叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479308041

感想・レビュー・書評

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  • 褒めて伸ばす、やる気を出させる、そう、そうしたい。
    だがしかし…!

    基本叱っても怒らないことを心がけているものの、敵(子)もさる者、怒らないのをいいことに
    はぃぃ〜?

    子育てって年々難しくなってるのに、親の親としてのスキルは育まれていないような。

    少子高齢化、未来を託す子どもたちが心身共に健やかに、育つよう自分に出来ることを考える。

    子育て真っ最中の頃、こういう本には辿り着かなかったなぁ

    とりとめもない感想^^;

  • 応用行動分析学を基にした幼少期の子育てについて書かれた本。言葉が平易でとても読みやすかったです。

    • ぷんくにさん
      すごくわかりやすい例ばかりで納得いくことばかりだった。
      仕事に活かせることが多いし、大人が主導権を握ることをもっと意識しないといけない。
      他...
      すごくわかりやすい例ばかりで納得いくことばかりだった。
      仕事に活かせることが多いし、大人が主導権を握ることをもっと意識しないといけない。
      他の本も読みたい
      2022/12/11
  • 応用行動分析学を利用した、子育て本。

    ■やってほしい行動、やってほしくない行動
    子どもにやって欲しい行動をやるようにする。また、やって欲しくない行動をやらないようにするには、どうしたらいいのか?
    やってほしい行動が、「子どもにとっていいこと」が結果として得られるようにする。
    また、やってほしくない行動が、「子どもにとって嫌なこと、面倒なこと」を引き起こすようにする。

    ■ルールの警察官
    親は、ルールの警察官になってはダメである。逆に、ルールを守ったときにほめるほうがいい。

    ■指示の出しすぎ
    指示の出しすぎだと、外的動機で動く<横ばい人間>を作ってしまう。目指すところは、内的動機で動く<ポジティブ人間>である。

    ただ、そうは言っても、最初のきっかけは、外発的動機を使ってもいいのである。

    ■親の力の行使
    ・大人の体力のアドバンテージを利用して、外的な力で押さえつけるのもいい。
    ・子ども主導から親主導へ。例えば、外食の場所は、親が決める。

    ■子どもの権利
    子どもの「基本的権利」と「特権」は、イコールではない。
    「基本的権利」とは、食事したり、風呂に入ったりすること。
    「特権」は、ゲームしたりすること。
    この2つを混同しないほうがいい。

    「基本的権利」を損なわせることはよくない。

    ■アドラー心理学との共通点と相違点
    アドラー心理学との共通点
    ・結果を体験させる
    ・我が子を低めに見積もる。
    アドラー心理学との相違点
    ・外的な力を使う。
    ・褒めることを利用する。

    ■所感
    以下に他の人をコントロールするか、ということに関しては、とても効果を発揮しそうである。
    根底には、父性というものをしっかり持つ、ということを価値観においているような気がする。
    その父性があることで、子どもは制限を知り、その制限が逆に安全網になり、その中で子どもは自分自身を十分に発揮することができる、というような気がした。
    一見、アドラー心理学と対立するような点もあるが、使う側の力量によって、十分互換性をもたせ、補強しあうように適応することが可能だと思えた。

  • 奥田先生が出演されたテレビ番組を観て興味をもち、この本を手に取ってみました。
    番組では発達障害のお子さんの支援方法が取り上げられていましたが、本書では普遍的な子育て方法、しかも「飴と飴なし」という、至極シンプルなやり方が紹介されておりたいへん分かりやすかったです。
    何で〇〇するの!とか約束したでしょ!とか、あ〜、自分が子供にやってしまってるわ…という感じでお恥ずかしい…
    子供に対してより、親のトレーニングだなという感じ。あるあるなだけに身に染みました。飴と飴なし。子供をほめつくす。でも言うがままにはさせない。チャレンジします。

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著者プロフィール

兵庫県出身。わが国において家庭出張型セラピー『自閉症児のための家庭中心型指導(home-based intervention)』を開始した草分け的存在である。行動上のあらゆる問題を解決に導くアイデアと技術、有効性が国内外の関係者から絶賛され、テレビやラジオなどでしばしば取り上げられている。1999年、内山記念賞(日本行動療法学会)を受賞。2003年、日本教育実践学会研究奨励賞受賞。専門行動療法士、臨床心理士。桜花学園大学人文学部准教授などを経て、現在、同大学院客員教授。2008年、第4回日本行動分析学会学会賞(論文賞)を受賞し、わが国初の行動心理学系の2つの学会でのダブル受賞者となった。2018年、日本初の行動分析学を用いたインクルーシブ幼稚園を長野県で開園した。

「2021年 『いじめ防止の3R』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥田健次の作品

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