王様はいつも不機嫌! (リーフノベルズ)

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  • リーフ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434024337

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  •  従兄弟のススメにより、全寮制の学校に編入した希理。その学校は有名なお金持ち学校で、時代錯誤ともいえる「階級制度」が今なお、存在していた。
     もちろん、ごく普通の庶民である希理は、最下層である「平民」。身分が下の者は上の者に従わなければならない、という民主主義も真っ青な制度の元、かわいらしい見た目をした希理は襲われかける。
     見た目と違い、凶暴(?)な希理はなんとか逃げ出すことに成功するが、実はその相手、学園の絶対権力者である生徒会長の司峰であった!!
     権力をかさに、希理に対して「俺の物になれ」と希理を専有物扱いしようとする司峰に希理はかんかん! おまけに、いつでもどこでも襲いかかられて、希理は司峰に反抗することを決意するが……。

     そんな話でした。
     実は希理は、襲いかかられたこと自体に怒ってた訳ではなく、司峰の自分を物扱いしているような、対等ではないような物言いに怒っていたわけですが、まぁ、それは怒っても仕方ないような言い方をしてたわけだからしょうがないんですが……。
    「おとなしく犯らせろ」「お前はもう、俺の専有物なんだよ」だとか、それを言っちゃおしまいなようなことをばんばん言ってしまっている司峰は十分に悪いと思うんだよねー。
     それで司峰自身はちゃんと愛の告白とやらをやってるつもりでいるから、もっとすごい……そりゃ、ないよ……と言いたくなります。
     でも最後はちゃんと、司峰が足りなかった言葉を足して告白し直して、希理も自分の気持ちを認めてハッピーエンド。
     ちょっと傲慢&無理矢理な攻めが大好きな人はどうぞ。

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