アレクサンダー大王:未完の世界帝国 (「知の再発見」双書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422210612

感想・レビュー・書評

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  • 紀元前4世紀、アレクサンダー大王はインド征服目前に熱病のため死ぬ。
    しかし、東と西の二つの文明を結びつけ、独自のヘレニズム文化を作りあげた。
    その征服事業と生涯を綴る。

    ◎目次
    第1章 ギリシアとペルシア
    第2章 小アジア沿岸の征服
    第3章 諸王都の占領
    第4章 新たな大王
    第5章 インダス川からペルシア湾まで
    第6章 最後の日々、最後の計画
    資料編 アレクサンダーの帝国、その歴史的意


    本書はカラー図が豊富であり、歴史的、地理的理解を深めるにはよい。
    ただし、アレクサンダー大王個人の姿を求めるならば下記の2著がお勧めである。
    塩野 七生氏「ギリシア人の物語 III 新しき力」
    阿刀田 高氏「獅子王アレクサンドロス」

  • 中央図書館で読む。逗子図書館と比較すると、古い本が充実しているのが特徴です。知の再発見シリーズの1冊です。このシリーズは、いつもすばらしいです。西欧の歴史物は難しいです。織田信長等の日本の人物の場合、勉強せずとも、ある程度知識があります。その知識はいい加減なものかもしれません。それでも、西欧の英雄のように、全く知識がないよりましです。

  • アレクサンダーの物語。ではなく、アレクサンダーの征服の軌跡。中学生の頃、社会科の教科書と一緒に配られた資料集なみの情報量で、ほぼ確定している事実資料の情報を時系列に並べているだけ。読み物としてはイマイチ面白くないのだが、Fate/Zeroとヒストリエのせいで妄想はとても捗る。紀元前とは思えない恐ろしい勢いでの進撃はまさに征服王イスカンダルの御姿であるし、信頼していたフィロタス・パルメニオンとの確執や、ヘファイスティオンへの依存からは蛇の痣が残る王子アレクサンダーのような精神的な危うさを感じさせる。これ一冊でこうなのだから、もっと詳細な文献をあたればヒストリエがさらに楽しめるようになることは間違いない。マンガを楽しむために勉強ができるってなんだか楽しい。というか物語なくして歴史を楽しむのって結構な無理ゲーだと思ってるので、退屈な授業で興味を失ってしまう前に、なんとかしてマンガを読んでもらいたいものだ。

  • ヒストリエの補完&おさらいとして。
    図版が多くわかりやすい。

  • ヒストリエの続きが気になったのと世界史の授業でかじっただけのアレクサンダーをより知りたくて購入。このシリーズは写真が豊富で読みやすい。

  • アレクサンダーとファイスティオンって別人だったのか

  • 本書は豊富な絵・写真と地図でアレキサンダーの戦いを示す。
    著者のピエール・ブリアンはアレキサンダーを「英雄」・「天才」と賛美しない。絵・写真と地図そして多くは散失してしまったが、わずかに残る当時の記録を示す。
    読者自身にアレキサンダー像を作らせる。
    私に見えてきたのは戦闘においては勇猛果敢、
    統治においては妥協、寛大。
    そして 絶え間ない、兵士の補給、物資の補給を可能にした実務者がいたからと考えさせられもする。

  • ¥105

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/00761098"><B>アレクサンダー大王</B> 未完の世界帝国</a><br>(「知の再発見」双書 11)<br> 1991.9<br><br><br>紀元前5世紀後半の2度に渡るペルシア戦争を経た後<br>ポリス間の対立が深まるギリシャ本土。<br>大王の父フィリッポス2世がマケドニアの王位に即いた前4世紀半ばは<br>そういった争いにより各ポリスが衰退に向かっている頃だった。<br><br>大王の誕生から夭逝するまでを、時間を追って解説している。<br>「絵で読む世界文化史」というだけあって<br>沢山の写真や絵画が掲載されたこのシリーズは、取っつき易く<br>また興味の対象が広がっていく楽しさを覚える本です。

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