無神経な人に傷つけられない88の方法―「心の感度」の高い人ほど人間関係に悩む
- 大和書房 (2002年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479770527
感想・レビュー・書評
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私は、人の言葉や態度でいとも簡単に傷つくタイプです。
「無神経な人に傷つけられない88の方法」というタイトルに
正直、読まなきゃ!と思いました。
読んでみると、88の「方法」と言っているけど、これは「方法」ではないよなぁ…。
そして、副題の-「心の感度」の高い人ほど人間関係に悩む-には納得しました。
キーワードは、「心の感度の高い人」、「親子関係」だと思います。
同じような内容が繰り返し、繰り返し出てきます。
読みながら、私自身どうやら「心の感度の高い人」の方に分類されそうです。
思い当たる節があるわ、あるわ…。
最初に言ったように、私はホントにちょっとしたことで傷つきます。
周りからもそう言われてきました。
そして、そのたびに「精神的に弱すぎ」「もっと強くなれ」と言われまくってきました。
自分の気持ちを分かってくれる人なんてホント皆無!みたいなこともいっぱいありました。
逆に、何か問題があって解決できなかったとしても、
共感してもらえるだけで、幾分楽になる。
それらの理由が分かりました。
理由が分かっただけでも読んだ甲斐があったと思います。
親子関係も重要で、特に幼少期の親子関係がどうだったかで
その後の人生も変わってしまうということです。
でも、3歳じゃないからと絶望しなくてもいいようです。
それは、本書の最後の方にどうしたらいいか書いてありました。
文章で読むと簡単なような気がしますが、実際自分を変えていくのは難しいよな。
でも、まずは気づくことも大切だと思います。
そして、もし自分に幼い子供がいる人はうんと子供を愛して欲しいです。
愛するというのは、ものを買い与えるとか贅沢をさせるとかそういうことではないです。
共感し、認めてあげてください。
ぎゅーっと抱きしめてあげてください。
「幸せ恐怖症」とか「無自覚」、「妄想や幻想の中で生きてしまう」、「自分にうそをつく」とか
自分としてはドッキリする内容もありつつ、色々考える本でした。
結局、無神経か否かが大きな問題ではなくて、
人はそれぞれ感度が違うということだと思いました。
当たり前のことだけど、簡単に忘れてしまうことですよね。
でも、それを知ることは本当に大事なことだと思います。
「私もうれしい、あなたもうれしい」で生きられますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「傷つけられない」というよりは「楽しく生きる方法」で、88の「方法」というよりは88の「分析」?だったけれど、わかりやすくまとめられていて面白かった。
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人間関係に悩んだときには良い助言となる本です。