談志絶倒 昭和落語家伝

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479391623

作品紹介・あらすじ

八世桂文治に惚れ、人形町の寄席から高座を狙い、あげくは自宅に押しかけ、文治の素顔を、そして文楽、志ん生、三木助、小さん、馬生…と追いかけた二千枚の貴重なフィルム。この写真集では、当時の落語界の幹部、または理事といった野暮な呼称の"真打ち"を載せ、語った。

感想・レビュー・書評

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  • 田島謹之助氏の写真がいい。談志の語り口は余り好きではないので、懐かしい落語家さんの写真集として楽しんだ。
    登場する落語家・・・圓生、柳好、三木助、分楽、柳橋、小文治、今輔、辛く、円馬、円遊、枝太郎、小柳枝、桃太郎、三平、馬生、小せん、円蔵、さん馬、百生、右女助、柳枝、正蔵、円歌、文治、志ん生、小さん

  • 写真が物凄くいい
    ここまでの(写真を撮らせる)関係がおみごと
    文章がまたいい
    それにしても驚異的な記憶力に脱帽してしまう
    「人」をしっかり語るということは
    こういうことなのでしょう

    このお二人を
    出会わせて
    この一冊を世に生み出した
    編集者さん
    ほんとうに ありがとう

  • 驚異的な記憶力に支えられた思い出話。

    新たに発見された名人たちの写真を頼りに、談志が語り下ろした芸人たちの思い出。ネタの甲乙や人柄、はては楽屋での過ごし方まで、若き小ゑん(談志)が見聞きしたアレコレを書き残してくれたその労力に拍手。彼以外書くことの出来なかったであろう芸談、そして気持ちよく可・不可を断ずるするどい舌鋒。落語という芸をより深く楽しむための貴重な一冊。写真も一葉一様に素直な味わいがあり、素晴らしいもの。とくに金原亭馬生に対する愛着に胸を打たれた。

  • 八世桂文治に惚れた田島謹之助さんが、人形町の寄席から高座を狙い、あげくは自宅に押しかけて、文治の素顔を、そして文楽、志ん生、三木助、小さん、馬生…と追いかけた二千枚の貴重なフィルム。
    その写真を見て、眺めて、あれやこれやと当時を偲ぶ落語マニア立川談志。
    そこで過した青春、今は亡き憧れし師匠連、思いつくままに書きとめた。
    老人キラー談志が師匠連の懐に飛び込んで盗んだ話芸、仕草、了見、心持。
    貴重な当時の写真と、落語家マニア談志の歯に衣着せぬ文章で、昭和30年頃の落語ブームを築いた東京の噺家の素顔、気風が活き活きと伝わる一冊です。
    談志“窃盗“昭和落語家伝…。うまくないか。
    六代目円生、三代目三木助、八代目文楽、三平、二代目右女助、志ん生、小さん。
    売れっ子からそうでないものから、みんないぃ顔してるぅ。
    2007年9月初版。

  •  家元の、昭和の落語家論。家元の落語家論はいままでに何冊か出ているけれども、今回の本を一言で言えば「解答篇」ででも云ってしまえばいいだろうか。

     「家元の落語を分解してごらん」ということは本人が何度か云ったり書いたりしている。それはつまり「分解できるくらいに構築してある」ということであって、じゃあ家元の落語を構成している、レスペクトしている噺家が誰か? ということの答えがこの本に上げられているんじゃないかという読み方が出来る。非常に面白いのは、志ん朝師匠は載ってなくとも三平師匠は載ってる辺り。おそらくはこの辺りが、家元の落語を構成している、と自覚している作品の範疇なんだろうな。

     というキモチで読むと非常に面白い一冊。
     真偽のほどは定かではない。

  • 談志師匠、名人の写真を前に、口調が熱いなぁ。

  • 可落師匠については、辛口の評価だったなぁ。

  • 中の写真が良いと聞いて、読んでみたくなった。

    談志さんの文章はヒネてるなあ。素直じゃないといった方がいいのかな。
    しょっちゅう自分を引き合いに出すところは、
    驕ってるんじゃなくてきっと恥ずかしいから
    なんじゃないか、と思わせる感じ。

    全体的に聡い文章。

    写真はあたたかさがあっていい。

  • 思ったより談志談志していて、談志が好きじゃないとつらい。この噺家にそんな面白いエピソードが、なんてのはほとんどなかった。

  • 20/8/15 60

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著者プロフィール

立川談志

一九三六年東京生まれ。五二年、高校を中退して五代目柳家小さんに入門。芸名小よし、小ゑんを経て、六三年に真打昇進、七代目立川談志を襲名。七一年、参議院議員に当選、沖縄開発庁政務次官等を務める。八三年、落語協会を脱退し、落語立川流を創設、家元となる。著書に『現代落語論』『談志楽屋噺』『新釈落語咄』など多数。二〇一一年没。

「2021年 『作家と家元』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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