだ言い訳を考えたり自己弁護していると、前向きなことが全然できなくなるし、時間がもったいないよね~。

    そもそも、このお兄ちゃんもお金がないなら、ないなりにアルバイトとかすればいいのに…。
    実家からの仕送りもあったっぽいし、金がないって都会の借家で寝て暮らしてたら、そりゃますます貧乏になるわいな!

    まぁ、いろんな読み方ができるお話だし、確かにある時代を象徴した名作であることは間違いないと思います。

    しかし、このテのお兄ちゃんって運動しないで引きこもりが多いよね。
    運動って精神的にも大切なんだと思いました。

  • 東広島中央図書館

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    俺はあの老婆を殺したのではない
    多分老婆へのあの一撃で
    俺は俺自身を殺してしまったのだ

    この世には優れた指導者になれる力や才能を持つ少数の選ばれた非凡人がいる。
    そういう非凡人ら自分の思想が人類の進歩や福祉に貢献するモノならば現行の法や秩序を踏み越える権利を持つはずだ。

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    ミステリーとも哲学にも通じる話。人を殺すことは犯罪だけど、戦争の中では英雄になる。ということばがなんか浮かんだ。

    ラスコリニコフが金貸しの老婆アリョーナを殺し苦悩する姿が描かれる。デスノートの夜神月みたいな思想の持ち主だなぁ。

    ソーニャみたいな菩薩のような人いるんだろうか…?

    スヴィドリガイロフがロージャを好きと言う心情がよくわからん。金持ちの道楽として遊んでるだけなのかな?

    ポルフィーリィもロージャを警察として追い詰めながら好意をもち、自首した時に減刑を取り計らってくれたのはなんでなんだろ?スヴィドリガイロフの時といい、ロージャは男から好かれる魅力があるのか?

    昔書かれた有名な話を読むのは大変だけど、漫画である程度のあらすじが理解できてよかった。ちゃんと小説よんだら、上記の疑問もわかるようになると思うけど、面倒くさがりな私はそこまでしたいとは思わないな…。

  • 自然が生命力の源であることに気づく

  •  病院の待合室で見つけた本。
     ずっと読みたかったけれど敷居の高さに敬遠してきた本でも、漫画なら凄く読みやい。読書のひとつのきっかけになるかも。
    漫画としての完成度も高いです。
     題名だけは知っていた話ですが、こんなに哲学的でおどろおどろしく、深く問いかける話だったとは。

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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