- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422311074
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパを中心に世界12カ国、計23館の何にも代えがたい歴史的に貴重なクラシカルライブラリーを紹介。その絢爛豪華な空間美に魅せられた一人のフランスの建築写真家が、天井画から書架まで、閲覧室を彩る優美な室内装飾を余すところなくそのフィルムに収めた。王宮の一角に建てられたヨーロッパ最大級のバロック建築で知られるオーストリア国立図書館に始まり、世界最古の聖書写本を有するヴァチカン図書館、南ドイツ一の美しさを誇るヴィブリンゲン修道院図書館、フランス最古の公共図書館であるマザラン図書館、ヨーロッパでも有数の伝統を誇るボドリアン図書館、ハリーポッターの世界を思わせるジョン・ライランズ図書館、スペインのエル・エスコリアルにある世界遺産に登録された修道院の図書館、そしてアメリカを代表するニューヨーク公共図書館、サンクトペテルブルクにあるロシア最古の公共図書館として知られるロシア国立図書館まで、人類の知の遺産を保管する場所として、その建物や空間そのものが格別な輝きを放つ。写真点数約200点。パノラマビューが堪能できる大型折り込み写真4点を収載。
感想・レビュー・書評
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立派な本なので、買うには当然お高い。
これを蔵書として持っていてくれた地元の図書館に感謝。
本書にアメリカの図書館を含まなくても良かったのではないだろうか。
ヨーロッパの歴史ある図書館には敵わない。
ヨーロッパの図書館の説明文には、傍らにハプスブルク帝国年表を置きながら読んで丁度良いくらいの年代や神聖ローマ皇帝の名前が出てくる。
同時期の日本はどうだったのだろうと比較しながら見ると、何故だか虚無感に襲われる。
1ヶ所だけ、行ったことのある図書館が含まれていたが、最初は気付かなかった。
本文を読んでいるうちに、その場所の説明から、「あれ?これ行ったところかな?」となった。
なぜなら自分がそこを訪ねたのは、「図書館」があるとは知らずに、街を見渡せる塔に上れるからだったのだ。
で、塔に上るガイドツアー途中で案内されたのがその図書館だった。
目指して行ったわけではないので、突然現れたその空間は「うわっ!ハリーポッターの世界!」だった。
あれは感動したなぁ。(チェコ プラハ国立図書館)
本文を一言一句逃さず読んでいない(拾い読みの)場合は、いつも通り自分ルールに基き、「読み終わった」ではなく「未設定」へ。
追記:「未設定」があまりに増えてきてしまったので、読み終わってないけど「読み終わった」に登録変更。
タグに「飛ばし読み」を新たに作り、区別することとする。2020/12/20詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で目に入ったので借りて読了。
図鑑的に読んだので熟読はしていないですが、解説部分も結構しっかりしている感じでした。
本を隠す(戸棚にしまってある)図書館があった、というのも初めて知りました。 -
世界の歴史ある図書館。
簡単な来歴や蔵書数、見どころの解説なんかも載っている。
写真集としてうっとりできるがその分大きくて重い。
織り込み写真が良い。 -
背表紙だけじゃ
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(特集:「先生と先輩のすすめる本」)
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https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00546593 -
書物は人類の知の集約であり、図書館はその集成です。ここには世界の23の美しい図書館が紹介されていて、知に対する敬意と収集欲を感じます。中でも、オーストラリアの国立図書館の美しさにはため息が出ます。建物はバロック、内装はロココでしょうか。こんな知の森にこもってみたい衝動があります。
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キリスト教系の図書館はやはり豪華。なかでもLC
は行ってみたい。英語読めないけど。