虹色ほたる: 永遠の夏休み

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 493
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434165139

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  • 「二度とないもう一つの“永遠の夏休み”」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/detail?rgtn=094553

  • 夏休み、小学6年のユウタにおきた不思議な、そして忘れられない体験。
    蛍というのは、人間をロマンチストにさせてくれますね。誰もが大切な人へと想いを馳せるのではないでしょうか。

  • 幸せに終わってるところがいいです。都合よすぎると思っても、それがお話のいいところだと思います。
    ユウタの素直さと、さえ子ちゃんの強さがいいです。さえ子ちゃんが生きると決めた現実が辛すぎて、ユウタがお兄ちゃんのところへ行ったほうがいいっていうところも。
    夏休みが楽しい思い出ばっかりの人は、あの頃に帰りたいと思うんでしょうね。わたしは、勘弁ですが。

  • 『虹色ホタル』(通称ニジホタ)は『からくり夢時計』(通称ドリクロ)(初版発行2008年11月)より1年前に発行(初版発行 2007年07月)された川口雅幸氏のデビュー作。交通事故で父親を亡くした小学6年生のユウタが、夏休みにかつて父親とカブトムシ取りに来たことのある山奥のダムで三十年以上前にダムに沈んだはずの村へとタイムスリップし少女サエコに出会う。前作のニジホタと後作のドリクロを読み較べると両作品を細かい部分で差別化しつつ丁寧に描きこんだ作者の工夫が随所に見られ二度美味しい。読者一人ひとりにとっての原体験とも共振する挿話の巧みさはあの重松清以上かもしれない。ストーリ-テリングのみならず、「儚い命」と「出会いの奇跡」の象徴として使われる『蛍』の情景描写もきらきらと実に瑞々しくそして美しい。夏休みに本書のような良書を小中学生が手に取れば、読書嫌いや活字離れも解消するのではなかろうか。

    「長く生きられないから・・・早く運命の相手を見つけたくて一生懸命光るの。だからあんなに綺麗なんだよ。」

    「どんなに楽しい思い出を作ったって、どんなに親しい仲になったって、結局は最初から無かったことになるって。それでもいいから『今』という時間を大切にしようって。」

    「あっちの時代に戻ったら、いつか・・・見つけてくれるって、約束して」

  • 主人公が過去に行ってしまうというとてもおどろく場面から物語は始まります。けれど、その出来事のおかげで、主人公の心は、少しずつ成長していくのです。そこがとてもおもしろいです。

  • 小学生のころ読んだような ライトなファンタジーものでした。
    でも 悲しい出来事から時空間を異動した少年の期限がついた夏休み
    田舎暮らしでしか味わえない自然の楽しさ、そして淡い恋

    「君の名は」が最近人気ですが、TVで放映したアニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」の映像が頭に浮かびながら楽しく読めた作品です。

    あのキャラでアニメ化したら 案外人気になるかもね。
    (2012年11月10日にアニメ映画作品になっていたんですね。チラッと予告観ましたが・・・・やっぱりイメージが違った。残念!!)

  • タイムスリップ大好き(*´ω`*)
    タイムスリップした2人の友情が
    とっても感動的!
    同年代なので、同じ目線で読めて
    とっても良かったです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    もっと川口さんの作品、
    読みたい!

  • いいんだけど、感情の盛り上がる場面のない、平坦な物語だな・・・と思っていたら、最終章で大満足。前にあったことがあるような気がする人は、前世でも縁があったのだということ、信じていても実感はできなかったけど、ああこういうことなのか~と腑に落ちました。

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著者プロフィール

1971年、岩手県生まれ。2004年、パソコンで文章を書く楽しさに目覚め、ホームページを開設。同年、サイト上にて『虹色ほたる~永遠の夏休み~』連載開始。大きな反響を呼び、2007年に同作でアルファポリスから出版デビュー、累計40万部突破の大ヒットとなる。2012年には東映アニメーションにより映画化される。

「2018年 『幽霊屋敷のアイツ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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