男の子は10歳になったら育て方を変えなさい! (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479307693

感想・レビュー・書評

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  • 本書から、大きく以下の2つの気づきがあった。

    1) 子育ての最終目標を明確に定めること、そこから、今すべきことが見えてくる。

    本書では、「子育ての最終目標は結婚できる男に育てること」としている。まあ、ようするに人間として自立する、ということであろう。その視点を持つことは大事である。その目標から、現状の子育ての方向が決まってくるのである。例えば、本書では、以下のようなことが語られている。
    - 共同生活者としてのルールを守らせること
    - 自分のことは自分でさせよ
    - 子どもに机に向かう時間を自分で決めさせる
    また、関連して、気になった引用も以下の通りである。
    ”音楽を聴きながら勉強する子どもに、頭のいい子はまずいません。”
    "男の子に求められる本当のガッツとは、最後まで物事をやり遂げる力です。"


    2) 子どもの中にある好奇心や、知性を高めたいという欲求、それらを信じることが大事である。

    親はルールの警察官になりがちであるが、本当は、子どもの中にある素晴らしいもの、それを輝かせてあげるのが、もっとも大事なことである。
    いくつか引用する。
    ”人間は誰しも、知性を高めたいという欲求を持っています。ですから、知性が高まるように子どもを導くと、喜んで勉強するようになります。"
    "好きなこと、面白いことであれば、子どもは集中できるのです。であれば、勉強することの楽しさを教えることが先決です。"
    "好奇心を育てるのは、難しいことではありません。一つは子どもをできるだけ自然の中に連れ出して、リアルな体験を数多くさせてやること。"


    本書から、自分も今後、以下のようにしたいと思う。
    ・子どもの好奇心に対して、アンテナを張るようにする。そして、それらの好奇心に対して、こちらで情報を提供してあげるようにする。また、親も一緒に面白がる。

  • 思春期の自分の気持ちを思い出しました。
    息子たちにも20年後に教えてあげたい。
    男の子の根本は普遍的なのかもしれません。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。教育環境設定コンサルタント。学生時代にバイトで始めた家庭教師が天職となる。奇跡の合格と学力不振解決を続々成功させ、「カリスマ家庭教師」とも呼ばれる。専門は国語記述解答と小論文指導であるが、音読法、作文法、暗算術など数多くの学習法や能力向上メソッドを開発。最近は、焚火教育とリベラルアーツの実践に力を入れている。講演は「マシンガントーク」と評される。『男の子を伸ばす母親はここが違う!』『超音読法』(扶桑社)、『中学入試国語選択ウラのウラ』(主婦の友社)など著書多数。

「2013年 『必殺 センター古文』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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