50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?
- ダイヤモンド社 (2012年10月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478016299
感想・レビュー・書評
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他の方の評価は低いですが、管理会計の素人である自分にとっては、基本を押さえるためには、有益でした。
確かに内容的には、1時間程度で読了できるくらい平易でしたが、管理会計だけでなく、バランススコアカード(BSC)の考え方を取り入れ、顧客志向で課題解決に迫る姿勢は、なかなかリアリティでした。
人は、なかなか自分の立ち位置での視点で考えてしまいます。"顧客志向"を具体的に思考して、行動に落とし込むことの難しさを感じました。 -
図書館
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確かに読みやすくてよくわかる。ただ本の中でも書かれているように実際の事業をするのと紙の上での知識は同じではないと思う。
まあ、それを加味しても小気味よい経営本は読んでいて楽しい。 -
読みやすい
小説仕立て -
会計シリーズ。餃子屋フレンチとそんな変わらぬ。次はBSCに着目してみよう。
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20150220
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顧客視点と業務プロセス改革 実践編って感じかな。
できすぎなストーリーだが、こういう本をたまには読んで意識するのはいいことだ。 -
20150216終了。まぁ、すぐに読める。利益ポテンシャル他。バランススコアカード BSC。
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ベストセラーとなった「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」シリーズの続編です。
今回も、物語仕立てになっており、また図表も各所に盛り込まれ、読みやすく分かりやすい内容となっています。
会計の本というとなかなか理解するのが難しいものが多いですが、ドラッカーの「顧客を創造する」という理念と管理会計の考えを使って、主人公菅平ヒカリの目を通し噛みくだいて頭に入ってくるようになっています。
全体を通して使われているのがバランススコアカードです。バランススコアカードとは「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセスの視点」「学習と成長の視点」の4つの視点から戦略を練り、行動を起こすことです。
どれか一つ欠けていてもダメで、バランスよく進めていかないとうまくいきません。
この本の題名となっている「50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?」の答えも当然ながらでてきますが、それは読んでからのお楽しみです。
物語仕立てのビジネス書の登場人物には、共通点があるように思います。(まったく勝手な解釈ですが)
まず『主人公』―女性が多い、知識・経験は少ないがそれを補う一生懸命さがあり、ちょっとのことではへこたれないタフな性格。学習意欲も高く、ドンドン問題を解決し前へ進んでいく。
『指導者(上司・先輩など)』―主人公にアドバイスを送る人。人生経験豊富で、主人公の現在の成長段階・環境を理解し、そのレベルにあった適切な助言を与えてくれる。少し高飛車な感じの人が多い。
『敵』―目に見える敵だけでなく、問題であったり課題であったりもします。そして敵は外にいるとは限りません。内部、自分の仲間だと思っていた上司・同僚も敵になることもあります。
『周りを囲む人々』―同僚・後輩がちょっとしたヒントを与えるなどして主人公を盛り立てます。
とまあ、全部がこのパターンに当てはまるとは限りませんが、今まで読んだ中ではおおむねこのような感じの物語が多かったように思います。
また、ちょっとした謎があったり、脇役のキャラが立っていたりすると物語がさらに盛り上がりますね。