- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478025253
作品紹介・あらすじ
物語を読むだけで「1分間マネジメント」の秘訣が身につき、部下の意欲を引き出すことができる。行動科学と精神医学の研究に基づいた目標の立て方・部下の褒め方・間違いの正し方で抜群の成果を達成する。
感想・レビュー・書評
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「ザ・ビジョン」のケン・ブランチャード。
こちらの本の方が有名なのでしょうかね。
※ザ・ビジョン[新版]
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4478109834#comment
「ザ・ビジョン」同様、簡単な物語形式で、
トップダウンではないマネージャーのあるべき姿像が
提示されている良い本です。
ここまでシンプルにできるのは、著者の力量なように思います。
逆に言うと、あまりにシンプル過ぎて、
物語がないとペラペラのパンフレットになってしまう気がする、笑。
ま、それくらいメインメッセージが
結晶化されているということでしょうか。
マネージャーとして、部下を持つようになった方や、
トップダウンの傾向が強い組織に属する方は、
一度は読んでみると学びが得られる本だと思います。
特に、後者の方には必見。
意外に、そういう組織に属している人って、
トップダウン型マネジメントしか受けたことがなくて、
それがあまりよくないと思っていても、
いざ自分がマネジメントをする立場になったとき、
どう振舞えばよいのか分からない、と言われることが多いので。
地味な本だけど、おススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『感想』
〇短めのページ数にシンプルな教えが書かれており、普段ビジネス書を読まない人にも抵抗が少なく読み進められる。
〇秘訣の裏にあるものとして、部下を1分間でも見ることが大事なんだと思った。部下からすれば、自分に興味を持たれている、人間として扱ってもらえているという安心感が仕事の能力アップに繋がっていくのではないか。
〇人の価値は行動で決まるのではなく、行動を管理する人間で決まるとある。その意図はよくわかるが、だからこそどういう行動をするかが評価の観点で、そこから人間の評価になっていくのは仕方ないとも思う。
〇1分間マネジメントは良好な人間関係が基礎となる。これは理想だが、人間関係にまで手を突っ込まれたくない人が増えてきている今、難しい場合もあると思われる。
『フレーズ』
・1分間マネジメントの3つの秘訣(p.35)
1 1分間目標
2 1分間称賛
3 1分間修正
・多くのマネジャーは、部下は何を目指すべきかを知っていると、誤って思い込んでいます。(p.86)
・人間にとって最大の動機づけは結果に対するフィードバックだからです。(p.87)
・大切だからこそ厳しくしなければならない時もあります。お粗末なパフォーマンスに対して厳しいのであって、人に対してではありません。もうおわかりでしょうが、ミスが問題なのではありません。ミスから学ばないことが真の問題なのです。(p.112) -
4年前の2月に読んでるけど、再読。
すっかり忘れていたけど、目標1枚シート、やってみたなあと、思い出す。
今回、新任マネジャー候補に、この本をプレゼントすることにした。なので、久しぶりに読み返す。明日からやっていこう。これをチームの常識にしたいので。 -
この手の本にはいつも思うのだが、モチベーションやパフォーマンスを満たせば成果が出るわけではない。人間には超えられない能力の壁というのがあるし、それ以上の仕事はどんなに努力してもできない。
ボーリングのピンを見せてあげさえすれば誰もがストライクを取れるというのは浅はかだ。 -
部下がポジティブなことをした時は瞬時に褒める
具体的にFBする
どれくらい役に立ったのかを具体的かつ簡潔に、しっかり伝える -
アカツキ社にて、マネジメント入門書として読まれていると知り購入。ストーリー仕立てで取っ付きやすくしながらも、エッセンスが過不足なく詰め込まれている様に思いました。問題や目的の言語化を促し、行動にフィードバックを返しながら、心を通わせること。とにかくこれに尽きるということがすっとインプット出来ますね。
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チームメンバーに対するマネジメントの方法が、わかりやすくストーリーに沿って語られています。
“1分間”というのは、その手法の実践に要する時間を指していて、部下との目標設定や褒めること、軌道修正の指示などを1分間でするよう求めています。
1分にこだわる必要性は必ずしもないかと思いますが、短時間で実践できることが明らかにされています。
“新”や“1分間”というワードからくるうさんくさいイメージがなんとももったいないですね。薄い本だということもあって、最近に刊行されたキャッチーだけど内容のない本、という印象を与えかねません。もちろんそんなことはなくて、長い間読み継がれてきた古典ともいえる名著の加筆・修正・新訳版です。
個人的な経験則に基づいて書かれたものではなく、普遍性のある研究成果から編まれたものです。
世にあふれる「リーダーシップ」に焦点を当てた本ではなく、どちらかというと「マネジメント」に関して詳述されている点も、他書と一線を画すものだと思います。 -
短くまとまってるけど、内容はとても濃い。これからも読み返す予定の本。
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1分間エンパワメントと同じ人だった、同じ文体。相変わらず訳がビミョーな気がするが、内容はわかりやすい。行間が物理的に空いててあっという間に読める。