- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478108499
感想・レビュー・書評
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別にファンでもなんでもない
そもそも「2ちゃんねる」が好きではなかったため、ひろゆきノーサンキューと思っていた
「グッドラック」(すでに放送終了)に、コメンテーターで出演しているひろゆきを見て、なんか変な考え方で面白い!となり、
家人がYouTubeで観ている内容を聞いている(観はしませんが)とやっぱり発想が面白い、目線が違う、どんな事柄にも自分の意見を真っ向から言える
どんな脳内構造なのか気になって読んでみた
おカタい両親のもとで、非常に厳しいしつけで抑圧した幼少期を育ったわたくし
そのため、真面目で正義にあふれ、正しいことを一生懸命やることが美徳と教育されてきた
反発心が強かったおかげでそこまで頭ガチガチにはならなかったものの、やはり人の目のないところでサボることに罪悪感を覚えるし、仕事はいつも真面目にやるのが当たり前で、
遊んでいる人間がいると、やってられない!と嘆いていたが…
どうも世の中今まで正しいと思っていたことが通用しなくなってきている
もっと幸せになる方法もあるんじゃないだろうか
遅まきながら数年前から考え方に変化が起きた
例えば今の職場だ
無理なことをしなくても楽をして稼ぐことが結果的に会社の業績がUPしているのだ
そして余裕をもって仕事をしている方が職場の雰囲気もよく、ミスも少ない
離職率も非常に低い
人の入れ替わりが少ないため、効率もUPし、さらにまた余裕を生み出す
余裕があれば、頭を使う時間が増える
良い循環を生んでいる
そんな自分の考えにも近いものがあり、いくつか共感でき参考になることもたくさんあった
今自分の頭の中でぼんやり考えていることを言葉にしてもらえると、クリアになる
(もちろん「それはちょっと…」ってのもあるけど…)
【気に入った内容だけピックアップ】
■「環境」、「遺伝」など変えられない部分で勝負しない
変えられる部分は何かを自分の頭で考える
■片手を空けておかないとチャンスを逃す
全力で暇な時間をつくる
時間は余るものではない作り出すものだ
■自分にとっての大切なものを把握
優先順位をつくる
修復可能なら後回しにする 例)睡眠
自分にとってのストレスを知り、目いっぱい避ける
最近は無理をしないことを鉄則にしている
何のための無理なのか(人の目線が気になる?ドM的自己満足?我慢が美徳か?)
無理をしてよいことが一つもない
明日でもよいことは今日しない
ずいぶん人生が楽になった
■「この体験がないと困るな」と強く感じられるものを安定収入にする
ひろゆきの場合2ちゃんだったが、確かに人は自分の意見や考えを発信する場というの求める傾向にある
ニーズがあり続けるだろう
このブクログも然り
そういったニーズを察知する能力が大切
■好きなことを仕事にしないでできることを仕事にする
一理ある
ホリエモンなら、好きなことしか仕事にできるわけないだろうと言ってくるだろうが…
どうせ長い時間拘束され、何十年もの大半を過ごす職場であるから無理しない範囲で仕事をする方が安定的に収入を得やすい上、身体も壊さないし、ストレスも少ない
以前は多少無理するくらいのやりがいのある職場を求めていたが、やりがいなんて自分で見つけるものである
忙しい=やりがいではないし、負荷が高い=充実ではないと思うこの頃
■ひろゆきの成功
場所を提供し、管理する
実はコンテンツの方に価値があるのにWEBサイトがすごいとなる
勝てない場所で勝負しない
特殊な才能や、能力があることより、自分がどこで何を生かせるか考えることが大切
■今後のビジネスチャンスについて
世界中から頭脳が集まってきて高い給料を払うことのできるアメリカと
自分たちの利益のためなら、法律も変えるし、人件費も圧倒的な安さを誇る中国
この2つの国の企業がどう動くかを注視
2国が攻めてこない部分を探る
例)日本の発泡酒、第三のビールなど
労働力、労働時間で稼がないことを念頭に幸せな人生を探している
調べられることはとことん自分の力でやってみるし、サボっても問題ないところは思い切って力を抜く
行きたくないつきあいもあまり無理はしない
1日中ダラダラ過ごしても罪悪感を持たないようになった
さらに面白いことも大好きで、好奇心もまだ残っている
おかげさまでしばらくは充実した人生が送れそうである
気軽に読めるので、気になる方はぜひおすすめだ
但し、まだ世間をわかっておらず、口達者で自分で何もしたことのないような若者が勘違いしないかちょっと不安であるが…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひろゆき流生き方の教科書。
私と同世代にして新しい時代と社会におけるオピニオンリーダー的な存在のひろゆき氏。
その思想と哲学を垣間見てみようかなと思いサクッと読んでみた。
なるほど〜と思うことも多々あったが私にとっては違和感というかしっくりこないこともあった。
壺の話し、逆張りの発想などは確かに大事だな。
それにしても映画観たりゲームばかりしてるということだが知識はどこから得ているんだろうか。とことん調べることに徹しているとは書いてあったが…
ひろゆき氏のなんとも言えない達観してる感はある意味では羨ましい。 -
知人にお借りした1冊。
面白かったし為になった!
壺に何を入れるか…うーん悩む。
でも大事なことだと思った。
あとは、
自分と意見が違う人をシャットアウトするのでなく、
"この人とは『前提』が違うんじゃないか"
と思うことで新しい考えにも寛大になる。
なるほど〜!
他にもたくさん。自分はどのパターンなのかとかも書かれていてとても読みやすかった。
わたしは働かないアリにはなれなそうだけど、この1冊を読んで気持ちが少し軽くなった。
仕事も楽しくやろう。楽しくやれる方法を見出そうと思った。
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働きアリと働かないアリ、一軒家を持っている人と団地住まいの人、人にご飯を奢る人と、ご飯を奢られる人。
皆さんはどちらに憧れますか?賛否が分かれるでしょうが、私は前者です。サボってても楽しくない。団地よりは一軒家がいい。ご飯は奢ってあげて感謝されたい。そんな人です。
対して筆者は後者派の意見を持たれています。本書はそんなサボりながら生きていくメリットや、そのコツを教えてくれます。私と180度考え方の違う人だなと思いながら読んでみました。
正直全然共感できないのかなと思っていましたが、実際は共感できる部分や、ここはサボったほうが楽しそうと思える部分が多かったです。
バリバリ働くためのビジネス書や専門用語だらけの専門書とは違う心に余白ができたような不思議な感覚を得ることができました。 -
YouTubeで切り抜き動画をよく見ていて、気になったので読んでみました。
ご本人いわく読むより早く寝た方がいいとのことですが(笑)
内容は、いかに少ない努力で最大の成果を得るか。
日本人は努力が好きですけど、努力すれば評価される時代でもないし、がむしゃらに努力するより最小限の努力で楽したいですよね。ひろゆき氏の考え方には賛成します。
切り抜き動画でも同じようなことをおっしゃっているので、動画を観ている方は読まなくてもいいかなとは思いました。
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本の内容
序文 「1%の努力」とは何か
エピソード1 団地の働かない大人たち
…「前提条件」の話
エピソード2 壺に何を入れるか
…「優先順位」の話
エピソード3 なくなったら困るもの
…「ニーズと価値」の話
エピソード4 どこにいるかが重要
…「ポジション」の話
エピソード5 最後にトクをする人
…「努力」の話
エピソード6 明日やれることは、今日やるな
…「パターン化」の話
エピソード7 働かないアリであれ
…「余生」の話
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以下はメモ
P60-片手はつねに空けておけ
P73-自分にとっての『大きな岩』はなんだろう?
「この壺は満杯か?」の話から。
P81-それは修復可能か?
優先順位の決め方で、もし修復が可能だったら後回しにしてもいいというルール。
P216-明日やれることは今日やるな
P241-この1週間で、『新しいこと』はあっただろうか?
P275-コンプレックスは、自分にしかない切り札に化ける場合がある。
ex.経営者で中卒を名乗ると、相手が必ず食いついてきて話を聞いてくれる。 -
「ガムシャラに努力しても結果は出ませんよー❕自分の正解を探しましょー。」という内容の本でした。
「成功に必要なのは、運とタイミング❕」とよく言われますが、個人的な経験を踏まえても、当たってると思います。
多様化が進んでいるなかで、人によって正解が違う時代なので、「生き方」も色々でいいですね!
ぜひぜひ読んでみて下さい -
奇書、1%の努力ってなんだよ、ってな感じです。
開くと、「サボる才能」はあるか?しかして1%の努力とは、サボる努力といくことでしょうか。
働かないアリのように、さぼる才能があるかどうか、さぼる才能を伸ばすための7つの話がのっています。
それは、死ぬまでの「幸せの総量」を増やすため
99%の努力と1%のひらめき という言葉は、1%のひらめきがなければ、99%の努力がムダになるという意味だ。
人類の努力はほぼ無意味だ。いくら人間が頑張っても、大陸の形を変えることができない。では、変えられる部分とはどこにある?
遺伝子など、素質の部分などがある。 それでも変えられる部分を考えなくてはならない。
自分の頭で考えることができる、きれいごと抜きですべてを語ろう
■前提条件
・理論的にわかっている と 感覚的にできそう は、似ているようで全然違う
・覚悟を決めた人はしぶとい。プライドを守るのが強者の論理なら、権利を守るのが弱者の論理なのである
・自分は努力をしたくないんだ と割り切っている人は、それなりにちゃんと考えている人だ
・頑張ればなんとかなるかもしれない と普通の人は思ってしまう
・サッカーの本田選手は、こう言っている。「みんなシュートの練習ばかりする。けれど、そのシュートにつなげるために、敵を抜いたり、いい位置にボールをもっていくことのほうが重要だ。それができて初めてシュートを練習する意味がある」
■優先順位
・大きな壺に岩をいれる。大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後、二度とない
・意見を交わす。それが趣味の世界のときは、どっちでもいいよね と判断することにしている
・最小の努力、最短の結果を出すことを、当時から徹底していた
・大卒でも偉そうにやっている仕事でも、高校生にマニュアルを渡せばできることも多い
・上司がいる前では、マジメに頑張っているフリをする。どうやって手を抜いて、どんなズルをしているかは、同じ立場でないと話してはくれない
・キャパオーバーする瞬間:あらゆることを一度は経験しておかないと、これは要らないと判断することはできない。想像力だけを働かせることは案外難しいものだ
■ニーズと価値
・世の中のことは2つに分けられる やりたいけれどできない か できるけれどやりたくない かだ
・この世にあるものは、必要なものと必要じゃないものに分かれる 仕事や会社を選ぶとき、あなたは、必要なものを選ぶできと思うのではないか。
・2ちゃんねるが成功した理由は、 匿名で自由に書き込みたい という欲望があったからだ
・ユーチューブがここまでの規模になれたのは、著作権を侵害したコンテンツを見られたいから という理由がある
・出る杭は打たれるとの言葉があるが、出過ぎた杭は打たれなくなる
・国家権力が動けば、どんなものでも潰せるのかもしれない
・ゲームの必勝法 相手が裏切ったら、その次は自分が裏切る
・新しいものが登場してきたときは、大衆の意見に流されないようにしたほうがいい できるだけ専門家の意見を参考にしよう、全ての物事を自分で判断するのは難しい
・お金儲けを目的としていないことに強みがあった。こういうものがあったら面白いがスタートにあった。だから、お金が目的の人には負けない自信があった
・守るべきものを手放していくと、人は自由になれる、その一つの例がホームレスであり、江戸時代の芸人、歌舞伎者もそうだった
■ポジション
・価値のないものを価値のあるように思わせると、お金を儲けることができる
・相手に気づかせないのがポイントだ
・IT評論家はコードを書くことはできない
・第三者的なポジションをとるために必要なのは、3つだ。現場のリアル、経営者側の論理、コミュニケーションコスト だ。
・コミュニケーションコストとは、一言でいうと、 言ってはいけないことを言うスキル だと僕は思っている
・アメリカ人は自己主張をし、日本人は空気を読む
・資格をとるとき簿記や英検を選ぶのが、紋切型の思考、男なのに、秘書検定を選ぶのが逆張り思考
・最近のライトノベルでうまくいっている人たちは、エロゲー出身の作家がおおい
・自分の業界を変えるかどうか、それを見極めるポイントがある。それは二極化しているかどうかだ
・どんな時代でも、人が人を選ぶ これはかえようがない
・人が人を選ぶ基準は、優秀さではない。面白いかどうかだ。
■努力
・最小の努力で最大の成果を上げることが、その人の生産性になる
・いくら過程で頑張ったとしても、大事なのは、結果だ。
・できることと、やりたいことの話と通じるかもしれない。仕事と趣味は分けて考えよう
・トップがどんな考えを持って、どんなビジョンを描いているか。それは一度気にしておいた方がいい。
・だって、自分ひとりが頑張っていても、上の判断ですべてがムダになることがあるのだから。
・努力を努力だとおもってる時点で、好きでやっているやつには、勝てない
・好きでもないものを強要されると人はそれを努力と感じてしまう
・頑張りによってすべてを変えられる、努力が報われる社会であれば、もっと優秀な人がでてきて日本はいい状態に変わっていたはずだ。
・しかしそうなっていない。それなのに、なぜ努力神話があるのだろうか。
■パターン化
・僕の座右の銘は、「明日やれることは今日やるな」だ。
・明日になったらやりそうもないことだけ、その日中にやるようにしている
・仕事をする人は次の3つのタイプに分かれる
① 0から1を生み出す人
② 1を10にする人
③ 10を維持しながら、11,12,… にしていく人
・スタンフォード大学によれば、人間の行動を決める要因は次の4つだそうだ
① 道徳
② 法律
③ 市場
④ アーキテクチャー
・夏休みの宿題の取り組み方
① 速めに終わらせる
② 自由工作や絵などに時間をかけて取り組みタイプ
③ 最終日が迫ってきて慌ててなんとか間に合わせるタイプ
■余生
・経験とかコネクションが広がって年を取っていくならいいが、ただ10年間を何も考えずに過ごした人には何も残らない
・自分しかないもの、他の人があまり考えないこと という武器で勝率を高めたり、勝ったときはすごく気持がいい。自分のもっている能力や機能をどこのポジションにもっていけば人生がラクになるか。それをいつも考えていると、人生が生きやすくなるし、シンプルに楽しい
目次
序文 「1%の努力」とは何か
エピソード1 団地の働かない大人たち―「前提条件」の話
エピソード2 壺に何を入れるか―「優先順位」の話
エピソード3 なくなったら困るもの―「ニーズと価値」の話
エピソード4 どこにいるかが重要―「ポジション」の話
エピソード5 最後にトクをする人―「努力」の話
エピソード6 明日やれることは、今日やるな―「パターン化」の話
エピソード7 働かないアリであれ―「余生」の話
おわりに
ひろゆき・全思考まとめ
ISBN:9784478108499
。出版社:ダイヤモンド社
。判型:4-6
。ページ数:288ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2020年03月
。発売日:2020年03月04日第1刷 -
新たな視点を得られてよかった
どうしてこんなに上手く立ち回って生きられるのか、天性だとも思う。
ひろゆきのことよく知らなかったけど、言動に納得できた。 -
ひろゆきさんは、「他の人とはちがう発想をして
成功した人」というイメージです。
この本はそんなひろゆきさんのことがわかる
一年も前に出た本なのですが、
未だ予約待ちの人がいっぱいです。
面白かったです。
うーん。さすが。
まあ、同じようには生きられないのですが
巻末にひろゆきさんの49思考まとめがあるので
そこから3つだけ記録しておきます。
思考8「自分にとっての『大きな岩』はなんだろう?」
壺の中に最初に「大きな岩」を入れないと、
後から入れる隙間はなくなってしまう。
砂利や砂や水は、後からでも入れることができる。
その順番は、自分が決めるしかない。
思考14「自分にとって何がストレスだろう?」
一度やってみて、嫌だったらやめる。
自分に向いていないことを体験しておくと
それを避けることができる。
「逃げた」と思わなくてもいい。
「寿命が延びた」と思えばいい。
自分を納得させるのも能力のうちだ。
思考19「やられたときだけ、やり返す」
まずは相手を信じたほうがトクだ。
悪意を持って攻撃されることは少ない。
ただし、やられたときは、すぐにやり返せるようにしよう。
ずっと信じてしまうのは、それはそれで損する人生を送ることになる。