河合隼雄のカウンセリング入門:実技指導をとおして

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422111964

感想・レビュー・書評

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  • 参加者との対話プロセスが見られたのがとても良かったです。勉強になります。

  • 心理学者の河合隼雄による文字通りカウンセリングの入門書。

    20年前の書籍ということで、今見ると若干記述が古いものの、参考にはなった。

  • 素晴らしい入門書。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/98330

  • 約四十数年前に河合隼雄先生が行ったカウンセリング入門講座の参加者とのやりとりをテープ起こしした的なもの。
    抽象的な説明が多いけど、時々深い部分に刺さる内容だなあと感じた。
    当時先生は四十歳前後。すごい…。

    ・自分一人だけで考えているのと、生きた人間が真剣に相手になって聴いてくれて、真剣に質問されながら一緒にやるのとでは天と地ほどの差がある。
    ・相手にとっていちばん役に立つことをカウンセラーが本気で思っているかどうか。説教でも殴っても、要はそれがどれほど役に立ったかということ。
    ・自分の気持ちに敏感、忠実でないと駄目

  • 日本の臨床心理学の先駆者である河合先生が著した本。内容はとにかく実践的であり、人の話の「聴き方」の参考になる一冊。
    カウンセリングだけでなく、日常生活の会話でも実践できることが多いです。

    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=243063

  • 購入して読み始めてから半年が経過してようやく読了。購入しても積ん読しておくことはたまにあるのだけれども、今回は読み始めたのに読み進められなくてこんなにも時間がかかった。あまり過去には例を見ない読み方だったかもしれない。

    一言で表現するならば、辛かった。

    タイトルの通りカウンセリング入門なのでカウンセラーになるための心得を初歩から学べるものと思うけれども、延々とワークショップの会話のやり取りが収録されている。その意味では著書というよりもワークショップを収録しているだけなのだ。

    しかも、基本的に答えはない禅問答的なやり取りで、この河合氏が何かを教えるというよりも、カウンセラーやその卵たちが事例を出したことを共有したり、質問があっても明確な答えを言わないのであやふやなままずっと進んでいく。

    普通だったら止めるところだけれども、半年前から始めている社内の組織改革、チームワーク醸成のための組織コンサルタントの人に読んでおいてもらいたいということだったので、なんとか苦痛を乗り越えて読み終わったという感じ。

    この本から学ぶことはたったひとつ、話を徹底的に聞く、ということだけ。わかる人にはわかるのだろうか。友人で読みたいという方には差し上げます。

  • 人気みたい。

  • カウンセリングの心得の基本が解説されていてとても参考になる本です。古い本ですが今でも色褪せない内容。

  • 河合隼雄によるカウンセリングのポイントがよくわかる。

    カウンセリングとは、悩みを正面から悩むこと。

    そのやり方や、問題になりがちな点を丁寧にほぐしてゆく。

    心理学のことやカウンセリングのことは少ししか知っていないが、本書はカウンセリングを学ぶ上で本当に役に立ったと思う
    ・・・実際に自分ができるかどうかは別として。

    いろんな人をみていて「ただ聴く」ということがいかに難しいかが分かるから。どうしても自分の考えを挟んでしまうものなのである。

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