てけれっつのぱ (柏艪舎文芸シリ-ズ)

著者 :
  • 柏艪舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434076749

感想・レビュー・書評

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  •  徳川の世から明治に御一新、そして蝦夷地北海道の開拓、そんな時代、人と人との縁がつながりながら転がっていく物語。読み応えのある力作です。蜂谷涼「てけれっつのぱ」、2006.6発行。姫君さま、漆風呂、てけれっつのぱ、熊手お多福、死神の連作5話。蜂谷涼さんの連作は奥が深く、とても気に入っています。ミステリーの要素が味わいを更に濃くしています。

  •  

  • 明治を迎えたばかりの東京と小樽を舞台にした連作短編集。江戸っ子の人情溢れる人々がいとおしくなるような作品。人の縁を大切にしたくなる。

  • 2009/06

    明治初期くらいが舞台のオムニバス小説。
    初期も初期なので、空気は江戸時代色が強めです。
    短編がいくつかあってそれぞれの登場人物がそれぞれ関わりを持って展開していくストーリーです。
    話は決して難しくないし、奇を衒いすぎたものではないけど、素直な感じがとても好印象だった。不幸になるラストじゃないっていうのはやっぱり気持ちいいです。

  • 劇団文化座により舞台化!
    2008年文化庁芸術祭大賞受賞

    2010年4月 関東甲信越にて公演決定!
    2010年5月 トルコ公演決定
    2011年   全国公演

    「やりやがるねェ!」思わず出たのがこの言葉
    掛けた呪文は“てけれっつのぱ”  林家いっ平氏推薦!

    ひとを恨んだところで、てめえが惨めになるだけだぜ

    明治時代前期、近代日本の夜明け――旧い時世、古い人間関係を引きずりながら、新しい時代、まだ見ぬ世界を目指し、俥曳きの銀次がひた走る。

    【目次】
    姫君さま
    漆風呂
    てけれっつのぱ
    熊手お多福
    死神

  • 2006/08/31

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著者プロフィール

1961年小樽市生まれ。北海道を拠点に執筆活動を行なう。
2008年『てけれっつのぱ』(柏艪舎刊)が劇団文化座により舞台化され、同舞台は2008年文化庁芸術祭大賞受賞。
主な著書に『落ちてぞ滾つ』、『いとど遙けし』、『雁にあらねど』(各 柏艪舎)、『雪えくぼ』、『舞灯籠』(各 新潮社)、『夢の浮橋』(文藝春秋)、『蛍火』(講談社)などがある。

「2018年 『曙に咲く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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