100の傑作で読むギリシア神話の世界: 名画と彫刻でたどる

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422143958

作品紹介・あらすじ

聖書とならび西洋文化の根幹を成すギリシア神話は、口承文学として語り手によって永く伝え継がれてきた。天空の支配者ゼウス、知恵と正義の女神アテナ、英雄ヘラクレスなど、幾人もの魅力ある神々が愛憎劇と戦いに明け暮れるさまには、人間よりも人間くさい存在として親しみをおぼえるだろう。現代世界にも通じるドラマを数多く含み、神々が躍動するギリシア神話から、厳選した100の名画と彫刻をオールカラーで読み解く!

感想・レビュー・書評

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  • マグリットフォンタさんのこのシリーズを読むのは、新約聖書に続いて2冊目。

    ギリシャ神話の物語を、エピソード順に、100の名画・彫刻で綴ったもの。

    ルーベンスの「天の川の誕生」、ミュシャの「曙」、ウォーターハウスの「ユリシーズとセイレンたち」、ティツィアーノの「ダナエ」、ベラスケスの「織女たにとアラクネの寓話」など、美しい名画もたっぷり掲載。
    (ピュグマリオンの絵画は意外にもジェロームではなかった)

    本当に、ギリシャ神話は知れば知るほど、ゼウスを中心とした神々が人間臭くて(いや、普通の人間よりダメダメである)もう各エピソード抜いてツッコミどころ満載である。

    浮気性のゼウス。ゼウスの相手に嫉妬し、凄まじい復讐を繰り返す妻のヘラ。ヘラに怯えながらも懲りないゼウスを始め、夫がいながらも数多くの男性を誘惑し続けるヴィーナス。

    まぁページをめくればダメダメな神、英雄ばかりだけど、今回、新たな好きになれそうなキャラクターを見つけた。

    ケンタウロスの中でも、慈悲深く、多くの人に知恵を授けたケイロン。

    トロイの木馬を考案し、トロイアの戦争を見事勝利に導いたオデュッセウス。

    これからもギリシャ神話の名キャラクター、名エピソードを探していこうと思います。

  • これからギリシア神話について語れるくらい調べてみようと思います。

    この本は…翻訳のせいかちょっと内容が分かりづらかったです。

  • 「星座」の世界からギリシャ神話の世界へと誘導された感じ。
    時々、馴染みのある名前が出てきて、嬉しかった。
    この相関関係を大切にして、この世界をより一層楽しんでいきたい。

  • 聖書と並び、西洋文化の根幹を成すギリシア神話。天空の支配者ゼウス、知恵と正義の女神アテナ、英雄ヘラクレスなどの神々が、愛憎劇と戦いに明け暮れる『ギリシア神話』から厳選した100の名画と彫刻をオールカラーで読み解く!(アマゾン紹介文)

    題名の通り、ギリシア神話の世界・神々・英雄の解説が主で、美術品は紹介されているだけです。それでも100枚並べられているのは壮観で、姉妹品である『聖書~』のほうも気になりました。
    セイレーンは、ギュターブ・A・モッサのが久しぶりに見たかったなぁ。

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著者プロフィール

Marguerite Fonta/『100の傑作で読む新約聖書ものがたり』(創元社)のほか、絵画や造形美術に関する複数の著作がある。彫刻からカリグラフィーまで、あらゆる形の芸術表現に取り組む若き作家。

「2018年 『100の傑作で読むギリシア神話の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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