「ラクして速い」が一番すごい

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478102596

感想・レビュー・書評

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  • 自己啓発本としては良くできている。手元に置いておいても損はない。
    一発OKを狙わず、出来るだけ多く確認する場を設けることで、手直しを避ける。その際に重要なポイントは「テーマ」と「論点」。相手も報告がないと不安になる。
    パワポではパンチラインを活用してストーリーを最初に組み立てて、パンチラを並べて文章として通るか確認する。
    社内プレゼンでは1シート1メッセージに絞り込む。
    自分の持ち味を知るには、周囲からの「ありがとう」の声を知ればよい。
    メールの返信は一行で即レスする。
    ①真っ先に発言する。②姿勢を正し、ハッキリとした声を出す。③お辞儀が一番深く、長い。④リアクションが速い。⑤朝に強い。⑥哲学と世界史を学ぶ。最低限、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」「君主論」「孫子」「史記」「旧約聖書」小熊英二著「1968(上下)」は読んでおく。
    事実は一つでとらえ方次第でポジティブにもネガティブにもなる。欠点や嫌いなところも、「いい意味」でポジティブに変換し、「だから」でまとめる。


    ・上司や取引先から頼まれた仕事は「一発OK」を狙わず、できるだけ確認やチェックの回数を増やせばよい。どんな上司、取引先も「私のことを大切な存在と見てくれているか」と、常に不安に思っており確認されると逆にうれしいのです。進捗状況を知らせ、安心させてほしい、私に対して尊敬の念を抱き、言うことを聞いてほしい、と思っているのです。
    ・最初から100点を目指すのでなく、60点を出す。そのためには、①方向性を確認する。②相手に突っ込ませてゴールを明確にする。その際、「60点の出来」とは言わず、「速報」や「ドラフト」などの言い回しを使う。どんなに信頼関係のある相手でも、締め切りギリギリまでアウトプットが何もないと不安になります。安心がほしいのです。進捗報告を兼ねて、「60点の出来」で堂々と持っていきましょう。
    ・話がかみ合わないときは、根本から確認するのが、遠いようで一番の近道です。相手の重要度を聞き出すコツは、「①テーマ」「②論点」の順で聞くこと。一番の根幹は「①テーマ」です。そして次に「何を重要視しているのですか?」と聞いてしまいましょう。
    ・一発で決め、やり直しを防ぎ、嫌われずにどう押し返せばいいのか。「会社の価値観」を利用しましょう。「わが社の価値観の〇〇に沿って判断すると、こうなります」と言えばいいのです。
    ・パワポで資料をつくるとき、大切なことはたった1つです。パンチラにそのシートで伝えたいことを1行で書く。パンチラとは、パワポ表題のすぐ下にあるテキストボックスで、正式には「パンチライン」と言います。ここにどんなことを伝えたいかを1行で書くのがルールです。相手に突き刺さる1行かどうかが生産性に最も影響します。パンチラのポイントは2つだけ。①パンチラの3つの型を知る。単なる「事実メッセージ」。ある事柄に対する「評価メッセージ」。施策の提言をする「提案メッセージ」。最後にパンチラを全部つないで、文章として通るか確認する。
    ・社内プレゼン資料のコツは、参加者にパワポを「読ませない」こと。伝えたいことが「目に飛び込んでくる」ようにレイアウトにしましょう。ですから、1シート1メッセージで情報量を絞り込む必要があります。矢印だけではなく、線の太さや色も意味を持ってしまうので、極力色も絞り込みます。見てほしいところは赤、他は黒と2色に絞るのも有効です。細かいチャートや表、グラフなど、伝えたいメッセージの根拠が大量にある場合は、投影資料に入れず、手持ちの添付資料としましょう。パワポでは、1回で示せる量に限界があります。シートの枚数は最低限にします。情報量が多いと、大事なところが覚えきれなくなるからです。相手に「うんうん」「そうそう」と納得してもらうには、脳に余白を残す必要があります。
    ・パンチラなど、遠くからでもハッキリとメッセージをアピールしたいときは「HGP創英角ゴシックUB」をオススメします。
    ・「最初はやりたい仕事ではなかったけれど、やってみたら楽しくて、うまくいきました。のめり込んで仕事をしているうちに、気づいたら出世していました」と、リーダーたちは、やりたい仕事よりも「求められる仕事」で結果を出してきたのです。「求められる仕事」とは、「向いている仕事」といえます。向いている仕事だからこそ、結果がすぐ出るのです。
    ・自分の持ち味を知るのは簡単です。仕事上の「ありがとうの声」を知ればいいのです。この「ありがとうの声」かあなたの「提供価値」です。上司や同僚、家族や友達など普段接している人に聞いてみるといいでしょう。
    ・時間術の本によると、「緊急度が低く、重要度が高い仕事」が漏れないように段取りすることが要諦になっていますが、現場では緊急度が最優先されます。注意してほしいのは、「緊急度が低く、重要度が高い仕事」の中に、将来のメシのタネになる仕事、あなたが本来やるべき仕事が多くあることです。他人の「緊急度」に振りまわされている場合ではありません。思い切って仕事を絞り込む軸を「自分に向いている」「成果が出る」の2軸に変えましょう。
    ・事実は1つ。しかしとらえ方により、ポジティブにもネガティブこもなるのです。事実をネガティブに見るとコンプレックス。ポジティブに見ると「強み・持ち味」になります。欠点や嫌いなところの下に「いい意味で」と書きます。「いい意味で」は「変換」機能がある言葉なのです。欠点をいい意味に置き換えた言葉が書けたら、さらに「たから」と続けます。「だから」という言葉には、言葉をまとめる力があります。気づいていなかった自分の魅力をまとめ、仕事に結びつけましょう。
    ・仕事のコツを聞くときには「普通の人と一番違うポイントは何でしょうか?」と聞くのがポイントです。
    ・「自分一人の仕事」より「相手がいる仕事」から着手する。報告書や提案書の作成といった提出期限が定められている仕事や、リーダーであれば、メンバーからの相談や決裁などの判断業務です。仕事の相手はあなたが判断してくれない限り、作業が進みません。相手は、状況が見えないことが一番不安なのです。
    ・メールの返信は同僚・同期であれば、「承知しました」「そのまま進めましょう」「上司に確認して返信します」などひと言で問題ありません。大事なことは仕事の流れを止めないことです。短文でもOK。あなたからの返信がないことで滞るのが一番のリスクです。「お世話になります」「よろしくお願いします」などの定型文はいりません。余計な文章があると内容がわかりにくくなります。
    ・メール、SNS、メッセンジャーなどの通知はすべてオフにしましょう。メールの返信は24時間以内が暗黙のビジネスルール。1日2~3回、まとめてメール処理をする時間をとれば、まわりは困りません。普段きちんと対応していれば、まわりの反応は意外とあっさりしているものです。逆にメール処理に集中できるので効率も上がります。スマホのバイブレーター機能も厄介です。バイブがブルッと震えると、強制的に思考が遮断されます。ムダなスマホチェックを減らすには、バイブは一切止めましょう。
    ・仕事を抱え込まないようにするには、仕事を誰かに任せることが必要です。誰かが苦手なことは、必ず得意な人がいます。あなたが手元に残していいのは、「あなたが得意で、あなたにしかできない仕事」だけ。仕事を振るときには、「みんなのため」という言葉を使うと、途端に反対しにくくなります。「みんなのため」という正義に弱いからです。
    ・仕事を断る時は、まず「わかりました」と最初に言う。断る場合でも、代案となる解決策をつければ相手は怒らないので、最低限のやりとりですみます。また、上司からの依頼の場合は、優先度を確認したうえで、仕事の順番を提案します。
    ・仕事の依頼者は、仕事を任せる側を選ぶ際のポイントは「意欲」と「安心感」。任せたくなるのは「まだまだ仕事ができます」「大きな仕事も任せてください」というポジティブな意欲とオーラをまとった人です。
    ・評判はまわりからの認知で決まるので、事実だけでなく、どう見られているかがキーになります。評判を上げる近道は、常にまわりに感謝することです。仕事は1人で完結することはありません。必ず連携プレーがあります。「うまくいったのは〇〇さんのおかげです。ありがとうございます」と声に関して言いましょう。ただ、「なんでもかんでもありがとう」では、お礼を言っていないのと一緒です。「ありがとうございます」は具体的に、何の、どこが、どうよかったのかをハッキリ言葉にしないと伝わりません。言行一致で、まわりに気配りできる人の評判は確実に上がっていきます。
    ・根回しを兼ねてメールを送るときに[cc]ではなく、メール本文に名前を書きましょう。忙しい人ほど、メールのタイトルを見て、自分宛かアリバイメールかを見極め、自分宛のメールしか読みません。①メールの件名に「あなたに読んでいただかなくてはいけない理由」を書く。②最初の一文に「何をどう判断してほしいか」を書く。③最後の一文に、「どんなアクシヨンをしてほしいか」を書く。
    ・仕事のできないタイプは3種類に分類され、それに応じた対応をすればよい。①そもそも仕事が遅い(自分の作業スピード、段取りが悪く、いつも遅れる)。このタイプはオべレーションに正しく乗って作業することは得意なので作業に徹すればハイパフォーマーに化けることもあります。②抱え込んで自爆する(仕事の目的とゴールを確認せず、質問せず、抱え込む)。このタイプは理解できたかどうか相手のロで言ってもらうことです。③間違えても気にしない(細かい確認に興味がなく、間違えたまま仕事を進める)。このタイプは仕事を任せ、確認するプロセスを細かくすればいいのです。大前提として、仕事ができない人には決定的な特徴が1つだけあります。「プライドは高いが、自分に自信がなく、ガラスのハートを持っている」。そのため「よくがんばっているね」と存在を認めてあげることが先決なのです。
    ・「仕事ができる」人たちには共通した「立ち居振る舞い」があります。①真っ先に発言する。②姿勢を正し、ハッキリとした声を出す。③お辞儀が一番深く、長い。④リアクションが速い。⑤朝に強い。⑥哲学と世界史を学ぶ。ぜひ「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」「君主論」「孫子」「史記」は押さえておきましょう。そして宗教に関係なく「旧約聖書」に書かれていることは世界では常識なのです。小熊英二著「1968(上下)」は分厚くて骨太ですが、近代日本史を知るのにいいー冊です。最近はこの分野の入門書も多くあります。まずは入門書から入り、興味を持つたところがら、古典に手をつけましょう。
    ・事実は1つ。しかしとらえ方により、ポジティブにもネガティブにもなるのです。事実をネガティブに見るとコンプレックス。ポジティブに見ると「強み・持ち味」になります。欠点や嫌いなところの下に「いい意味で」と書きます。「いい意味で」は「変換」機能がある言葉なのです。欠点をいい意味に置き換えた言葉が書けたら、さらに「たから」と続けます。「だから」という言葉には、言葉をまとめる力があります。気づいていなかった自分の魅力をまとめ、仕事に結びつけましょう。
    ・社外でのOJTで鍛える。「スクール」「講座」で検索(期間は3カ月から半年のものが多い)。「プレゼン」で検索(リアルのプロジェクトワークがあり、最後にプレゼン合戦をするものが望ましい)。「講師として興味のある人物、教わりたい人物」を検索(講師は元大企業の実務家で、MBA等で教鞭をとっていると望ましい)。注意点は参加者のレべル。外資系や日系の大企業、有名べンチャーなど、あなたが一緒に鍛え合いたいと思える人が多く参加しているかをチェックしましょう。
    優秀なリーダーたちの行動計画は、簡単ですやできるものばかりだったのです。「早起きする」「あいさつをしっかりする」「1週間に1冊は本を読む」などで、5年後、10年後といった未来のキャリアも意外とざっくりしています。ビジョンを描き出し、行動計画を具体的にたくさんつくるほど「挫折」しやすくなります。大事なことは九続けることせに労力をかけず、挫折しないようにすること。そしてコツコツ習慣にしていくこと。ただし、自分の使命やアフォメーション(ポジティブな言葉による自己暗示・誓い)は手帳などの最初のべージに記しておき、毎日繰り返し読み上げていたそうです。日々の仕事で忙殺されるので、自分の幹を忘れないようにするためです。さらに週1回、もしくは2週に1回は「振り返り」の時間をとっていました。目指す方何とズレていないか。その確認と修正を行うためです。

  • ラクして速く仕事を進める為に筆者のノウハウが詰まった本。やはり、こういった効率本の多くで言われていることだが、全てを100%でやるのではなく、6.7割で提出し、その後、バージョンアップさせていく方が結果的に完成度が高くなるということ。

  • 「ものの考え方」と「意識高い系が好きな話」と「よくあるTips」がごちゃーっと並んだ本。

    「集中力を高めるために換気しましょう」ってわざわざ本書いて言うことなのか?あと「仕事のできないタイプにどう対応する?」とか何様なんだよ…

  • いわゆる時短本というか、テクニック集的なもの。1つ1つが短くまとまってるので読みやすいし取り入れやすい。ネタとしては割とよく聞くものも多い印象。まぁこういう本ってネタ被りは当たり前だと思うけど。

    ロジカルに話すより「重要なことはなんですか?」って聞くのは、個人的にはやってなかったな。確かに重要度は人によって違うので、聞いた方が早いしズレない。

    ソラ・アメ・カサは、内容を聞けば確かに、と思うけど、初耳だった。事実と洞察と打ち手をセットでってやつ。洞察が課題分析になりがち、も確かに良くなるので気をつけないと…

    企画やアイデアを逆張りで考える、もフムフムって感じ。靴なのに意図的に不安定にしたのがイージートーン、とか。

    やりたいこと・緊急度が高いもの、よりも成果が出るものを優先、は、文化によるだろうなぁ。成果が出てれば文句ないでしょって言えるかは文化次第なきがする。ただ、成果が出るとその仕事がやってくるのは確かなので、そこに注力するのは正しい気がする。

    ヒアリングで「普通の人と違うポイント」を聞くのは、なるほどね、と。一般論に落ちづらくていいかも。

    集中力に二酸化炭素濃度が関係しているのは初耳。だからカフェが集中できるのね… 換気をするのは難しい場合もあるけど、気にはしておきたいポイントかな。

    自分の欠点を、いい意味で…だから…で置き換えていくってのはいいかもなぁ。

  • ラクして早い話がいつのまにかエリート養成手順書に。聞きたいのはそんな話ではなかった。端々に見えるコンサルの上から目線が痛々しい。

  • 水曜日に来週の計画を立てるというのは実践してみようと思った。相性の合う偏屈な先輩・師匠と出会えると大成長というのは確かにそうかも。みんなから慕われる非の打ち所のない先輩は、自分だけをかまってはくれない。
    自分のネガティブな点を売りにして、だから〜っていうのは確かに強いと思った。

    • minatokujyoshiさん
      自分のネガティブな点を売りにして、だから〜とは?
      自分のネガティブな点を売りにして、だから〜とは?
      2019/03/05
    • higashimurayamanさん
      いろいろ不安に感じてしまうからリスク管理の仕事が向いているとか
      いろいろ不安に感じてしまうからリスク管理の仕事が向いているとか
      2019/03/05
    • higashimurayamanさん
      こだわりが強すぎて頑固な性格だから他とは違うモノをつくれるとか
      こだわりが強すぎて頑固な性格だから他とは違うモノをつくれるとか
      2019/03/05
  • 2018.09.16読了
    1日1時間ちょいで2日間かかった

    自分でなんでもかんでも抱え込まず、
    苦手で他の人の方が得意なやつがあったら
    仕事を振ってもいいって言うのが印象的やった。

    もちろん、
    なんでもかんでも振ってたらいいって言うわけじゃないけど
    心のどっかで仕事振るのはちょっと申し訳ないし
    自分でやろかなとか無意識に考えてしまう癖があったので
    そこに気づけたのは良かった。

    人に助けを求めたり相談することができる能力も重要だと気づけて良かった。


    【特に重要だと思ったこと】

    ・1時間の打ち合わせでまとめて決めるのではなく、短い確認(5分くらい)を10回やる方が、結局全然違いました。ってのを避けれるし、修正も早くできるので結局早い。

    ・60点の出来で出す。とかも、とにかく小さいのを早く出した方が、早く側が決まって、クオリティ向上できるから

    ★自分に向いてる得意な仕事を主体的に取りにいくと、その仕事はこの人に任せた方が早いってなって、その仕事が回って来やすくなる。
    →最初にも書いたけど、自分の得意な仕事を伸ばして、苦手なやつは人に降ることも大切。人に依頼・相談する力は重要

    ・優秀な人にアドバイスをもらうときは、ほかの人とあなたで違うところはどこですか?っていう差別化ポイントをきく。大体はシンプルな内容が多い。

    ・打ち合わせはホワイトボードでやると、認識のズレを防げるし、そのままそれが議事録になるので、便利

    ・スケジュールを決めるとき日程の指定はまず自分からいう。できるだけ人に振り回されないように自分から主体的に動くことが大切

    ★我流でコツコツやるよりメンターを見つけてアドバイスをもらったり、考え方をパクる方がいい。
    →これも大切っぽい。アドバイスもらえる人が多い方がいいし、自分の思考のロールモデルにするような人(メンター)も見つける。

    ・できる人の思考回路をパクるためにその人の考え方がわかるような情報を本を読んだりして集めて、真似する。

    【以下、メモ】

    ★1回1時間の打ち合わせで決めるのではなく、5分の短い打ち合わせを10回やる方が、修正が早く済み、早く終わる
    →両者が進捗を共有することになるので尚良い

    ・確認点を溜めて一気に確認するのはもったいない。1つでも確認したかったらすぐにきく。
    →やり直しが発生しても被害が最小限で済む

    ★60点の出来で一回出す。とりあえずタタキ作ってんけど、方向性ってなんとなくこんな感じであってる??的な
    →方向性を早い段階で知れるのと、何回も出すことによって確実にクオリティがあがる。ほんで、進捗も共有されるので依頼者に不安が出ない

    ・相手が何か依頼、相談してきたとにはまず、1番重要なのは何か確認する。
    →クーラー探してる→大切なのは?→安いこと→ほんなら安価ということを論点に話せば噛み合う

    ・何かを考えるときは、問題→打ち手ではなく、問題→どうなりそうか→打ち手で考える
    ex.客がこない→潰れそう→融資の相談する
    みたいに具体的にする。このときに、日本人はよく客がこない→知られていないから→広告を打つ。みたいに原因を考えがちやけどそうじゃなくて、どうなりそうかっていう仮定で考える

    ・逆張り思考を意識する。
    タバコは肺に悪い→いいえ→なぜなら喫煙者が減ってるのに、肺ガンが減らないから。みたいな感じで。

    ・誤字脱字を減らしたり、文章をシンプルにしたいときは音読して見る。黙々の確認では流されてしまうことがおおい

    ★★自分に向いてる得意かつ成果につながる仕事を自分でとっていくこと。そうなると、この仕事はこの人に任せた方がうまくいくってなって、また同じような仕事が入ってくる。

    ★会議でそもそも情報をインプットしたり共有するのは無駄。情報を知る必要があるならまず事前に資料を配布して全員が前提知識を持ってる状態で意思決定に必要な議論だけを行う。日本人は長時間喋ることで仕事した感を味わうのが好き。

    ★優秀な人にアドバイスをもらうときは、ほかの人とあなたで違うところはどこですか?っていう差別化ポイントをきく。大体はシンプルな内容が多い。

    ・相手がいる仕事から優先して終わらせる。そこを後回しにすると催促がきて、自分のペースが乱されるし信用も下がる

    ・早くやるとか向上させるとか曖昧な言葉は使わない。午前10:00に終わらせる、前年度3%増加させるとかなら誤解が生まれない

    ★集中力には二酸化炭素濃度が関わってることが証明されてる。二酸化炭素濃度が1番最適なのはカフェらしい。会議室とかで打ち合わせするときは換気をこまめに行うこと

    ★得意で、自分にしかできない仕事を率先してやる

    ★依頼された仕事をどうやるのが1番早いか考える
    →exいまほかの仕事あるからその後にやる、そしたら明後日の午後イチで出来ると思うけどそれで間に合うか

    →exこの仕事は〜〜さんの方が早くできるから俺からお願いしとくわ

    ・自分のことを表現するときは過去の実績、現在の仕事内容、未来にやりたいことを順番に話すと、納得し易い

    ・締め切り効果を、活かすためにもその日働く時間の8割の時間でスケジュールを組む。分単位でスケジュールを決めるとイレギュラーが起こったときに崩壊するので注意

    ★スケジュールは基本的に自分から主体的に具体的に決め、それでいいか確認するようにする。そうすることで自分の都合の良いように進みやすくなり、相手に振り回されるのを防げる

    ・年間180時間は探し物に時間をつかってる。だから、デジタルデータも含めていらないものを削除すること。9割削除するとうまくいく

    ★同じ意味で違う名前を使ってると混乱するので用語集をつくる。
    →プロジェクトの中にコーディング規約(readmeを作っといて、そこに命名規則とか、名前を定義しとく。)

    ★打ち合わせをするときはホワイトボードを使うことで、認識のズレを防ぎ、そのまま議事録としてもつかえるのでおすすめ

    ・相手の欲、相手にとってのメリットを意識して説得、依頼するとうまくいきやすい

    ★解決志向。これでいい?じゃなくて、これでいこか!っていう確認の仕方にする。これでいこかっていうと、その方向ならどんな進め方がええかっていう風にOKな前提で考えるよう仕向けられる

    ★優秀なひとは優秀な人に見えるようにするのがうまい。自信あるように見えるように話すときは背を伸ばしてはっきりした声で喋ること

    ・哲学と世界史と日本史を勉強する

    ★我流でコツコツやるより、先人、優秀な人にアドバイスをもらったり、弟子入りする方が早い
    →メンターを見つける

    ★うまくいっている方法をパクる。ほんで、できれば異業種でうまくいってるやつをパクると新しい発見につながりやすい

    ★できる人の思考回路をパクるためにその人の思考が分かる情報を調べる。その人の本を読んだり。

  • タイトルだけ読むと、
    ラクするノウハウが得られるのかな
    というとそうではない。

    ラク=当たり前のことを
    速くするために必要な最低限のことを理解して、
    それを実践に持っていける人がすごいという意味。

    既に実践済のものもあるが色んなノウハウが詰まってて、
    すごく勉強になった。追加でやってみようと思う。

    【勉強になったこと】
    ・相手に依頼された資料を作るときは、
     一端作ってみて相手から突っ込みをもらうこと。
     1回で正しく伝えられる人のほうが少ないので、
     そもそも内容は変わるものだと割り切って取り組む。
     つまり、上記を実現するためには、
     完成よりも前段階で一度チェックしてもらうという
     段取りを組むことが大切。60点くらいのタイミングで
     相手に見てもらう癖をつけよう。

    ・事実を伝えるときは、
    「どうなりそうか?」
    「どんな打ち手や行動を取ればよいと思っているか?」
     をセットで伝えるようにすると、相手も判断しやすい。

    ・パワポのパンチライン(キーメッセージ)に
     記載するパターンは以下の3パターンしかない。
     ①単なる「事実メッセージ」
     ②ある事柄に対する「評価メッセージ」
     ③施策の提言をする「提案メッセージ」

    ・プレゼン資料の場合は、最後にサマリ資料を添える。
     大勢いる場合、聞いてくれていない人も実在する。
     そんな人でもこのページを見れば、
     要するに何を伝えたかったかが分かる。

    ・実は自分に向いている仕事かつ成果が出る仕事を
     中心に取り組んだほうが上手くいく。
     向いていない仕事は成果が出たとしても他の人に
     任せ、向いているけど成果が出ない領域は、
     成果が出るように自分のスキルを上げればよい。

    ・会議は以下だけ出れば充分。他は理由をつけて、
     出ないようにすることも得策。
     ①制限時間内にアイデアを出すのが目的の会議
     ②意思決定を行う会議
     ③経営方針などを通達する会議

    ・優秀な人は自分のやり方が普通の人とどう違うかを
     意外と理解している。ただ、当たり前の行動になって
     いることもあり、聞かないと出てこない。
     積極的に聞き出すようにして、優秀な人の良いところ
     はどんどん吸収していくこと。

    ・実は集中力には二酸化炭素濃度が関係しており、
     これが最も最適と言われるのがカフェ。

    ・仕事が出来ない人の特徴
     内面:
      プライドが高いけど、自分に自信が無く、
      ガラスのハートを持っている
     行動特性:
      ①そもそも仕事が遅い
       改善出来ない、気づかないということなので、
       オペレーションを細かく定義して、
       それに則って作仕事をしてもらう。
      ②抱え込んで自爆する
       作業ボリュームを理解出来ていない、
       もしくは何をやればよいかが整理出来ていない
       だけの話なので、依頼した内容を相手に言って
       もらって理解度を測ればよい。
      ③間違えても気にしない
       定期的に意見交換する時間を設け、
       状況確認をこまめに行う。

    ・まずは「コイツ出来るな」ってイメージづくりから。
     ①真っ先に発言する
     ②ハッキリした声を出す
     ③お辞儀が一番深く、長い
     ④リアクションが速い
     ⑤朝に強い
     ⑥哲学と世界史を学ぶ

    ・優秀なリーダーは「自分は運が良く、色々あっても
     最後は出来る」という根拠の無い自信を持っている。
     そのため、冷静に事態を受け止めることが出来、
     問題が起きても適切に対処出来る。

  • 楽をしたくて投げやりにするのと、『ラクして速い』は違います。論理的に紐解き、効率的に進める事で仕事のとり進めはグッと速くなります。
    時間は有限だから、作業時間の短縮のヒントがたくさん詰まっています。


    『どんなありがとうを言われているかを素直に聞いてみる(文中より)』


    やりたいことがあったり、見つけている人の方が少数なのが実状。
    私もいまの仕事を『やりたかったことか』って聞かれたら違って、チャンスが来て、それに便乗したのが今の私。波に乗るように生きています。


    どの仕事も、自分の趣味がベースだったり、必要だと感じているものをチョイスしているので、時間を効率的に使えて人生を有意義に感じているから、『楽しい』って思えているのかもね。


    目の前の人に『ありがとう』って言ってもらえるように、人生を歩むってとても楽しいです。ありがとうって多く言われることを思い返してみると、あなたの得意が見つかります。

  • 小手先のテクニックではなく
    マクロ視点で如何に速く仕事をするかという一冊

    よくあるビジネス書に書かれていることも多く、業種によっては当てはまらない部分もあるかもしれないがベースの部分は押さえられている気がする

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著者プロフィール

人事戦略コンサルタント

「2021年 『できる30代は、「これ」しかやらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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