鈴木理策 熊野、雪、桜

  • 淡交社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473034328

感想・レビュー・書評

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  • 熊野の熱烈な赤から始まり、真っ白な雪からの桜。
    一見つながりがないかのように思えるけれど、色のグラデーションが作られていることに気付いて驚く。

    雪は、「え?このページ、何もないの?」と思うほどの白さ。
    でも、その白さの中に、ふかふかした新雪感もあり、不思議な写真。

    桜も、雪が樹についているのかと思うアングルからの満開のピンク。

    不思議な世界。

  • 3つのシリーズを収めた写真集。ばらばらにならず一つの流れを持って見ることが出来るのは流石だなあと思いました。

  • 恵比寿へ行って見に行った。
    覚えているのは、大学時代の友達の声と
    会場の白さ、そして桜色。

  • こんなに儚く美しい日本があったのか

  • 写真一枚一枚ではなく、前後の写真がつながり
    映画のような「流れ」を味わえる一冊。

    それでいて、特に「雪」の写真は
    一枚一枚がとても美しい。

  • 毎年この2月から3月にかけて、
    つまり冬から春にかけてなんとなく
    眺めたくなる写真集。

    タイトルのように「熊野」から「雪」へ
    雪から「桜」へと静かに風景が流れるように
    続いています。

    今までぼくにとって「写真」とは、
    それ1枚で完結するメディアだったのですが、
    この写真集を眺めていて、写真集という
    一つの連続性の中で表現することで
    こんなにも1枚1枚が豊かになるのだなぁ。
    と感じさせてくれました。

    それと同時に、
    自分が同じ場所にいたら一体
    どんなアングルで撮るだろうか、
    そんなことも考えめくるページも
    また愉しいものでした。


    久しぶりに
    深いところから鳥肌が立って、

    やっぱり写真っていいなぁって

    そんな風に思えた一冊。



    雪の白から桜の白へ


    まるで夢でもみているように


    眺められる不思議な一冊



    読むのにかかった時間:30分

    こんな方にオススメ:透明な写真が好きな方

  • 都写美の展示は面白かった。桜の写真は、撮り方が、結構参考になります。
    撮りたいものは、どーんと撮れ!と言わんばかりの撮り方。

  • [作品]
    熊野、雪、桜
    [論考]
    崇高と空白|鷲田清一
    瞬間と悠久を行き交う写真 熊野を原点として|丹羽晴美
    展覧会歴/主要参考文献
    作品リスト
    (本書目次より)

  • 雪、桜、撮っているものはそれなのに放つ空気感がとてつもない。

    そして、美しい。

  • 一つ一つの写真が美しい。

    個人的には桜が好き。あんな構図で撮れる人いないのでは?

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著者プロフィール

日本初の写真と映像専門の総合美術館として、1995年、恵比寿に誕生。2016年9月にリニューアルされた3つの展示室では、国内外の著名作家の個展から、映像の祭典「恵比寿映像祭」まで、年間20本以上の展覧会を開催している。1階ホールでは質の高い映画を上映。作品制作のワークショップや無料で閲覧できる専門図書室、カフェやショップなど、写真と映像を自由に、多彩に楽しめる空間を提供している。

「2018年 『マジック・ランタン The Magic Lantern』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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