- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434145902
感想・レビュー・書評
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最後、鳥肌がたちっぱなしでした。。
あんな夏休みを経験してみたい
(⌒▽⌒)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人も子ども楽しめるファンタジー
きらきらした情景が目に浮かび少し切なかったです
ジャケットもかなり素敵♪ -
ラストの感動シーンがいやらしすぎないのが良かったです。こういう奇跡はトシとる毎に(苦笑)「げちょーん」てなるのですが…。全体的にサッパリしてるからかな?
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児童書
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この作品の主題からは的が外れているのかもしれませんが、ダム建設によって村が一つ失われていく事を通して、「開発と環境問題」のことや「コミュニティー」「家族や友人」「生きる事」「未来や希望」等々の事までを考えさせられたり、気づかされたり、思うことのきっかけになるなぁって思いつつ読みました。容易なことばで綴られる文章は、夏休みの匂いを感じながら、また思い出しながら、最後の不思議なクライマックスへと静かに誘っていきます。
最後に起こる奇跡に有り得ない!との声も聞こえるが、そこはファンタジア。たまには純な気持ちで受けても損はしないだろう。 -
再読。
昨年末に近所の本屋さんで平積みされた、『泣きたいほど懐かしい』 という帯の惹句と、上下巻並んだその懐かしさを感じられる表紙に、思わず所謂 「ジャケ買い」 をした本作が映画化されるようです。
「ガガガーーーン! ゴォォォ・・・ゴロゴロゴロ・・・ ズザザァァァーーー!」
「チャポン・・・・・・」
「ピチョン・・・・・・」
「ボッ・・・ガボッ・・・ブクブク・・・・・・」
多用される一行を使ったカタカナ描写に辟易しながらも読み進めるうちに、そんなものは気にならなくなるぐらいに筋に引きこまれる力作でした。
そのカタカナ描写からもわかるように映像的な作品でした。
これをキッチリと金をかけたCGを使われた実写で観てみたいと思っていましたが・・。
やはり・・、アニメですね。
それでも、大変に楽しみです。 -
ときどき「オレ」の思いの中に、作者川口さんの思いを感じつつ、ほほえましく思いながら下巻に突入しました。
下巻はどんな進展をし、作者はどんな表現をしてゆくのだろう?そんな思いで。
「事実は小説よりも奇なり」生きてることって何でもありってことかな?
そう思っています。
とてもきらめいた美しい光景が、諸所にあり、そこを感じられている自分に
ちょっとホッとしました。
読み進めて行くうちに、残りのページ数が少ないのに、どうやって締めくくるんだろう?
そんな心配をしながらだったのですが、
残りのページ数の少ない中に、輝く魂が凝縮されてみえたように思います。
ここではお話だけど、描いた人は人間。
構成と文字、生き方、経験などなど
人の持つありとあらゆることを駆使して描き上げた1作のはず。
それがまっすぐに響いてきます。 -
童話のジャンルに入りそうな
子供を描き出す小説でありながら
その文体は大人のそれであって
違和感なく対等な立場で読むことができた
川口さんの自然観とか距離観とか人間観が
ストレスなく読み取れることも不思議な感じを醸し
不断読まない小説との出合いをつくった「運命?」を感じたりもした
時間の捉え方にも空間に対する感じ方にも
共通項が見えていつの間にか親近感を持ってしまう
なんとなく嬉しくなる出合いだった -
心がほっこりしました。夏休みの素敵な描写が、逆に切なかったです。
最後は涙が溢れてきました。
ただ、ちょっと期待し過ぎて読んでしまったせいで思ってたよりは感動しなかったかな…って感じです。