平成と天皇

  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479393214

作品紹介・あらすじ

平成はどのような時代として語り継がれるか。
天皇は何を守り、何を変えようとしたのか。
その手がかりは、この時代に築かれた新しい象徴像にある。

即位から最後の誕生日記者会見に至るまで、
天皇の歩んだ三十年間の足跡を辿り、
平成史の本質を明らかにする、
第一級の論客による決定的議論。


《目次抜粋》

はじめに 保阪正康

序章 平成の誕生――時代の源流をさぐる
・平成のはじまった日
・「人間としての天皇」の原点
・新たな時代の天皇へ
ほか

第一章 父と子――昭和の残像を乗り越え
・先帝への複雑な想い
・明治という時代をどうとらえるか
・親子が語った戦争のこと
ほか

第二章 戦争と平和――歴史を忘却させない
・平和主義への歩み
・師としての小泉信三
・八月十五日に残された言葉
ほか

第三章 災厄と旅――被災地に寄りそうということ
・日本の災害史観
・なぜ天皇は旅をするのか
・心をつないだ沖縄訪問
ほか

第四章 象徴と人間――「あり方」を創造
・平成に築かれた象徴天皇のあり方
・天皇と権力の歴史
・天皇として最後の誕生日に語ったこと
ほか

コラム インターネットの時代 半藤一利

終章 変わるもの、変わらないもの
・平成を表す三つのキーワード
・分断を進めるメディアの変化
・次の時代に引き継ぐべきこと
ほか

おわりに 井上亮

感想・レビュー・書評

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  • 平成天皇は「象徴天皇を具現化した」=歴史的快挙
    平成の30年、国家戦略を為したのは平成天皇だけ
    安倍政権の10年は徒に国民の資産を食い潰しただけ
    昭和天皇の戦争責任の自覚とか本書には貴重な新発見がある
    さすが歴史探訪の名手
    歴史を学ぶことは何よりも大事と思う

  • 平成天皇が天皇時代にやってこられたことが具体的に意思を持って行ってこられたことがよくわかりました!

  • 東2法経図・6F開架:KW/2019//K

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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