あなたも翻訳家になれる!―エダヒロ式 [英語→日本語]力の 磨き方

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008843

作品紹介・あらすじ

「翻訳家として独り立ちするにはどうしたらよいのだろう?」「どこに道があって、どこにそういう場所への扉があるのだろう?」英語の勉強法、翻訳トレーニングの方法、日本語の磨き方、そして出版社とのつき合い方まで、自らの経験をもとに、ノウハウを大公開。

感想・レビュー・書評

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  • 翻訳家ってどうやってなるんだろう?どんな能力が必要で、どうやって仕事をもらうんだろう?という疑問を著者の経験をもとに解説。必要な能力、翻訳の仕事の現実などについて知ることができた。読んで思ったことは、「こりゃ普通の人には無理じゃないか?」で、読み進むほど「私も翻訳家になれる!」とは思えなくなった…
    翻訳家として生きていくには、英語力だけでなく、特定分野に関する知識、人脈、マネジメント力、自己管理能力など様々な力が必要で、どれが欠けていてもプロとして生きるのは難しいらしい。
    ただ、この著者が目指したのは「自分の名前を訳者として本に載せる」出版翻訳なので、よくある無名の産業翻訳であればまた別の生き方がありそうだと思った。
    翻訳する際のやり方や思考のプロセスなどはとても参考になったので、また折を見て読み返したい。

  • "朝2時起きで、翻訳家になった枝廣さんの翻訳家を目指す人に向けた指南書。翻訳家並みの英語力を身につける、アドバイスがあるかと思い読んでみた。
    出版社とのやりとりや、仕事の進め方や自己管理などプロフェッショナルとしてのアドバイスが豊富にあり、本格的な翻訳家を目指す人には参考になるだろう。
    日本語をよく知らないと、翻訳家にはなれない。そのためには、すばらしい日本語に日頃からふれていないといけない。
    ごもっとも。でも、日本語だけでは英語は身に付かない。できることから始めるか~"

  • プロの翻訳家が実践しているテクニックや学習法について、非常に詳しく書かれているところが魅力。

    「どのようにして翻訳家になるか」もそうですが、自分にとっては、どのように仕事や学習を進めるかについての自分マネージメントが興味深かった。

    やるべきことがいくつか見つかり、モチベーションが上がった。

  • 語学が好きなのでさらっと、、

    わかりやすく、エダヒロさんの歩んできた道といいますか、が述べられており翻訳家を目指す人は具体的な考えができるのではないかな、と思う。
    語学を活かせる仕事、いいなあと思います。

  • 出版翻訳を目指している方向けの本だと思いますが、実務翻訳を勉強している私にも、参考になる部分がたくさんありました。

  • 翻訳者として仕事をしているが、さらに稼ぎを安定させようと奮闘中の今、思わず手に取った本。
    書いていることのいちいちが、納得のいく本です。
    例えば、出版翻訳をしたいが、「経験がないとね~」といわれて、じゃあ最初の経験をどうやって作ったらいーねん!!ってとことかです。
    ただ、作者が東京大学出身だからか、トライアルを受けさせてもらうまでの大変さが抜けています。
    一般人は、翻訳会社のエージェントから名刺をいただいたり、登録したところで、美辞麗句を真に受けて連絡しても、トライアルを受けさせてもらうことさえできません。
    ここでもまず、経験が要求されます。

    私は、ボランティアでまずトライアルをうけさせていただく窓口を開きました。

    ただ、業界の現実を、とってもリアルに描き出していて、翻訳者を目指しているけどどうしたら?という方に、非常にいい本だと思います。

    P98の「いい翻訳家は締め切り直前まで考える」は救われました。私もいつもうーんと思って、提出します。もっと努力が必要なのは重々承知ですが、実際、TOEICなどが満点近くとれても、実際の現場では、どう逆立ちしてもみたことない文法の文章やらもでてくるのです。
    それで、心残りの箇所をいくつかのこしたまま提出という文章には、少しホッとしてしまいました。

    翻訳の手順を順々に書いて、語学力の上昇には絶え間ぬ努力が必要で、その参考になる英語のほんやらブックフェアなども紹介しており、近年多い、これだけ読めば英語ができるなどと非現実的なことを書いていない点にも共感しました。

  • 初めてエダヒロさんの著書を読みましたが、非常に読み易いです。私は漠然と翻訳者になりたいと思っていたのですが、この本を読んで夢により近づいた気がしました。翻訳者を目指している多くの人にとって、「どうすれば仕事をもらえるのか」という不安が一番大きいと思います。本書ではそこの部分を著者の体験を含めじっくり説明してあります。また、勉強の進め方、翻訳のやり方、自分マネージメント等、為になる情報が満載の本なのでこれから何度も読み返そうと思っています。

  • 立ち読み:2011/4/2

  • 翻訳に関する本は実は初めて読んだが、日本語の表現力を増すためにやれそうなことが書いてあったりそれなりに役にたったかも。

  • 割とさっと読めた。
    どう自分を律して目標に近づくか、
    という話は翻訳家を目指すのではなくても
    参考になりそう。読み終えてから、
    著者が心理学を学んだ人であるのに気づいた。

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著者プロフィール

大学院大学至善館教授、有限会社イーズ代表取締役、株式会社未来創造部代表取締役社長、幸せ経済社会研究所所長、環境ジャーナリスト、翻訳家
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。『不都合な真実』(アル・ゴア著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンスを高めるための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
心理学を基にしたビジョン作りやセルフマネジメント術で一人々々の自己実現を手伝うと共に、システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場作り・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。教育機関で次世代の育成に力を注ぐと共に、島根県隠岐諸島の海士町や徳島県上勝町、宮城県気仙沼市、熊本県南小国町、北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創り直すプロジェクトにアドバイザーとして関わる。

「2023年 『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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