1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478111390

作品紹介・あらすじ

「左利き」は天才? それとも…変人? 最新脳科学ではじめてわかった! 10人に1人の「選ばれた才能」のすべて!

感想・レビュー・書評

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  • まず決して右利きが劣っていて、
    左利きが優れていると謳う本ではないです。

    わたしの悩みは全て左利きだったから!?
    と思うほど、左利きの特徴に合致していました。


    ①よく人と意見が対立することが多い
    →左利きは絶対数が少ないうえに、
    脳の違いから意見も少数派になることが多いため。

    ②周りの目が気になる
    →左利きが主に使う右脳は、周りの環境情報を、五感を使ってフルに取り入れている。そのため環境に影響されやすい側面があり、他人の意見を気にし過ぎる。HSPにもなりやすいそう。

    ③言語化することが苦手
    →左脳が言語処理を行っており、左利きは左手で右脳を動かしながら、左脳で言語処理をしている。右利きは右手で左脳を動かしながら左脳で言語処理を行っている。つまり、言葉に置き換えて言いたいことを発するまでに使用する脳のルートが左利きの方が少しだけ遠回りであるため、言葉を使って考えをまとめるのに時間がかかる。

    もしかしたら左脳を鍛えることで、
    抱えてる悩みが薄れるかもしれないので
    左脳を鍛える訓練もしようも思いました。

  • 自分も左利きだったら良かったなぁ~と思いました。母が左利きなので、よく3種類のことを(料理などで)同時にやっているので「左利きあるあるなのかぁ~うちの母だけかと思ってた」となりました。身近に左利きの人がいると楽しく読める本です。お子さんが左利きの親御さんにもお勧めします。

  • ★読んで私はこうする
    ・私は、今まで生きてきた中で常に「劣等感のようなもの」を感じていた。
    それが、本書によって「劣等感」が「チャンス」に変わった事だ。私は、左利き×HSPということもあり、日常のありとあらゆることがこれからは「チャンス」になると思うと、本当にワクワクする。
    左利きの人はぜひ本書をとっていただきたい。
    さらに私と同じく左利き×HSPな方はどうか安心していただきたい。本書を読めば、自分が今まで感じていた「劣等感のようなもの」がなくなり、「大きなチャンスを手にしたような感覚」に包まれることであろう。

    ◆はじめに
    →研ぎ澄まされた両手の感覚を持つ
    →瞬時にその状況の核心を把握する
    →科学的にすごい左利き
    ◆脳のプロフィール
    ◇左脳
    →具体的に実行する
    →自己感情を生み出す
    →言葉を生み出す
    →言葉で理解する
    →言葉を記憶する
    ◇右脳
    →やる気を生み出す
    →他人感情を読み取る
    →周囲に注意を向ける
    →人の様子を記憶する
    →言葉がなくても理解できる
    ◆序章◆すごい左利き
    ◇左利きが生まれる確率
    →両親ともに右利き… 9.5%
    →右利き×左利き… 19.5%
    →両親ともに左利き… 26.1%
    ◇左利きの脳はバランス抜群!
    ★右手がうまく使えないのに、右利き用の道具を使わなければならなかったり、「どうしたらうまくいくだろう」と考える場面が多いなど、快適に生きていくために「天才」になるような脳の使い方をせざるをえない。
    ひし形左利きは「違和感」を覚えやすい
    ◇左手を使うと右脳が発達する
    →「左手だと、どうすればいいんだろう」脳を強化する
    ◆1章「直感」がすごい
    ◇左利きの直感がすごい理由
    →脳がその瞬間感じた印象の方が、物事の核心に行きやすい
    ★直感で人生を好転させる★
    1.直感があることを信じる
    →「なんとなく、〇〇してみたい」「今日はこれがやりたい気分」この非言語の感覚こそが直感
    2.浮かんだことをメモする
    →直感を「言語化」するために、メモを持ち歩く
    ◇直感を生み出すトレーニングをしよう
    →散歩する
    →ルーティーンになっている行動を変えてみる
    ◇生み出された「直感」に優先順位をつける
    → To Do リストを作る
    →「憧れのあの人だったらどうする?」で壁を越えていく
    ◆2章「独創性」がすごい
    ◇「みんなと同じ」でないからこそ、工夫する癖がある→左利きが右利きの模倣をするのは、右利きが右利きの真似をするより厄介である
    ◇左利きは「天性のコピーライター」
    →カメラのシャッターを押すように、瞬間的に画像で情景をとらえるのが得意
    ★HSPと左利き
    ◇感情脳の仕組みから仮説を立てると、左利きは右利きよりもHSPになりやすいと考えている。
    ◇「独創性」をもっと伸ばすトレーニング
    →未経験のことにチャレンジする
    →本を反対から読む
    →神社仏閣にお参りする
    →物事の必要性を考えてみる
    ◆3章「ワンクッション思考」がすごい
    ◇ワンテンポ遅れるのは「ワンクッション思考」をしているから→左利きは左脳東濃、どちらも発達しているので、少し遠回りになってしまう
    ◇「右脳」をもっと鍛える脳トレ
    →部屋の片付けをする
    →その日の出来事を映像で振り返る
    ◆4章「最強の左利き」になる
    ◇「左脳」をもっと鍛える脳トレ
    →毎日「To Do リスト」を作る
    →日記をつける
    →移動時間にはラジオを聴く(幅広い左脳番地を成長させることができる)
    ◆終わりに◆
    ★左利きのピンチは人生への大きなチャンスである

  • 左利きの医師である著者が、左利きのポテンシャルについて語る本。
    「1万人の脳を見た名医が教える」という枕がついているのですが、この本に「具体的なデータ」「医学的根拠」などを求めておられるとしたら、読むのは止めておいた方が良いかもしれません。本書には一部、画像データなどはありますが、基本的に著者の主観(直感)を基にして記載されています。

    利き手によって脳の頻用部位が違うということから、左利きは右脳を使う機会が多いこと、転じて言語を司る左脳の発達が右利きと比べて遅くなりやすいこと、左利きとして生きることで右脳が鍛えられやすい環境から、ひらめきや直感に優れるということなどが説明されており、これらが主軸となっています。

    ひらめきノートや直感を育てる、という考えは今まで自分の中には無かったことなので、これから活用していけたらなと思いました。
    一方で両方の脳を同時に活用することから左利きが右利きより左脳の発達が遅れやすく、従って言語を司るうえで劣等感を感じやすい、というところは私の場合は違っていて、幼い頃から私は文字の運用や言い回し、語彙、文法に至るまでそれほど苦労せずに生きてきましたが、著者の言葉を振り返ってみて初めて、自分が左手で文字を打つばかりではなく、キーボードで「両手を使って」文字を綴ることが普段からとても多いことに気が付きました。これも右手を使っているから、と説明ができることかもしれません。

    データや資料ありきで説明されるのかと思っていたため、予想とは違った内容でしたが、十分楽しんで読み進めることができました。
    機会があれば、データありきで似た内容の本も探して読んでみたいと考えています。

    左利きは天才でも変人でもなく、単にマイノリティで左右の脳の発達バランスが良い人々。そう思ったら、もっと自分の利き手に自信を持って、個性や特徴を伸ばしていけるような気持ちになりました。

  • 娘が左利きなので、読んでみた。
    左利きの子の脳がどう動いて、どう作用しているのか初めて知った。
    写真を撮って残すように暗記すると娘が言っていた意味がやっと理解できた。
    本人にも読ませたが、脳の使い方が違うということを早めに知っていれば、親も本人もなぜ?がなかったように思う。左利きの人とその親は必読。

  • 本書で学んだことを一言で言うと
    Q.左利きは天才もいる中、自分は凡人、むしろ能力低め、どうしようもないのか?
    A.劣等感を持つ必要はない。むしろ左脳を鍛えれば、抜きん出られる

    1.読んだ理由
    ①自分自身が左利き
    ②自分は、左利きなのに芸術的センス・独創性ゼロ。一般的に左利きは右脳が活性化していて、そういうことは得意と言われているので、劣等感を感じていた
    ③自分は、記憶力が良い。しかし、人の顔を覚えるのは苦手。これまた右脳が活性化しているはずなのに…

    2.学んだこと(上記1の②③は解決しなかった)
    ①言語は左脳なので、左利きは右脳を使いながら、左脳も使って言語を処理している
    ②そのため、言葉がうまく出てこない、イメージ先行で口に出してしまい、うまく伝わらないことがある
    ※自分自身、社会人になった頃から「言っている意味が分からない」とよく言われるようになり、自己否定感を強めていたので納得
    ③直感・ひらめきは右脳から出てくる。右脳は言語以外の情報の膨大なデータ作成。左脳を鍛えて、右脳を活かせば、抜きん出られる

    3.これからの活かし方
    ①上記2の②で、左脳を鍛えようと思った。とにかく文字にする。これから話すこと・訊かれそうなこと、気づいたこと、ToDoを作る、日記をつける
    ②よく観察する。街中、人の動き、理由を推測しメモする

  • 左利きの人のため、子どもが左利きの親のために書かれた本です、
    今までネットを調べても、左利きの事ってあんまり書かれていなかったけれど、こうやって本にしてくれると左利きの人はきっと嬉しいはずです。

    なんだか人と遅れてる感じがする。
    特に幼少期そう感じてた私はこういう事だったからなぁと思いました。

    全体として最初から最後まで似たような内容な気がしましたが、面白かったです。

  • 左利きという10人に1人の少数派について書かれている。左利きだけでなくそのほかのマイノリティに置き換えて読んでも面白いかもしれない。

    性差。外見。持病。障害。などなど…マイノリティでなくても、不便を感じる条件下で努力するパワーを持つ人は、優位&多勢社会に埋没する人を凌駕すると思う。
    (ちなみに私は左利きで、不便なことは確かにあるが、不利とまでは言えないと思う)



    【左利きは、右手がうまく使えなくても「右利き優位の社会」で生き抜いています。
    さらにその上で、左利きのもつ独自のポテンシャルを最大限に発揮できれば、最強になれます。(p168)】

    この本では、
    ・左利きのもつ独自のポテンシャルについて。
    ・最大限発揮するための心がけ、鍛えるポイント。

    などが脳科学知見+左利き筆者の経験談(多め)より記載されている。

    それより何より、「左利きアルアル」が多くて面白かった。(結局ここ)
    自分は直感を信じてきたし、これからも信じていいんだなと思った。
    あと人に決められたルールを押し付けられるのが嫌いで出来ないことも、左利きのせいなのねと勝手に納得。

    私個人は左利きでトクすることも多かった。
    ただ左利きというだけで、子供の頃から「器用」「芸術的センスある」などの賢そうな雰囲気が3割り増しになり、その言葉のシャワーを浴びたおかげで、自己肯定感も3割り増しに…。

    また、左利きなら、右利き社会を生き抜くため自然と両利きになる人も多いと思うが、両利き最強!とさらに自信が湧いてきた。(^^)

  • 「左利き」は天才? それとも…変人? 何が得意で、何が苦手? そして結局、何者なのか? 1万人の脳をみた名医が、最新脳科学ではじめて明かす10人に1人の「選ばれた才能」のすべて!
    「ダイヤモンド online」より

    私は左をメインに両方の手足を使う.著者のいうように、世の中は右手を使うのに便利な社会だから右手も使うようになった.

    細かい作業をするときは左、字を書くときは右.左で普通に文字を書くこともできる.一度右と左で一度に文字を書いてみたらどうなるだろう?と思ってやってみたら、左は鏡文字(上下はそのままで左右を反転させた文字)になった.今のところ何の役にも立っていないけど、私の特技だということにしている.

    頭で考えていることと、口から出ることばにだいぶタイムラグがあり、頭で理解してこう話をしようと思っていることがあっても、口がついていかないから、話そうと思っている途中のことが口から出てしまって、「そうじゃない」と、学校の先生に怒られたことがある.話をするのは苦手だ.でも、それは私の頭が悪いからではなく、伝達に少し時間がかかっているだけなのだ.結局回路が遠回りすることになっていて、それはショートカットできないので、まぁ、ゆっくり話をすればいいかと思った.メールというツールができて、ホッとしている左利きなのだ.

    左利きであるがゆえに、劣等感を感じていたこともあったけど、今ではそうでもない.そして、この本を読んで、さらに、左利きはギフトなのかもと思えるようになった.

    この本には右脳・左脳をもっと使えるように脳のトレーニングも書いてある.どれもそんなに手間をかけずにできそうなので、やってみようと思う.

  • 息子、妹、祖父が左利きということもあって興味深く読ませていただきました。腑に落ちることばかりでした。10人に一人の選ばれた人材、大いに活躍していただきたいです。

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著者プロフィール

脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。脳科学音読法や脳番地トレーニングメソッドを開発・普及。独自開発したMRI脳画像診断法を用いて、小児から高齢者まで1万人以上の診断と治療を行う。

「2023年 『美文字脳を育てる「点つなぎ」ペン字練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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