かしこい うさぎの ローズバッド (こころのほんばこシリーズ)

  • 大日本図書
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本棚登録 : 108
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784477033648

作品紹介・あらすじ

ローズバッドが読んだ本には「ウサギは臆病ですぐに逃げる」と書かれていました。他の動物は立派でかっこいいのに! 腹を立てたローズバッド、まずはクジラのもとへ向かいます。ウサギの力を見せつけるために考えた作戦って!?

感想・レビュー・書評

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  • 大日本図書の世界の翻訳幼年童話集「こころのほんばこ」シリーズ。
    https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=3356

    うさぎのローズバッドは動物のことがかいてある本をみつけました。
     ライオン、かしこくて勇敢。
     ラクダ、砂漠でなんにちも歩くことができる。
     ゾウ、力持ちで記憶力がよい。
     クジラ、哺乳類でいちばん大きい。
     ウサギ、小さくおくびょうで、他の動物や人間につかまえられてしまう。

    …んん?ウサギがおくびょうですぐに逃げるだって!?
    ローズバッドは本をなげすてると、ウサギがどんなに強くて賢いかを証明することにしました。
    海にいたクジラに力比べを申し込み、そして森に行ってライオンにも力比べを申し込みます。

    小さなウサギは、強いクジラとライオン両方に勝てるのでしょうか?

    ===
    物語ではウサギはいろいろな性質で出ますよね。
    弱くて捕食されるウサギなので、それを補うためにズルさをもっていたり、勇敢で知恵が回ったり、自分は何もできなくてもとても優しかったり。
    身近で小さなウサギなので親密感と、だからこそ勝ってほしいという気持ちで世界の物語に出てくるんでしょう。

  • うさぎのローズバッドは、うさぎは「おくびょうで、すぐに にげる」と本に書いてあるのを見て、はらを立てた。そこでローズバッドは、クジラよりもゾウよりも力があることを示そうと一計を案じる。

    うさぎが何をしようとしているのか考えるのが楽しいし、それが上手くいくのかもドキドキしながら読むことができる。何も悪くないクジラやゾウはちょっとかわいそうだけど、気分を晴らしてウサギを褒め称える本を書き始めるローズバッドは憎めないキャラクターで、不愉快にはならずに面白さを味わえるお話。

  • 絵がなかなか独特というか…。
    てか、ほんよんでるじてんで十分賢いよ、大丈夫。

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著者プロフィール

1898年オーストリア生まれ。16歳でアメリカに渡り、ホテルで働きながら絵を描く。1934年『山のクリスマス』(岩波書店)でデビュー。2作目の『ゴールデン・バスケットホテル』(BL出版)がニューベリー・オナー賞受賞。1940年『げんきなマドレーヌ』(福音館書店)でコルデコット・オナー賞、1954年には『マドレーヌといぬ』(福音館書店)でコルデコット賞を受賞した。1962年没。

「2020年 『かしこい うさぎの ローズバッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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