最も賢い億万長者〈下〉 数学者シモンズはいかにしてマーケットを解読したか
- ダイヤモンド社 (2020年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478111758
作品紹介・あらすじ
バフェット、リンチ、ダリオを
凌ぐ脅威のリターン!
謎のヘッジファンド「ルネサンス・テクノロジーズ」の
ベールが明かされる
ウォール街で桁外れの利益を出し続ける謎のヘッジファンド「ルネサンス・テクノロジーズ」。創始者のジム・シモンズは、40歳で数学者からトレーダーに転身した。なぜ、素人集団のルネサンスが市場で勝ち続けてきたのか。人間の感情を一切排除したアルゴリズム投資の裏で繰り広げられる、科学者たちの喜怒哀楽のドラマ。
感想・レビュー・書評
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ニューヨーク近郊にあった巨大ヨット、アルキメデスのオーナーを調べたらジム・シモンズだったのがこの人の名前を知った最初。数学者でこれほど稼いだ人はいないだろうから、その投資手法が気になっていた。要は、人間が見つけられないアノマリーをコンピュータで見つけるという方法だったのか。こういう本が出たりして皆が真似するようになると、アノマリーが消えて成績が落ちるかと思いきや、今も60%を超えるリターンとはさすが。メダリオンに投資したい。。素晴らしいシステムを作ったシモンズだが、株価急落の際にはシステムが信じられず、経験の長い人に売買のアドバイスを求めたりするところは面白い。やはり納得して売買したいというのが人間心理。
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後編は人間同士の衝突にフォーカスした内容でしょうか。
ひとまず、もう少し自動売買に寄せたポートフォリオにしたいと感じた次第です。 -
数学が好きな人は尚面白く感じると思います
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上巻と比べますと14章以降の政治関連はいらなかったんじゃないかと思うのですが、13章まではアルゴリズムがさらに改良されてマーケットを解読している感が伝わってきて面白かったです。
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書評はブログに書きました。
http://dark-pla.net/?p=904 -
謎めいた運用会社ルネサンス・テクノロジー。長きにわたり驚異的な収益を出し続ける運用手法が垣間見えただけでも興味深かった。
冷徹な数字を基盤とする計量運用会社とそこに携わる人々の人間くさいドラマの対比も良かった。
前作の「史上最大のボロ儲け」も素材の面白さと綿密な取材が印象深いが、本書もそれは同じ。さすがはウォール・ストリート・ジャーナルの人気コラムを担当する方だ。
翻訳も読みやすくて良かった。 -
トランプ大統領、バノン、ブライトハートとルネサンスのボブマーサーのつながり