- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478023808
感想・レビュー・書評
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「これから間違いなく必要になるのは、自ら会社を選ぶ力」。自分が目指す働き方を考えてみようと思った1冊です。本のまとめ、ブログは以下に載せています。
http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=76&catid=17詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あたらしい働き方、あたらしい仕事場。
一章、二章はあたらしい働き方を実践している会社の紹介。
三章が、あたらしい働き方をするための17のスキル。
仕事のスキル、思考のスキル。
三章がとくに素晴らしいが、一章、二章でのフィールディングがもととなって、実証的なものになっている。 -
先進的な働き方を実践している会社17社(日本・アメリカ)を取材し、
その結果をカテゴリ毎に本にしている一冊。
自由の反対には責任(仕事でいえば成果)がセットであり、
自分を律して成果を出せる人のみが時間の自由を獲得できるのだと思った。
決して、新しい働き方だけを推奨する本ではないし、従来の働き方が合う人もいると思う
としたうえで、選択するのは自分だと訴えかけられたように思う。
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よくまとまっていて良かった。色々な会社の事例が知れた。復習にもエントリーにも良さそう。
文化ができていれば、ルールは少なくていい。
ルールが無くても判断できる社員たちの集まりにしたい -
新しい働き方をしている事例紹介。
今の働き方は昔の工場での生産システムがベースになっている。
そうではない所は新しいシステムを導入している。興味深く読めた。 -
取材に基づく様々な「あたらしい働き方」の実際と、それを得るために必要なこと
・モチベーションが高いのが最大の特徴
・給料はそれほど高くないが、オフィスが海岸や田舎にあるなどのメリットはある
・労働時間は必ずしも短くない、短い場合も自己管理が強く期待されている
・そもそも会社が成長して高い利益率を持っていないと実現できない働き方が多い
「今もやはり企業を牛耳っているのは、製造業時代のモデルなんです。決まった時間に出勤して8時間仕事しろ、などというのは、工場のアセンブリーラインで仕事をしている人向けの制度。それがまだ残っている。こんな環境で、さぁクリエイティブになれ、いいアイディアを出せ、とせっつかれても、うまくはいかないでしょう。」(スタンフォード大学 d.school)
他にも様々な企業の実例: Liverty、ワークスアプリケーションズ、Sansan、セールスフォース・ドットコム など
働くということの意味を客観的に評価するきっかけになる本 -
<blockquote>今もやはり企業を牛耳っているのは、製造業時代のモデルなんです。決まった時期に出勤して8時間仕事しろ、なんというのは、工場のアセンブリーラインで仕事をしている人向けの制度、それがまだ残っている、こんな環境で、さぁクリエイティブになれ、いいアイディアをだせ、と突っつかれても、うまくはいかないでしょう。もっとオープンで自由なプランやアプローチの仕方が必要です。既に在宅勤務でいい、遠隔地でもいい、など制度を緩めている会社があるのは、少しはいい兆候ですね」(スタンフォード大学D.School マネージング・ディレクター サラ・グリーンバーグ氏)</blockquote>
「働きやすい会社」と「働きがいがある会社」は似て異なるものだ。<blockquote>優秀な人材が自らの成果を出しやすい会社かどうか、そのためのサポートを真剣にやっているかどうか。人が資産だと本気で思い、社員が成果を出して成長できる環境を作っているかどうか。よりいい発送を生み出してくれるための、仕事に打ち込める環境が用意されているかどうか。働くことで自分が成長できるか……。</blockquote>(P.36)
著者はその「あたらしい働き方」を見つけるヒントとして"自分にあった働き方選ぶための考え方=クライテリア」を上げている。
<blockquote>【仕事のスキル】
1.自ら考え行動できる
2.コラボレーションできる能力
3.時間効率がハイレベル
4.新しいハードワークができる
5.上下ではなく横のパートナーシップ
6.クラウドなどITを最大限活用する能力
7.売れる仕事のスキル
8.考えているだけでなく、行動する力
9.ボーダレスに仕事をする力
【思考のスキル】
10.人間性が重要
11.思考の柔軟さ
12.不確実性を楽しめる
13.暗黙知、明文化されていないルールを読める能力
14.お金だけではなく、意義を感じて働く力
15.自分自身をよく理解する能力
16.常に進化し続けられる力
17.自分のスタイルを持っている</blockquote>
自らより大きな成果を得ようとする人、自らのさが要効率を最大限に必要とする意思と力が大切で、新しい働き方の企業との関係は、労使・雇用と云うよりパートナーシップのようなものになるのではないかと著者は見ている。
何れにせよ"仕事を与えられる"、"ルールに従いロボットのように働く"のはもう求められていない。何故ならそれならロボットなり安い労働者(海外など)に外注するからだ。
これから(事務職で)働くということはどういうことかを考えさせられる。 -
読み終わりました。
うちの会社は典型的な「ふるい働き方」な会社だからな。
やりがいありそうだなと思うだけではダメなので、こういう組織でも通用するスキルを身につけておかないと。 -
p.41 会社をプラットフォームとして活用する
p.89 一人ひとりが、独立マインド、アントレプレナーシップを持っている
p.98 6時間労働の会社。効率化と集中が2大テーマ。会議に資料を持ち込まない。どうしてもなら、シンプルにして、口頭で説明。会議は45分
p.115 パタゴニア:長期休暇OK。4人いたら3人で回るようにする。
p.178 サテライト・オフィス。スカイプでコミュ。
p.246 21世紀型スキル:思考の方法(創造性)、仕事の方法(コミュなど)、道具の方法(情報など)、世界で暮らすためのツール(市民性など)