- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434165139
感想・レビュー・書評
-
◆あなたの「心の故郷」はどこですか?◆
ひょんなことからケータイもない時代にタイムスリップした小学生のユウタ。不思議な少女と出会い、二人はダムに沈んだ深山井村の最後の蛍神社夏祭りに参加することになる。亡き父との思い出を込めて作る灯籠。花火大会の浴衣。伝承の虹色蛍。祭りに懸けた大人たちの想い。物語のターニングポイントである祭りが終わった時、子ども達は何を見つけ何を得たのか。蛍舞うこの祭りに、切なさと、きっと懐かしさを感じるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昭和の田舎の夏休みに突然放り出されたような感じだが、自分(40代)やそれ以上の年代にはノスタルジーも相まって余計に感情移入できるかも。
アニメも見たが原作のこの作品も好き。切ない。
-
中学校入学前に読み、お気に入りの一冊となった。
とても感動した。「今を生きる」 -
夏休み こんなふうに思いっきり遊びたい
こんな風景で過ごしたことはないけれど。
夏を満喫するってこんな感じ?
わくわく、そして短い夏
消えゆく村
余命
儚い少女
美しく儚い
まさに蛍
日々の生活が思い出が故郷が、なくなってしまうってどんなだろう
ストーリーよりも
実際にこのようにダムに沈んでしまった集落の方々を思ってしまい胸が痛くなりながら読んだ。
そういえば
まごまご嵐という番組で
もうすぐ消える村で
大野くんが絵を描いてた
のを思い出した
映画も見てみようかな? -
言うことなしのエンディングでした!
涙無しには読めない、命の貴さを教えてくれる本当に素晴らしい本です。
主人公の考え方や話し方がいかにも小学生らしくて作者さんの文才が感じられました。
人との繋がりがとても愛おしく、大切なものに感じられる物語だったので、読んでいる最中「コロナが収まってみんなで楽しく過ごせる世界になればいいのになあ」と考えずにはいられませんでした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一年前に交通事故で父親をなくしたユウタは、小6の夏休みに一人、父との思い出の地を訪れていた。よく一緒にカブトムシをとりに来ていた山奥のダム。今は使われていないそのダムで、ユウタは突然の雷雨に襲われ、足をすべらせて気を失ってしまう。やがて目覚めたユウタの目の前には、一人の小さな女の子とダムに沈んだはずの村が…。タイムスリップした三十年以上前の村。かけがえのないもう一つの夏休みの、はじまりだった。 -
昔買って読んだきり、10年以上経って改めて読んでみた。
ファンタジーな部分や都合の良い展開に少し引っかかってしまう自分に、純粋な子供の頃との違いを思い知らされ切なくなりつつも、最後のシーンでは泣いてしまった。
子供の頃に読んだ時のわくわく感、大人になって読んだ時の懐かしさ、読む世代によって感じ方も少し変わるかもしれない。10年後にまた読みたいな。
※真夏の暑い日にセミの音を聞きながら読むのが至高でした。。 -
私がだいすきな本。
かすかな記憶だと初めて自分のお金で買った本。
その時なにを思ってたかは分からないけど間違いなく一瞬で惹かれて手にした本。
本を読む楽しさを教えてくれた本。
いつも異世界へ連れて行ってくれる本。
なんか、ずっとずっと大切にしていたいって思う本。
運命の本。
世界観に一気に引き込まれる。まるで私がそこにいるように。そのくらいこの本は表現が素敵で、自然をその人を想起させる。
今を楽しむこと、そんな陳腐なひと言では表せない。
今を全力で生きること。今生きてる時間は未来にとって意味がないものではないか?そう思うときがある。でもその今っていう時間は間違いなく存在していたし、存在し続ける。だから、今を全力で生きる。
2020年 16冊目
『虹色ほたる』
小学校の時に初めて自分の貯金で買った(たぶん)思い出の本であり一生大切にしたい本。
自分も一緒にタイムスリップしてるかのように、色鮮やかで生き生きとした情景が頭の中でくっきり浮かぶ。今を全力で生きようって思える一冊。 https://t.co/oFRvY8cX3w
-
タイムスリップして今はない街へ‥
何だかロマンチック
君の名はを思わせた -
映画化されてるのかな?
君の名は。を思い出した。 -
突然タイムスリップしたユウタが、サエコちゃんや村の子たちと親交を深め、一夏の思い出を作っていく。大人になって読むと、こういう夏休みが懐かしく、羨ましいと感じてしまう。また大人になってから、再会するシーンは感慨深いものがありますね!