むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 7つの昔話で学ぶ哲学入門

著者 :
制作 : 谷口 崇 
  • 高橋書店
3.40
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本棚登録 : 511
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784471191313

作品紹介・あらすじ

【7つの昔話で学ぶ、日本一おもしろい哲学入門】桃太郎とアリストテレスが「正義」について哲学する。36の有名な哲学思想を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 日本昔話に、世界の哲学者の理屈を持ち込んで解説した本。

    プラトンから和辻哲郎まで、時代も国も幅広く取り上げられていて、どの哲学者がどんなことを言っていたか、日本昔話に引っかけた漫画仕立てでさくっと読める。

  • 昔話に寄り添って哲学の考えを説明するの、予想以上に(失礼)わかりやすかった。
    96冊目読了。

  • 桃太郎、浦島太郎などの昔話を哲学的視点で学ぶ本。36人の著名な哲学者達がどういう提唱をしてるかを知ることの出来る哲学入門書。
    昔話をそういう視点から語るのかといった驚きツッコミを交えつつユーモアに学べる

  • 哲学興味ありません。とはとても言えないです。胸に手を当てると、人生の流れの中で何度か哲学を理解したいと入門書読んだ事も有りました。前々分からないながら頑張って読みましたが、入門書すら頭に入らない僕には無理だなあと。
    そして漫画交じりのこの本を読みましたが、結局哲学の素養が有って初めて興味の出る本でした。僕にはやはり哲学は分からない・・・。

  • 分かりやすい、面白い、親しみが持てるの三拍子。
    昔話の登場人物のところへ哲学者が突然現れ持論を展開し、登場人物が狼狽えるってパターンが好きすぎた。日本の哲学者や、現存の哲学者も載っていてバラエティ豊か。

  • イラストも可愛いし、とっても面白かった!
    哲学者っていっぱいいるんだなぁ。
    まだ現役の哲学者もいるなんて!

  •  タイトル買い。

     最近童話と何かを混ぜるのはやってるの? 最近っていうかここ数年だけど。SFといいミステリといい。
     買って気づいたけどさ、この著者、母校の教授だった。母校つってももう、うん十年前に卒業したとこだけど。プロフィール読んで、あの大学こんな学部あったっけ? って思って調べたら、なんか学部が増えてた。卒業後のことだからそりゃ知らねぇわ。
     哲学系は基本論理学、言語哲学寄りを選んじゃうから触れたことのない哲学者がいっぱい出てきて面白かったな。まあほんと入門書って感じ。ここから哲学に興味を持ってくれたら、っていう導入部分。
     紹介されてる哲学者にはちょっと著者の趣味と好みが詰め込まれてるなぁ感はある。言葉にして説明するのが難しいけど、「生きる」ってことをメインに選んでるっぽいなって気がした。道徳的な哲学が多め、倫理学寄り。
     マンガ部分はおほしんたろうだなぁって。浦島太郎の亀が好きです。あとわらしべ長者の嫁さん。素敵な嫁さんだから大事にしてあげて欲しい。
     昔は道徳的なものはまったく食指が動かなかったんだけど、今はちょっと読んでみてもいいかなって思えるから年取ってまるくなったんだな。ハーバーマスのコミュニケイションの本、アドラーあたりは読んでみたい。あといつかちゃんと「葉隠」は読みたいとは思ってる。

  • 発想からして勝ち。早くも名著の仲間入り。

  • 哲学をとてもわかりやすく解説してくれている本。馴染みのある日本の昔話に当てはめてくれているので理解しやすい。コミカルな漫画も入れてくれていて楽しく読めた。
    哲学の必要性を最後にまとめてくれていればなお良かったかも。

  • 哲学を身近に分かりやすく捉えると言う点で面白い本だった。
    登場する哲学者の時系列がまちまちなので、実際にどの時代に行きた人かは分かりにくい。
    あくまでも哲学への入門として面白い作品だった。
    おほさんの絵が元々好きなので、サクサク読めてあっという間だった。

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著者プロフィール

1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。
京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。
全国各地で「哲学カフェ」を開催するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。NHK・Eテレ「世界の哲学者に人生相談」、「ロッチと子羊」では指南役を務めた。最近はビジネス向けの哲学研修も多く手がけている。専門は公共哲学。
著書も多く、ベストセラーとなった『7日間で突然頭がよくなる本』や『ジブリアニメで哲学する』、『不条理を乗り越える』、『前向きに、あきらめる』等をはじめ、これまでに100冊以上を出版している。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。

「2024年 『60歳からの哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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